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【ほうれい線を消す方法】原因は食いしばりだった?!

お顔の印象を大きく左右する『ほうれい線』
ハの字に深く刻まれた縦のしわは、ぐっと老けて見える原因になりますね。

お肌の弾力は、もちろん年々ピチピチではなくなりますが、ほうれい線がくっきりハッキリ出てしまうのは、年齢だけが原因ではないのです。

“年齢と共に仕方ない“と諦めている方の中にも、もしかしたら・・・

・ 朝おきたらあごが疲れている
・ ゆっくり寝たはずなのに、首や肩のコリが治らない

なんて事はありませんか?

こういう違和感とか、どのくらい痛いのかという感覚的なものって、人と比べようがありませんから、コリやすい体質なのかな?と思ったり、それ以前に気にも留めていなかったりがほとんどだと思います。

現代人の抱えるストレスの象徴である『食いしばり』によって、お顔のコリから深~いほうれい線とつながるとは、驚く方も多いことでしょう。時には「食いしばり線」とも言われるくらいなのです。

ですから、ひとくくりに“ほうれい線は老化のせい”というのはもう止めましょう!きちんとケアすれば、出来てしまったほうれい線も、まだまだ薄く出来るのです。

ほうれい線を消す為に、そして予防の為にも食いしばりによるコリの解消法をおさえておきましょう。

 

ほうれい線の原因となる食いしばりとは?

そもそも自分が食いしばりの癖が有るのかどうかは、自分ではなかなか分からないものです。

・鼻やのどが弱く、アレルギー症状がある
・猫背など姿勢が悪い
・いびきをかく
・歯並びが悪い
・舌の側面に歯形がついている
・頬の内側に凸凹する所がある
・歯がしみる
・偏頭痛が起きやすい
・めまいや耳鳴りに悩まされたことがある
・口を大きく開けづらい

この中に当てはまるものは有りませんか?
1つでも有る方は、食いしばりを疑ってみましょう

口を閉じている時、舌は上あごについているのが本来の状態なのですが、舌の側面に歯形がついている人や、頬の内側が凸凹する人は、食いしばりが習慣化している可能性が高いです

実はこれら、私は常についていたのですが、まさか食いしばりのせいだとは思ってもみませんでした。

“普通より舌の幅が広いのかな?それとも、あごの幅が狭いのかな?”
くらいに思っていました。

本来、歯の上下が接しているのは、食事の間の15~20分程度で、それ以外は1mm程度開けているのが正常です。

しかし、食いしばりをする人は、1~2時間ほど無意識にとても大きな力で行うために、歯や歯茎・あごにまで痛みが出ることがあります。その力は、自身の体重と同じくらいか、それ以上と言われています。

そして、そのあごを動かしているのは筋肉ですが・・・
頬骨の一番高い所の下を 親指の腹で押しながら耳の方に向かって移動してみて下さい。
少し痛みが有る、ゴリゴリっとしている方は要注意です!

食いしばりの際には、これだけの筋肉を使い続けてしまいます。
硬くなった筋肉がまわりの筋肉を引っぱり、頬のたるみやほうれい線、エラ張りなどの原因になります

最近、お顔が四角くなってきたな・・・太ったのかな?たるみのせい?と思っている方も、もしかして?

体の筋肉に対しては、スポーツの前後にストレッチをするのが当たり前と言えるでしょうが、お顔の筋肉はどうでしょう?

さあ、食べる前にストレッチだ!とはならないですよね。意外と酷使されているものなのです。
それによって血流やリンパの流れも滞るなど、全身の健康面にも悪影響を及ぼします。

●なぜ食いしばるのか?

