【アラフォー女子の悩み】目の下のたるみの原因と解消方法
たるみは気になるけど、年齢によるものだし・・・と、あきらめている人は多いのではないでしょうか?
実はそれって、大きな誤解なんです!
環境や生活習慣に気を配って肌の状態、つまり肌年齢を若く保つことで防ぐことの出来るたるみも有ります。
毎日の生活やスキンケアに気をつければ、肌のハリも取り戻すことが出来るのです。
鏡にむかって目尻や頬を持ち上げては、「はぁ・・・」とため息ばかりついている場合ではありません!
たるみを解消するために、明日のあなたのキレイのために、しっかりとたるみの原因や対処方法を知るところから始めましょう。
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顔のたるみの進み方
たるみと一口に言っても、どこがどの様に変化して、たるみという状態になっていくのか漠然としていますね。まずは順を追って見ていきましょう。
頬などのハリが無くなり毛穴が広がる
⇒毛穴が縦長にみえてくる
目の下にクマができる
⇒下まぶたの脂肪との境界線が目立つ
ほうれい線が目立ってくる
⇒ほうれい線に影ができて余計目立つ
口の両わきが下がり始める
⇒「おこってるの?」などと聞かれてしまう
フェイスラインがぼやけ、顔が▽から□となって大きく見える
⇒太っていなくても二重あごになる
うぅ~んと小さくうなずいてしまう感じ、ありますか?
目の下のたるみの原因
たるみは、真皮の線維だけでなく肌を支えている筋肉まで衰えてしまい、重みを支えきれなくなり、肌の組織全体が下がってしまった状態のことをいいます。
では、なぜその様な状態になってしまうのでしょうか。
●大事なのはコラーゲンとエラスチン
どちらも真皮を構成する線維でたんぱく質の一種です。
肌の弾力を支え、高い保湿力をもっていますが、表皮とは違い真皮はターンオーバーせず、40代以降になると体内ではほとんど造られず、量が減っていきます。
加齢により、
- 女性ホルモンが低下し、皮膚が薄くなったり筋肉も弾力がなくなる。
- 代謝が落ちてむくみ易くなる。
- 目の周りの筋肉が弱まり脂肪を支えきれなくなる。等々…
つまり、加齢こそがたるみの原因ではありますが、その大事なコラーゲンとエラスチンを減らしてしまう原因や、老化を促進させてしまう原因もたくさん有ります。
加齢は誰にでも平等に訪れますが、その他の原因は心がけ次第で大きく改善できるのです。
肌のたるみ・・・避けて通れるものなら、もちろん避けたい!ですよね。
では、その原因についてお話していきます。
●原因は大きく分けて、2つ《生活習慣・紫外線》です。
①生活習慣
ただ単に、皮下脂肪が増えてしまう事でたるみにつながる、というだけでは無いのです。
炭水化物が分解された糖はエネルギーとして消耗されますが、必要以上に摂取した分は、たんぱく質と結びつき、変性してコラーゲンなどの代謝を妨げてしまいます。
これを『糖化』といい、最近ではこれがただ単に老化だけでなく、動脈硬化や白内障・認知症などにも大きく影響があるとわかってきました。
皮膚に栄養がいきわたり再生されるターンオーバーは夜に、また就寝後3時間から始まるとも言われています。睡眠中こそが細胞分裂を促す成長ホルモンの分泌が盛んなので、きちんとした睡眠がとれないと、肌の再生の機会を逃してしまいます。
たばこの成分ニコチンが、血管を収縮させて血行を悪くします。
また、老化防止に必須のビタミンCを大量に消費してしまうだけでなく、体をサビつかせる活性酸素を発生させ、コラーゲンとエラスチンを破壊します。
アルコールの利尿作用による脱水で、体が水分を欲して溜め込みます。そのむくみによるものです。
また、アルコールを摂取すると強いストレスを受けた時と同じように、“コルチゾール”という副腎皮質ホルモンが分泌されて、コラーゲンやエラスチンの代謝が低下します。
健康的にダイエットするならば、月にマイナス1キロ目安が理想です。食事を極端に減らしたダイエットは、脂肪と共に筋肉まで減らしてしまい代謝を下げ、皮膚の収縮が間に合わず皮がヨレヨレになります。
現代人の生活に無くてはならないスマホやパソコンですが、これらを使うことで目は酷使されています。
眼精疲労から血流が悪くなり、目の下のクマが目立ってきます。そして、しわ・たるみにつながってくるのです。
また、その使用中の姿勢の崩れからも影響してきます。
参考記事 目の下のクマはスマホやPCが原因
②紫外線
すぐに日焼け状態になる強い日差しの紫外線B波に比べて、紫外線A波は肌の奥まで届きます。
表皮を越えて真皮まで達すると、体を酸化させ免疫力を低下させる活性酸素を発生させ、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが劣化します。
このように、生活習慣による原因がとても多いのです。
ということは、気をつけていれば予防できる可能性がとても高いという事ですね。
次に、その予防についてお話しましょう。
目の下のたるみ予防とその方法
多くのたるみの原因の中でも、特に対策を知っておきたいものをピックアップしてみました。
糖質制限と食事方法
糖質を制限する=甘いものを控える、という事ではありません。
最近ではジュースやお酒、色んな所で“糖質ゼロ”と見かけるように、甘いものだけが糖質ではないということです。
その為に、知らず知らずのうちに糖質を摂りすぎてしまっているのです。
予防として大切なのは3つです。
① どんな物に糖質が多く含まれているのか?
