しみ・そばかすを消して透明感ある肌に!消し方を知りたい方におすすめ
一度できてしまうとなかなか消えないシミやそばかす。毎日、ケアをしているのに消えない原因
はどこにあるのでしょうか?
また、どのような成分でシミ・そばかすは消えるのでしょうか?
そこで、今回は、皆さんが悩まれている、シミやそばかすの原因や、その対処法についてご紹介していきたいと思います。
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しみ・そばかすを消す方法
しみ・そばかすは、紫外線などの刺激によって作り出されたメラニン色素が色素沈着してしまったものです。
通常、メラニン色素は肌のターンオーバーによって角質とともに排出されます。
しかし、メラニン色素が過剰に作られてしまうと、排出が間に合わず、皮膚の奥に蓄積して色素沈着してしまうのです。
こうしてできたシミやそばかすを消すには化粧品選びが重要になります。
どのような成分が、しみ、そばかすに有効なのでしょうか?その働きとともに、ご紹介していきたいと思います。
1.メラニン合成をブロックする成分
シミの原因は排出しきれなかったメラニン色素がたまったものです。
できてしまったシミは、紫外線にあたると濃くなり、消えにくくなってしまいます。メラニン色素を発生段階でブロックする成分を使い、新たなシミの予防と、シミの悪化を防ぎましょう。
トラネキサム酸
トラネキサム酸には、メラノサイト活性化因子(プラスミン)をブロックしてメラニンの合成を妨げる働きがあります。
安全性が高く、肌に優しい成分です。厚生労働省でも、その美白効果を認められており、シミ・そばかすに効果を発揮します。
L-システイン
L-システインは、アミノ酸の一種で、メラニン色素を生み出すチロシナーゼをブロックして、シミ・そばかすを抑制する効果があります。
その他には
- 肌のターンオーバーを正常にする作用
- 抗酸化作用
- 新陳代謝促進
といった効果もあります。
ビタミンC
ビタミンCも、メラニン色素を生み出すチロシナーゼの働きをブロックして、シミ・そばかすを防ぐ働きをしてくれます。
ビタミンCのもつ作用は、その他にも、
- 美白
- メラニンを薄くする
- 活性酸素を抑制
- 新陳代謝促進
- コラーゲンの生成
といった効果があり、私たちの肌の悩みに幅広く対応してくれる成分です。こちらも厚生労働省で美白効果が認められています。
しかし、ビタミンCは、熱に弱く、肌に効果が届きにくいという難点がありますので、この点を解消したビタミンC誘導体を選ぶと良いでしょう。
ハイドロキノン
こちらも厚生労働省で美白効果が認められている成分です。アルブチンの100倍の美白成分があるといわれています。
メラノサイトをブロックして、メラニン色素の合成を抑えます。
2.シミを薄くする成分
できてしまったシミやそばかすには、色素を薄くする成分が有効です。
ビタミンC誘導体
さきほども触れましたが、ビタミンCにはメラニンを薄くする効果があります。これは、ビタミンCには黒色メラニンを白色メラニンに変え、しみを無色にする作用があるからです。
ビタミンCのサプリメントを服用することもオススメです。この際、
- すぐに排出されてしまうため、こまめに飲む
- シミやシワなど美容効果を望む場合は、1日に1,000mg以上必要
という点に注意して飲みましょう。
3.メラニンを排出する成分
しみ、そばかすを早く消すには、肌のターンオーバーを促進する成分を取り入れましょう。
レチノール
ビタミンAのひとつです。レチノールは、肌のターンオーバーを促進する効果があり、シミのもとであるメラニン色素の排出を促してくれます。
その他、次のような作用もあります。
- コラーゲン、エラスチンの産生を促す
- 皮脂分泌を抑制する
このため、シワやニキビの予防にもつながります。
効果が強いため、高濃度のものは肌への負担が大きくなる可能性もあります。心配な方は、医師や、お店の方に相談しましょう。
4.洗顔
成分ではありませんが、美白成分を浸透しやすくするためには正しい洗顔が必要です。正しい洗顔で、しっかり汚れを落としましょう。
劇的洗顔法
時間はかかますが、この洗顔こそが一番重要なスキンケアになります。
正しい洗顔は、肌のターンオーバーを正常にしてシミを排出する効果もあります。しみだけでなく、しわ、にきびなどの予防にもなりますので、この機会にぜひ覚えてください。
しみ・そばかすができる原因
1.紫外線
日焼けをすると、皮膚は炎症して赤くなります。
ひどいと痛みや水ぶくれといった症状が現れることも。これは、紫外線の中でもエネルギーの強いUVB波が、肌細胞やDNAを破壊してでる症状です。
このように、私たちの肌に強力なダメージを与えるUVB波こそ、シミやそばかすの原因です。
その仕組みを簡単に説明すると、
- 紫外線が肌細胞にダメージを与える