寝ている間の食いしばりは、もともと肩こりがあると体が緊張状態にあるので、力が抜けずにあごも力んでしまうのか、噛み合わせの悪さなどの理由で力んで、結果として肩がこってしまうのか、食いしばりのせいで噛み合わせが悪くなるのか・・・

“にわとりが先か、卵が先か”のように、どちらが元となっているのか等、まだ解明されていない部分もあります。

上下の歯が均等にあたっていない、左右に滑らかに動かない、など凸凹があるときちんと噛み合わず、脳が強く噛む指令を出し続けてしまうのです。

このように、物理的な要因に関しては、歯医者さんでの治療で解消できますので、思い当たる方はまず受診をおすすめします

しかし、ストレスなどの精神的要因が大きいとされていますから、交感神経が優位になっている状態から副交感神経を優位にうまく切り替える必要が有ります。

そのためにも、寝る前に悩みごとをグルグルと考えたりせずに、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、リラックスできる環境づくりにつとめましょう。

●食いしばりの影響

・ 歯がすり減る
・ 歯がグラグラする
・ 歯が移動する
・ 歯が欠ける・割れる→知覚過敏・虫歯になる
・ 歯周病による歯茎の腫れ・口臭
・ 顎関節症から乾燥症へ

歯・歯茎・あごだけでなく、そこから繋がっている筋肉への影響により、

・ 頭痛
・ 首・肩のコリ
・ ほうれい線が目立つ
・ フェイスラインがたるむ
・ こめかみのコリにより、目も疲れやすくなる

さらには、肩こりから肩甲骨や大胸筋までもこり、呼吸が浅くなりがちな為に自律神経が乱れやすくなります。

自律神経は内臓や血管の働きに関係が深いですから、便秘・冷え性・むくみ・生理痛・胃の不調など、思いもよらない所にまで影響が広がっていくのです。

ですから、そうなる前に!

●食いしばり癖を治すには?

  •  姿勢に気をつけて、頭が前に出ないようにする
  •  頬づえをつかない
  •  寝る前はリラックスする
  •  食いしばりに気づいたら、口を開けて力を抜く
  •  重いものを持ち上げる時や、スポーツで力を入れる時以外は力を抜く

パソコンやスマホの画面に集中している時に食いしばり、瞬きをせずドライアイになる。しかも、頬づえをついて頭は前に出ている。さらには、ブルーライトによって脳が興奮して眠りは浅く、体の力は抜けない。

食いしばりは、現代病の象徴とも言えるかもしれませんね。
しかし、すでに食いしばりによってコリ固まった筋肉は、美容の為だけでなく健康の為にも、まずはほぐし、外側に引っぱられた筋肉を本来の位置に戻さなくてはなりません。

これからご紹介するストレッチやマッサージは、

  • 朝行えば、むくみ解消効果が高い。
  • 入浴時に行うと血流がよくなり、よりほぐれ易い。
  • 眠る前は、リラックスすることで、就寝中の食いしばりの軽減になる。

というわけで、いつ行っても、1日に何度でも、こだわらず毎日続けるということが大事です。

 

ほうれい線を消す首のストレッチ

食いしばりのクセがあると、首や側頭部にも負担がかかり、リンパを詰まらせる原因になります。
首と頭のコリをほぐして、リンパの流れをうながします。
むくみが取れて首が細くなるだけでなく、首や額のしわの改善という嬉しい効果もあります。

まず、首の骨の一番上にあり、頭と首をつなぎ、特にこりやすい第1・第2頸椎の周辺をゆるめていきます。

 

①背筋を伸ばし、おしりを引き締めます。
両手で首を軽く包むように持ち、小指の側面にあごをのせます。

両手で支えながらあごだけをゆっくり持ち上げ、首や肩を動かさないようにゆっくり下げて戻します。
上下の動きを10セット

*あごを上げすぎて、手があごから離れてしまうと、首を痛める危険があるので注意しましょう。

 

②首と肩は動かさず、あごだけをゆっくり左右に動かします。
頭と首のつなぎ目の辺りが動くのを意識しながら行いましょう。
左右あわせて10回

 