これを知ることがカギになります。
日本の和食文化に加えてどんどん食の欧米化が進み、白米に加えてパン・パスタ・ポテト・スナック菓子の摂取が増えていますが、これはみーんな糖質です。
そして問題なのが、“糖質の重ね食べ”の習慣です。
ラーメンとチャーハン・又はギョーザは当たり前の様なセットですし、パスタにフランスパンなどソースをつけて食べると美味しいですよね。私も大好きですが、これはやはり糖質の摂り過ぎです。
どんなものが糖質が少ないのか、無理して減らすよりも、どんな物に置き換えたらいいか、まずは成分を知ることが予防の第一歩と言えるでしょう。
参考記事 こんなにあるんだ!低糖質の食品【糖質制限の基礎知識】
参考記事 糖質=甘いもの は大間違い!【糖質制限の基礎知識】
②『糖化』しやすい状況をつくらない。
血糖値が高い時に[糖化]は起こりやすくなりますから、血糖値の上がりやすい食べ物を控えることです。
“白いモノより黒いモノの方が体に良い”などと言われるように、白米より玄米、うどんより蕎麦、というわけです。
また、精製小麦を使ったパンやパスタも“白いモノ”の仲間で、こういった物を控える“グルテンフリー”という食事スタイルがアメリカで流行したことから、日本でも注目されるようになりました。
③食事のタイミング
糖質が多い食材や“白いモノ”を控える事の他にも、血糖値を急激に上げないようにするのも大事ですので習慣にできるといいですね。
最近では、食べる順番はサラダから!とよく聞くようになりましたが、糖の吸収をゆるやかにする為に、食べる順序に気をつけます。
野菜などの食物繊維 ⇒ 肉・魚などのたんぱく質 ⇒ 白米・パンなどの炭水化物
毎食これを行うのは大変だと思うかもしれませんが、朝にサラダを食べているとお昼に野菜をとれなくても、糖の吸収をゆるやかにする成果は持続するようです。
ですから、なんとか朝に野菜!これだけは抑えておきたいポイント!
そして、量を減らすのではなくて他のものに置き換える、食べる内容は同じでも順序に気をつける、これなら出来そうですよね。
紫外線対策
紫外線A波は、雲や窓ガラスも通り抜けて、B波の20倍も降り注いでいます。
曇りだからと油断していると、じわじわと蓄積されてしまうのです。
真夏に限らず1年中、日焼け止めを塗ることをオススメします。
また、眼から入った紫外線でシミが造られるとも言いますし、サングラスや帽子も合わせて使用するのもいいでしょう。
オススメ 紫外線による肌老化に有効な「飲む日焼け止め」の人気を検証
乾燥対策
加齢や紫外線が原因となって起こりやすい肌の乾燥ですが、しっかりと保湿ケアをすることでもバリア機能を高められ、それによって紫外線などから守ることも出来ます。
特に顔の中でも皮膚の薄い目もと口もとを重点的に保湿することが大切です。
シートにローションをたっぷりと含ませ、3~5分パックします。
表情筋の衰え対策
眉間にしわを寄せたり、口をすぼめたりへの字にするなど、同じ部分ばかりを動かす何気ない表情の習慣に気をつけましょう。
また、表情が乏しくても表情筋は衰え、血液やリンパの流れが滞り、余分な脂肪や水分が排出されないと、その重みを支えきれず目の下などのたるみにつながります。
マッサージやツボ押し、エクササイズなどでコリをゆるめて、血液やリンパの流れを良くし、老廃物を溜め込まないようにしましょう。
目の下のたるみ対策に効果的な食べ物
たるみを予防するためには、体の中からのケアも大切です。
代表的な栄養素は3つ
☆たんぱく質
肌の細胞や筋肉をつくる主成分で、肌を若々しい状態に保つには欠かせない栄養素です。
→大豆、豚肉、牛乳、卵白、鰹節
☆鉄分
全身に酸素や栄養素を運び、新しい細胞を作るはたらきと、代謝にも関わります。
コーヒーや緑茶、紅茶のタンニンが吸収を妨げますので、なるべく前後1時間は摂取するのを避けましょう。
→青のり、あさり、干しえび、ひじき、きくらげ
☆ビタミン
・ビタミンA
細胞を活性化、新陳代謝を促して肌を若い状態に保ち、免疫機能も高めます。
→にんじん、かぼちゃ、レバー、ほうれん草
・ビタミンC
肌の老化を防止する作用があり、体内でのコラーゲン生成には不可欠です。
→いちご、レモン、トマト、ブロッコリー
・ビタミンE
細胞を活性化、血行促進し、栄養を吸収しやすくします。