- これを防ぐためにメラニン色素がうまれ、紫外線を吸収して肌を守る
- 肌のターンーオーバーによってメラニン色素は角質とともにはがれおちる
- 紫外線の浴び過ぎや老化によってメラニン色素が過剰になると、メラニン色素は排出しきれなくなって皮膚の奥に沈着してシミになる
UVB波は、短時間でも強いダメージを与えますので、ちょっとした外出や、洗濯物を干す時、車での移動の際にも紫外線対策は忘れないようにしましょう。
2.ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れてしまうと、メラニン色素は上手く排出されません。これを防ぐには、肌のターンオーバーを正常に戻してあげることが必要です。
肌のターンオーバーを正常にする方法
- 睡眠を7時間以上とる
- バランスの良い食事
- タバコをやめる
- ストレスをためない
- 体を冷やさない
22時から2時の間は、肌が生み出されるゴールデンタイムです。健康で美しい肌をつくるためには、この時間を肌再生にだけエネルギーを使える状態にするためにも、この時間は眠りましょう。
寝る2時間前までに、食事や運動は済ませましょう。消化や運動で体力をつかってしまうと肌再生に力を集中できません。
タバコは血流を悪くします。また、冷えも血流を悪くします。血流が悪いと、栄養が体に行き渡らず美しい肌がうまれません。
冷たい飲みものや食べ物は避け、普段からストレッチで体を伸ばして血行をよくしましょう。
ストレスは美肌の大敵です。あらゆる不調の原因ともなるため、ストレスをためない工夫をしましょう。週1日の開放日を作って、その日は好きなことしかしないというのはどうでしょうか?
また、何も考えずに打ち込めるものもストレス発散になります。運動や料理はその代表。美味しいものを作って褒められれば、さらにやる気もでますよね。
栄養バランスの良い食事は、女性ホルモンを維持するだけでなく、ダイエット、健康維持にも役立ちます。まずは、基本となる食事を見直してみましょう。
3.刺激
マッサージや洗顔で顔をこすり過ぎると、メラノサイトが刺激されメラニン色素が発生してしまいます。
- 洗顔
- タオルドライ
- 化粧
- 髪の毛のセット
- 汗をふく
など、顔をさわる際は、肌を刺激しないように、常に指先を使うようにしましょう。
4.老化
老化による肌のターンオーバーの乱れもシミの原因になります。老化は自然現象なので止めることはできませんが、老化に対抗する方法はあります。
- 腹8分を心掛け、余計なエネルギーをためない
- 激しい運動はさけ、適度な運動で体力を維持する
- イキイキできる環境をつくる
- ストレスをためない(酸化、脳機能の低下をふせぐため)
- 免疫に大きく関係する腸内細菌をまもるために水分、発酵食品を多くとる
どれも難しいことではありません。1つでも効果はありますので、まずは1つから始めてみてはいかがでしょうか?
5.女性ホルモンの減少
女性ホルモンもメラニン色素を作りだす原因になります。女性ホルモンを減らさない
- 栄養バランスのいい食事をとる
- 大豆・大豆製品をとる
- ストレスをためない
- 冷え性を改善する
- 睡眠
- 適度な運動
ストレスを感じると脳がうまく指令をだせず、自律神経の乱れや、女性ホルモンの分泌の乱れを招いてしまいます。
ストレスを感じた時は、好きな音楽や、やりたい事リストなどを作ってストレスを解消しましょう。睡眠不足も自立神経が乱れる原因となりますので、毎日7時間は睡眠をとりましょう。
しみ・そばかすがなかなか消えない理由
間違ったケア
毎日、ケアをしているのにシミやそばかすが消えないという方は、間違ったケアに原因があるのかもしれません。
シミには、多くの種類があり、種類によって対処法も異なります。ここを間違えてシミ対策をしてしまうと、どんなにケアをしてもシミが消えないという結果になってしまうのです。
まずは、自分のシミの種類を知ることが、シミ・そばかすを消す第一歩となります。
また、何個もシミがある場合、数種類のシミが混在している可能性もあります。シミが消えない方は、信頼できる皮膚科の先生にシミの種類を調べてもらいましょう。
刺激
早くシミを治そうと、化粧品を塗りこみすぎたり、強い力でマッサージをすることもシミを濃くさせる原因です。
メラニン色素をつくりだすものは、紫外線だけでなく刺激や女性ホルモンも影響を及ぼします。強い刺激を与えつづけると、メラニン色素が作りだされてシミになってしまうので注意しましょう。
マッサージや化粧品をつける際は、やさしくふれる程度の力で行いましょう。もちろんメイクも同様です。
ピーリング
角質ケアのやりすぎもシミが消えない原因になります。ピーリングをした皮膚は、バリア機能が弱くなり、紫外線の影響をうけやすくなっています。
紫外線対策をして、新たなシミができないようにしましょう。