③頭と頚椎のつなぎ目の動きを意識しながら、頭だけを左右交互に45度くらいずつ傾けます。
左右あわせて10回

*頭を大きく傾けたり、肩が上がったりしないように注意しましょう。
骨のつなぎ目の動きを意識します。

 

④あごだけで円を描くようにゆっくり回して、首の筋肉を動かします。
右回り、左回りを交互に計10回

*前のめりになるほど大きくあごを回すのはやり過ぎです。
小さな動きであごだけを回しましょう。

 

 ほうれい線を消す マッサージ

●側頭マッサージ

側頭筋の部分をぐいっと持上げると、フェイスラインも一緒に持ち上がりますよね。下あごにつながる、この部分がこり固まっていると、全部まとめて下に引っぱられますから、しっかりほぐしておきましょう。額のしわやお顔全体のたるみを改善します。

両手の親指を耳の上にあてて、ぐっと押しながら小さく円を描くように、頭皮ごと動かすように5回ほぐします。少しずつずらしながら、そのラインの延長で3ヵ所、その上のラインも同じ様にラインを3本に分けて行います。

●マッサージの前に

オイルかクリームを塗ってから始めます。肌をこすらずにまんべんなく塗ることが大切です。マッサージ中にすべりが悪くなったら、そのつど追加しましょう。
頬は中心から外に、首は上から下に

●首&鎖骨ほぐし

筋肉をほぐした後の老廃物の排出をするために、必ず最初にこの部分をほぐして、老廃物の通り道を作っておきましょう。デコルテがすっきりとします。

① あご下から耳下へ10回
左手の親指の背をあごの下に当てて、フェイスラインの骨の内側をなぞるように、右耳の下まで指を持っていきます。老廃物を集めるイメージで、ぐいーっと引き上げます。

 

②首すじを10回ほぐす
耳の下まできたら、親指を寝かせて親指の背で、首の筋肉に沿って鎖骨の方へと圧をかけながらスーッと流していきます。

 

③鎖骨のリンパを10回流す
鎖骨まで親指が下りたら中指に替え、第1・第2関節を使って、内側に向かってリンパをスーッと流します。

*①~③まで行ったら、左側も同様に行います。

 

●咬筋ほぐし

特にこり易い筋肉で、深いところにあるので、指の腹でぐっと圧をかけながらほぐしていくのがコツです。ほうれい線を消すのにダイレクトに効きますから、時間のない時は、この項目だけでもOKです。

 

①頬骨の下を5回ほぐす
口の力を抜き、右の頬骨の下に両手の中指と薬指の腹を当てて、円を描くようにぐりぐりとほぐします。上に向かう時は圧をかけ、下げる時は力を抜きます。

 

②鎖骨リンパを流す
指で老廃物を集めるように耳下まで持っていき、首の筋肉に沿って鎖骨へとリンパを流します。

*この①②で終える場合は、左側も同様に行います。時間がある時は、次の『老廃物流し』まで続けることをオススメします。

 

●老廃物流し

筋肉のコリをほぐした後に老廃物をしっかり流すとむくみが取れ、さらにスッキリと引き締まります。

 

①口角から3回
右の口角に両手の指の腹を当て、耳の下に向かって老廃物を集めます。耳の下から首すじに沿って、さらに鎖骨へ。

 

②小鼻の横から3回
耳の穴の手前(口を開けた時に凹む部分)へと老廃物を集めます。耳の下から再び鎖骨へ。

 

③目の下から3回
こめかみに向かって老廃物を集めます。耳の穴の手前と耳の下を通り、鎖骨へ流します。

 

④リンパを流す
親指以外の4本の指の腹で、耳の下から首筋に沿って鎖骨へと3回リンパを流します。

 

⑤フェイスラインを整える
あごをつまみ、親指をあごの骨の下側に食い込ませながら右耳の下まで5回スライドさせます。

*この後もう1回、④のリンパ流しを行ったら右側終了、左側へ。

 