体内の酸化を防ぎ、老化を遅らせます。
→オリーブ油、アボカド、落花生などのナッツ類、ごま
また、たるみの原因となる肌の乾燥には、
→小松菜、パプリカ、納豆、干しえび、いわし、小魚
なども良いとされています。
コラーゲンをつくる食べ物
真皮のコラーゲンをつくる成分は、体の中からの方が効率よく吸収されるため、生成に必要な要素は積極的に摂りたいものです。
しかし、コラーゲンをつくるたんぱく質は
→豚足、軟骨、手羽先、牛スジ、フカヒレ、うなぎ、くらげ
と、なかなか食事で毎日摂ることが難しいので、サプリメントなどを利用するのも賢い方法と言えます。
また、その際はコラーゲン生成を高めるビタミンCなどが一緒に配合されたものがオススメです。
オススメ もっちり美肌になるための大人気クリームはローヤルゼリー入りだった!
骨を強化する食べ物
肌の老化だけでなく、骨も老化によって変形します。
アイホールの面積が広くなって頬骨が細くなり、あごの骨が薄く丸くなってきます。
土台が変化すれば、それに伴い脂肪・筋肉・皮膚にも影響が出ますので、骨の強化も合わせて気をつけていきたいですね。
そこで、骨にはやはりカルシウム!
→牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜、海藻、大豆
そのカルシウムの吸収を良くするためには、ビタミンDが必要です。
→鮭、キノコ類
と、まぁとにかく、血行や新陳代謝を促進する栄養素などを含めて、毎日の食事でバランスよく摂取するのが大事ということですね。
できてしまったたるみの対処方法
すでに目立ってきてしまったたるみでも諦めず、どのように対処するかが肝心です。
顔のたるみは、見た目の年齢を大きく左右するので、顔の筋肉に刺激を与えるマッサージを毎日のスキンケアに取り入れるのも、たるみの解消には効果的です。
ただし、強すぎる刺激はかえって、しわ・たるみに繋がりますから禁物です。
こすらないように乳液やクリームを付ける時などに行うことをオススメします。
ツボ押しとマッサージを組み合わせて、血行・代謝を高めましょう!
ツボ押しとフェイスマッサージ
ツボは、左右対称に有りますから、①②とも左右両方行って下さい。
① 目もと
目頭の上のツボを軽く押してから、まぶたの上をスーっと移動して、こめかみのツボを押す。
目頭の下のツボからも同じように。
②口もと
あごから耳の下までとクルクルとマッサージして、ツボを押す。
同じく小鼻の横から耳の手前までマッサージ、ツボを刺激。
たるみやすい筋肉
顔の筋肉は細かく、縦・横・斜めと色んな方向に伸縮するおかげで豊かな表情ができますが、普段使わない部分の筋肉は衰えやすく、また脂肪がつくことによって更にたるみやすくなります。
反対に、筋肉は使いすぎてもコリかたまって老廃物がたまり、むくみへとも繋がります。
リンパの流れや血行を促進するように適度に動かし、冷やさないように気をつけましょう。
①前頭筋(ぜんとうきん)
額部分に縦にはしり、左右の眉をつり上げている筋肉。
衰えると額にたるみができてしまいます。
②顔輪筋(がんりんきん)
眼を動かしたり、まぶたの開け閉めで常に使われているため衰えやすい筋肉。
衰えると、目の下がたるみます。
③大頬骨筋(だいきょうこつきん)
頬から口もとへとつながる筋肉。
衰えると、顔が全体的にたるむと共に、口角も下がってしまいます。
④口輪筋(こうりんきん)
口の端の上げ下げなど、口もとの表情をつくる筋肉。
衰えると、小鼻から口もとにかけてのたるみにつながります。
⑤胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
耳の下から首、そして胸へとつながる筋肉。
衰えると、フェイスラインがくずれ、首もとにたるみが出来てしまいます。
額がコリ、たるむ→まぶたが下がる→目の下がたるむ・・・
筋肉はつながっているので、額のコリに気をつけなければいけませんし、さかのぼると頭皮までも柔らかくしなくては!となりますね。
しかも、頭頂部には太い血管がなく血行不良になりやすいので、血行促進のために入浴中の頭皮マッサージというのもいいでしょう。
そして、こうした筋肉をふまえて、顔の体操をオススメします。
関連記事 自分で出来る【頭皮マッサージのやり方】嬉しい4大効果とは?
