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おでこニキビの跡を残さない治し方

顔の中でも特にニキビが発生しやすい「おでこ」。しかも1つ2つではなく、一度にたくさん発生することもあるやっかいな場所です。おでこは代謝が活発なため跡には残りにくいですが、悪化しているのを放置していたり、間違えたケアをしていると跡に残る可能性もあります。

では跡が残らないようにするにはどうすればいいのか。それは、おでこにニキビができる原因を理解し、正しい対処法を知ることです。キレイなおでこを維持するために、ニキビの原因と対策を知ることから始めましょう。

 

ニキビ発生のメカニズム

まずは簡単にニキビが発生するメカニズムから確認しておきましょう。ニキビが発生する原因は様々ですが、そのメカニズムはある程度決まっています。

・ニキビが発生するメカニズム
ニキビとは、毛穴の詰まりのことを言います。余分な皮脂が分泌されていたり、ターンオーバーによって剥がれた角質が毛穴に詰まることがニキビの根本的な原因です。

「毛穴の詰まり=ニキビ」なので、初期段階(白ニキビ)では痛みもなく、炎症も起きていません。そこからアクネ菌が繁殖し、炎症を起こすことで赤く膨らんだニキビに発展していきます。

・毛穴の詰まり
「毛穴の詰まり=ニキビ」と言いましたが、詰まるのは皮脂だけではありません。お肌のターンオーバーによって剥がれ落ちる角質、化粧の残り、汚れやホコリなどが毛穴に詰まります。

これらを大きく分類すると「皮脂の詰まり」「角質の詰まり(角栓)」「ホコリや汚れの詰まり」にわけることができます。この原因を解消できれば、ニキビの予防や改善につながるというわけです。

・おでこニキビ特有の原因
ニキビは先ほども言ったように、基本的には「毛穴の詰まり」によって発生します。しかしおでこの場合、少し違った原因でニキビができてしまうことがあります。

例えば、手で触ってしまうことによる雑菌の繁殖。ハンカチやタオルで汗を拭くことによる雑菌の繁殖と刺激。前髪がおでこに当たることによる刺激。髪の毛についた整髪剤。帽子による蒸れなど、おでこ特有の原因があります。詳しい原因については次の章で解説しています。

 

おでこニキビができる原因

次は、おでこにニキビができる具体的な原因を見ていきましょう。おでこの場合、そのほとんどが外的要因(紫外線など外からの刺激)によるものですが、それだけではありません。ストレスやホルモンバランスなど、考えられる原因を順番に確認していきます。

・外的要因
おでこニキビで多いのが、紫外線などによる外部からの刺激です。他にも手で触ってしまうことや、汗(塩分)の刺激、汗を拭くことによる刺激、髪の毛が触れることによる刺激、髪の毛の整髪料がおでこについてしまうことによる刺激などが考えられます。

同じ場所に何度も刺激が与えられるとダメージとして蓄積し、肌のターンオーバーの乱れや、肌荒れ、免疫機能の低下などによってニキビが発生します。おでこは特に他の場所よりも刺激を受けやすいので、小さいニキビが発生しやすいのです。

・女性ホルモンの減少
美容には女性ホルモンが必要だと聞いたことはありますか?これは本当の話で、女性ホルモンが「美」に関して、非常に大きな役割を持っていることがわかっています。加齢や睡眠不足、ストレスによって女性ホルモンが減少すると、肌荒れやニキビが発生する原因となります。

・男性ホルモンの増加
女性ホルモンの分泌が少なくなることで、相対的に男性ホルモンが活発になります。男性ホルモンの分泌が増加すると、皮脂の分泌量が多くなり、ニキビが発生する原因となります。

10代の思春期には男性女性に関わらず、男性ホルモンの分泌が活発なためニキビがたくさん発生します。これを思春期ニキビと言い、特におでこや鼻すじなど皮脂が分泌しやすいTゾーンによくみられます。

・ストレス
ストレスの増加も、ニキビの大きな要因のひとつです。健康のために適度なストレスは必要ですが、強い精神的なストレスが継続すると美容だけでなく健康被害も出てしまいます。

ストレスで一番ダメージを受けるのは、「脳」です。脳へのダメージは自律神経の乱れにつながり、さらにはホルモンバランスの乱れにつながります。それが皮脂の過分泌につながり、ニキビができる原因となるのです。