●たるみ引き上げマッサージ

食いしばりでこわばり、外側に引っぱられていた筋肉を本来の位置に戻します。エラ張りも改善され、口元もリフトアップし、若々しい印象になります。

①リンパを流す
耳の穴の手前の凹みに、中指の第1~第2関節の腹を当て、圧をかけながら小鼻に向かってぐいーっとスライドさせます。

 

②押し上げて流す
筋肉の深部にまで届くよう、しっかりと圧をかけて筋肉を押し上げることが大切です。テーブルに肘をつくなど、固定した方がやり易いでしょう。

手のひらの付け根で口角下制筋にぐっと圧をかけ、そのまま頬骨までぐいっと持ち上げたら、耳に向かってスライドさせます。耳の前まで行ったら①のリンパ流しに戻ります。

 

笑筋に圧をかけ頬骨まで持ち上げ、耳の前に行ったら①のリンパ流しへ。

咬筋に圧をかけ頬骨まで持ち上げ、耳の前に行ったら①へ。

*①~②を3セット行います。次に、『老廃物流し』の④リンパを流す⑤フェイスラインを整えるこの後もう1回④を行ったら右側終了、①に戻って左側へ。

 

ほうれい線を消すために、噛み合わせチェックを!

最近では、海外からの影響のせいか、日本でも歯並びや歯の白さに注目するようになり、審美歯科など歯医者さんが増えています。

食いしばりには噛み合わせが大きく関係してきますので、通い慣れた歯医者さんもいいのですが、私の経験上できれば口腔外科で噛み合わせのチェックをしてもらう事をおすすめします。

なにしろ私は、口が開かない、耳鳴りが止まらない・・・こうなって初めて、さすがにどこかおかしいなーと思い、口腔外科を受診しました。

よくこんなになるまで放っておいたねーと言われましたが、放っておいたのではなく、自覚が無かったのです。

しかも、親知らずを抜くために毎週せっせと歯医者さんには通っていましたし、治療の最後には色のついた紙をカチカチ噛んで、噛み合わせチェックをしていたハズ!あれはただのルーティンだったのかな?

私は運悪く、噛み合わせの悪さに気づかない、知識のない先生にあたってしまったのです。舌の歯形や、そういえば首が回らない、知覚過敏もある、と気づいたのはその後のことで、ようやく色々なことが結びつきました。

ですから、すでに食いしばりの疑いがある、自覚がある方には特に、噛み合わせのプロである口腔外科をオススメしたいのです。

場合によっては、歯が割れないように、歯茎への負担を少しでも軽くする為に、マウスピースを作ってもらうのもいいでしょう。保険適用になりますから、金額の心配もありませんよ。

これを付けて寝るのは、初めはもちろん違和感があります。気になって、途中で目が覚めたりもしましたが、1週間もすれば慣れてきますし、マウスピースをして数日で耳鳴りが止みましたから、その効果を認めざるを得ません。

強い食いしばりの習慣がある方は、マッサージなどとマウスピースの利用を並行されると、より早く苦痛から逃れられると思います。

 

まとめ

ほうれい線を消す方法として、食いしばりを解消する防止することが大事でしたね。そして、こってしまった筋肉はほぐす、滞っているリンパは流す!

知覚過敏や肩こりでお困り方、“思い返してみると、あれもこれも繋がった”と思い当たる事が多いのではないでしょうか。

原因が同じということは、逆に食いしばりさえ解消・軽減できれば、色んなお悩みも一気に解消できるという事です。とにかく、まずは食いしばりの自覚をもつことが改善への近道なのです。

弾力のある柔らかい筋肉はたるみにくく、血液やリンパのながれもスムーズですから、しわ・むくみ・くすみも発生しにくくなります。

ほうれい線なしの小顔をめざして、まずは頬をぐりぐりスーッとやってみましょう!

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