かんたんエクササイズ!あいうえお体操
姿勢を正して、あごを突き出すように少し上向きで、⑤の胸鎖乳突筋が伸びる事を意識しながら、口を大きく「あいうえお」です。
1音ずつ息を吐ききる位ゆっくりと行います。
『顔ヨガ』で人気の間々田佳子さんを参考にしてみましょう。
矢印の方向をしっかり意識しながら、1音ずつ区切らず、『あ』→『い』→と続けて行います。
私はこれで首から肩にかけてのコリがやわらいで、顔が軽くなる感じがしますよ。
さて、顔全体の体操につづき、
目の下のたるみに効くエクササイズ!瞳ぐるぐるグーパー体操
②の顔輪筋に偏った動きばかりさせないように、筋肉を緩めながら鍛えます。
①の前頭筋を使わず、頭や首を動かさないよう気をつけます。
- 目をぎゅっとつむって5秒、ぱっと開いて5秒
- 目を見開きゆっくりと、瞳を上下左右・右まわり左まわり・8の字
ひとつの動作毎にゆっくり5秒かけます。
どうでしょう、視界がひらける感じしませんか?
間々田佳子さんの『顔ヨガ・目ワイパー』の動画も参考にしてみましょう。
目の下のたるみに効果的な化粧品
毎日使うからこそ成分に着目して、基礎化粧品からも必要な成分を取り入れます。
目の下のたるみに効果的な3つの美容成分
- 保湿力
- ハリを出す
- しわ・たるみを予防する
保湿力の高い成分
皮膚が薄く乾燥しやすい、顔の印象に大きく左右する目元だからこそ、しっかりと保湿します。
これらの成分は、浅いしわに特に有効です。
・コラーゲン
・セラミド
・ヒアルロン酸
ハリを出す成分
肌の弾力・ハリに必要なコラーゲンをサポートします。
・レチノール
・ビタミンC誘導体
・ナイアシン
しわ・たるみを予防する成分
40代以降、ほとんど体内で造られないコラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア成分が必須です。
・アスタキサンチン
・ビタミンC
・フラーレン
・ポリフェノール
目の下のたるみに効果的なメイク
エクササイズや生活習慣の見直しの効果が出るまでには、少し時間がかかりますから、たるみをフォローするメイク術も身につけておきましょう。
薄付きでもコンシーラーでしっかりとしみ・たるみをカバー、ハイライトで顔を立体的に見せる簡単テクニック!
まぶたのたるみは、頭痛や肩こりの元!
50~60歳代になると、まぶたが垂れ下がるのを自覚する人が多くなります。
原因としての多くは、
- 加齢
- メイク、クレンジング、花粉症などのアレルギーでのまぶたの摩擦
- コンタクト(特にハード)のつけ外しでまぶたを引っ張る。
目が開けにくくなる程まぶたが下がった状態を「眼瞼下垂」(がんけんかすい)といいます。
原因を見てもわかるように、これによってまぶたの老化の低年齢化、そして増化もしています。
眼瞼下垂は、顔を老けてみせるだけでなく、自律神経の乱れから、
肩こり・頭痛・疲労・不眠・便秘
などの更年期障害のような症状を招くこともあります。
もちろん、まぶたが下がれば→目の下→頬→口元→あご・・・と、どんどん悪影響を及ぼします。
日常生活に支障があるようならば、二重の整形手術のようにして治すことが出来ます。
私の周りでも友人・知人、もう何人も手術をしていて、
視界が「開けた」、「頭が軽くなった」と喜びの声を聞いています。
徐々に忍び寄る魔の手は、ひどくなってから気がつくものですが、きっかけは日々の些細な習慣からですから、気をつけたいものですね。
まとめ
これなら出来るかも・・・と思うものが多かったのではないでしょうか?
ただ継続するというのは慣れるまで大変なものですよね。
でも十年後、いえ一年後でも後悔しないために、あの時に始めておいて良かったなーと思えるように、少しずつでも毎日の暮らしを見直していけるといいですね。
まずは瞳ぐるぐるグーパー体操から始めてみませんか?