・睡眠不足
睡眠不足も同じように、自律神経が乱れる原因となります。自律神経は脳の視床下部でコントロールされていますが、実はホルモンの分泌を促す命令も、脳の視床下部が行っています。自律神経が乱れるとホルモンバランスが乱れるというのは、このような理由があったのです。

ホルモンバランスは皮脂の分泌だけでなく、お肌のターンオーバーにも大きく関わっています。ターンオーバーが崩れるとお肌の角質が毛穴につまる「角栓」の原因となってしまいます。

・乱れた栄養バランス
ニキビの発生は、皮脂の分泌が大きく関係しています。栄養素の中でも脂質や糖質を摂り過ぎていると、皮脂が分泌しやすくなります。もともと皮脂が分泌しやすいTゾーン(おでこや鼻すじ)であることに加え、皮脂の分泌を促す食事をしていると、ニキビが発生しやすい環境になってしまいます。

皮脂はホコリや角質と混ざって毛穴をつまらせる角栓となり、さらには酸化して黒ニキビになったり、炎症を起こして赤ニキビとなってしまいます。ニキビの予防や改善には、食事管理が非常に重要です。

 

おでこニキビの治し方

気付いたら増えているやっかいな「おでこニキビ」。さまざまな原因を見てきましたが、できてしまったものは仕方ありません。予防できずに発生したニキビはどうすれば治すことができるのか、しっかり確認しておきましょう。

・刺激を避ける
もしおでこにニキビができてしまったら、それ以上悪化しないよう、外部からの刺激は避けるようにしましょう。ニキビを治す対策を実践していても、途中でダメージを与えてしまっては完治が難しくなります。長引けば長引くほど跡が残りやすいので、短期集中で治すように心がけましょう。

具体的には、紫外線、髪の毛、手、汗、化粧などです。特に紫外線は皮膚への大きなダメージとなるので、日焼けクリームを塗ったり帽子をかぶるなどの対策が必要です。化粧はなるべく薄く、手で無駄に触ってしまわないように意識しておきましょう。

・正しい洗顔
ニキビの治し方は、特別難しいことはありません。お肌に優しいケアと、丁寧な洗顔が基本となります。洗顔のしすぎもよくないので、1日1回、夜だけで十分です。その場合、朝はお湯だけで洗うようにしましょう。脂性の方は朝と夜の2回、洗顔を行います。

洗顔の目的は、余分な皮脂やターンオーバーによって剥がれ落ちた角質を取り除き、毛穴に詰まった汚れを落とすことです。初期段階のニキビであれば、丁寧な洗顔だけで簡単に治すことができるでしょう。

ポイントは、長い時間をかけずに素早く、そして丁寧に洗うことです。指でゴシゴシこすらず、優しい力で洗いましょう。肌に合わない洗顔フォームは肌へのダメージとなりますので、使ったあとの乾燥やかゆみなどもチェックし、肌に合うものを探しましょう。

・保湿ケア
洗顔と同じぐらい、洗顔後の保湿ケアも大切です。肌が乾燥すると、角質が分厚くなる「過角化」が進行します。するとそれが角栓となって毛穴にフタをしてしまい、ニキビの原因となります。

さらに乾燥は肌のターンオーバーの乱れにもつながるため、ニキビの治りが遅くなってしまいます。肌を保湿し保水力を高め、肌のターンオーバーを促すことでニキビが治りやすくなります。

・生活習慣の改善
ニキビは毛穴の詰まりによって発生しますが、そのほとんどは体から分泌される皮脂の詰まりが原因です。皮脂はストレスや睡眠不足など、生活習慣の乱れによって過剰分泌されてしまうので、それを改善することがニキビ改善につながります。

ポイントは、生活のリズムを整えることです。1日3食決まった時間にご飯を食べ、早寝早起きを心がける。これだけで自律神経が整い、お肌の調子も良くなるはずです。食事の食べすぎや、お酒の飲みすぎにも注意しましょう。

・病院治療
ニキビは自分で治すことができますが、悪化してひどくなっている場合は病院での治療も視野に入れておきましょう。今では一般的な薬の処方だけでなく、ホルモン治療やピーリング、レーザー治療などから選ぶことができます。

お金はかかりますが、自分で治すよりも跡が残りにくいのが最大のメリットです。ニキビは進行すればするほど跡が残りやすいので、無理をせずに病院で診てもらいましょう。

オススメ できてしまったニキビを確実に治したい!手軽なオールインワンタイプは効き目あり?

 

ニキビで気を付ける食事は?

ニキビができてしまったとき、ニキビを予防したいとき、食事で気を付けることはあるのでしょうか。美容や健康は食事からと言いますが、本当にその通りで、食べたものはそのまま自分の体に返ってきます。ニキビの予防や改善をしたいのであれば、まずは食事からしっかり見直してみましょう。

・糖質と脂質を控える
ニキビは皮脂の分泌量が大切なカギを握っています。皮脂の分泌が多いと毛穴につまりやすく、ニキビが発生しやすいのです。特におでこは皮脂が分泌しやすい場所なので、皮脂の分泌量には注意しなければなりません。

食事で言えば、糖質や脂質の摂り過ぎが皮脂の分泌量を増やします。糖質や脂質は体を動かすためのエネルギーにはなりますが、減らしても問題はありません。変わりのエネルギーとなるタンパク質をしっかりと摂っておきましょう。

・ビタミンB群
ニキビに必要な栄養素として有名なのが「ビタミンB群」です。ニキビを治す栄養ドリンクとして、ビタミンB群が含まれている製品も多く販売されています。ビタミンB群とは、ビタミンB1~B12、パントテン酸、葉酸、ナイアシンなどの総称です。

それぞれ役割は違いますが、主に「代謝をサポート」する働きがあります。ニキビを治すには代謝を促すのが効果的で、その際ビタミンB群の働きが重要となっています。つまり、ニキビを早く治したいのであれば、ビタミンB群を含む食材を積極的に食べるといいでしょう。先ほど言ったビタミンB群を含む栄養ドリンクやサプリメントも、ニキビ対策として有効です。

・ビタミンC
ビタミンCは、美容には欠かせない栄養素です。主な効果として、抗酸化作用が挙げられます。お肌の細胞は活性酸素などにより酸化することで「老化」していきます。抗酸化作用とは、その酸化を防ぐ作用のことで、お肌の老化やシミ、シワを予防する働きがあります。

もちろんニキビケアにも欠かせない栄養素で、ビタミンCにより肌が活性化することで炎症を抑えてくれます。さらにビタミンCには美白効果もあるそうで、美容に気を使っているなら、積極的に取り入れてみましょう。

 

ニキビ跡を残さないケア方法

ニキビは治し方を間違えると、跡に残って消えなくなってしまう可能性があります。たった一度の間違いで何年も(場合によっては一生)、跡が残ってしまうということのないよう、正しいケア方法を知っておきましょう。

・ニキビを早く治す
当たり前のことですが、ニキビの状態が長く続けば続くほど、跡に残りやすくなってしまいます。自力治療、病院治療に関わらず、なるべく早く治すように心がけましょう。

そのためにも、ストレスや睡眠、生活習慣や食事内容などの見直し、正しい洗顔、保湿を心がけましょう。なかなかニキビが治らない、自分で治すのは難しそう、と感じた場合は早めに病院で診てもらうのがいいでしょう。

・基本は正しい洗顔と肌ケア
ニキビができていても、健康的な肌でも、基本は正しい洗顔と肌ケア(保湿等)が大切です。余分な皮脂や汚れを取り除き、乾燥しないようにしっかりと保護しましょう。そうすることで小さいニキビなら自然と治り、跡も残りにくくなります。

・無理につぶさない
一番大切なことは、ニキビができても無理につぶさないことです。基本的にはなるべく刺激を与えずに、正しい洗顔とケアを心がけます。無理につぶしてそこから菌が入り込むと、ひどい炎症を起こしてしまいます。さらに健康的な細胞を傷つけてしまい、治らない跡になってしまうこともあるでしょう。

正しい方法でつぶせば早く治ることはありますが、リスクがあるのでおすすめはできません。どうしてもすぐに治したいというのであれば、迷わず病院での治療を選びましょう。

 

まとめ

お肌の手入れをしっかりしていても、ニキビは発生することがあります。睡眠不足やホルモンのバランス、体調によってどんどん悪化してしまうやっかいな症状です。

洗顔や刺激による外的要因なのか、体調不良によって起きたものなのか、まずはその原因を判断することが大切です。特におでこはニキビが発生しやすいので、日ごろから丁寧なケアを心がけておきましょう。

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