生活習慣を変えない限り、角質はすぐに厚くなってしまいます。ピーリングで角質を落とすのではなく、生活習慣を正して肌のターンオーバーを正常に戻していきましょう。
レーザー治療
レーザー治療でシミを消したのに同じ場所にシミがあるという方は、そこに新たなシミができてしまっているのかもしれません。
レーザー治療をすると傷ができます。その傷跡が炎症後色素沈着というシミになってしまう事があるのです。これを防ぐには、アフターケアが重要です。
治療前に医師に相談をしてシミにならないアフターケアをしてもらえるか確認しましょう。
化粧品選び
界面活性剤や、保存料、着色料、香料は、肌への負担が大きいため、肌のターンオーバーを乱す原因にもなります。
顔全体を覆うファンデーションを選ぶ際は、このような石油由来成分の入っていないものを選びましょう。
活性酸素
本来、活性酸素は異物から私たちの体を守る良性のものです。しかし、活性酸素が増えすぎると、私たちの細胞まで破壊して老化をすすめてしまいます。
紫外線をあびると、紫外線から体を守るために活性酸素が発生し、これがメラノサイトを刺激して、メラニン組織を作り出してしまいます。
また、傷やストレスなども活性酸素を増やす原因となりますので注意しましょう。
しみの種類
1.肝斑(かんぱん)
30代から40代の方が悩まされるシミです。
頬の左右対称に広がる薄茶色のシミで、頬全体に大きく広がったものや、頬骨の位置に細く広がったもの、頬骨の位置に丸くできるものなど形は様々です。
他のシミと異なり、「境がはっきりとしない薄いシミ」という点も見分け方のひとつ。
女性ホルモンのバランスの崩れや紫外線、外部からの刺激、ターンオーバーの乱れによってできると言われています。
30代から40代に多いのは、30歳前後から女性ホルモンは徐々に減り始め、45歳~55歳の更年期に急激に減少するため。
ストレスやピルも女性ホルモンの減少に関係するため、ストレスの多い生活やピルの服用は避けましょう。
肝斑は再発の多いシミでもあるため、長期的な治療が必要となります。
2.日光黒子(老人性色素斑)
紫外線や老化による影響で肌のターンオーバーが乱れ、角質がはがれ落ちずに厚くなっている状態です。
顔・腕・脚など、紫外線を浴びる機会の多い部分にでます。
色が濃く、周辺の皮膚との境目が明確です。
3.ソバカス
正式名称を雀卵斑(じゃくらんはん)といいます。目の下や鼻の周辺の広範囲にわたって、3~5ミリほどの小さな薄いシミが点在したものです。
3歳頃から思春期のころにかけてできるシミです。大人になると自然と薄くなっていきます。遺伝する傾向が強く、体質的なメラノサイトの異常が原因と考えられています。
4.後天性真皮メラノサイトーシス
後天性真皮メラノサイトーシス(Acquired Dermal Melanocytosis)は、略してADMとも呼ばれています。
他のシミが、表皮にある色素細胞の色素沈着したものであるのに対して、ADMは真皮層の色素細胞が色素沈着してできたものです。
肝斑と同様、頬に左右対称にでますが、乾斑は薄茶色であるのに対して、ADMは青みがかった色をしています。
肝斑と併発しやすいシミです。
老化や刺激、肌のターンオーバーの乱れが原因といわれています。
5.炎症後色素沈着
傷あと(ニキビ、傷、摩擦の強い洗顔やマッサージなど)がシミになった状態です。老若男女、全ての方にでるシミです。多くの場合は時間とともに消えていきます。
炎症が起きると活性酸素が発生します。活性酸素は、メラノサイトを刺激してメラニン色素を作り出します。これがシミになる原因です。
傷のある部分に紫外線が当たると、シミは濃くなり消えにくくなってしまいますので、早期の対処が必要です。
ビタミンC誘導体やハイドロキノンの効果が出やすいシミです。
しみ・そばかすの予防方法
シミ・そばかすを予防するには、必ず紫外線対策をしましょう。
紫外線は1年を通して降り注いでいます。紫外線の強い夏だけでなく、その他の時期も日焼け止めを使いましょう。曇りの日や、室内も要注意です。紫外線は、雲やガラスも通過して私たちの肌を攻撃します。
室内では、紫外線をカットするカーテンやガラスフィルターを使い、曇りの日は日焼け止めで対策しましょう。
目に入る紫外線も注意です。角膜に紫外線が届くと、危険を感じた脳がメラノサイトヘラニン色素を作らせてしまいます。薄い色のUVカットサングラスで紫外線を防ぎましょう。
もし、日焼けをしてしまったら、
- 紫外線で炎症を起こした肌を冷やしましょう。
- 乾燥した肌をしっかりと保湿しましょう。炎症で、肌はダメージを受けているので、肌に優しい無添加タイプの化粧水を使いましょう。
化粧品も美白効果のあるものを使いたいと思いますが、低刺激のものを選び、美白美容液を上から優しくぬりましょう。
強い刺激はシミの原因になるので必ず優しく行ってください。
また、女性ホルモンや外部からの刺激にも影響されるため、
- 規則正しい生活をする
- ストレスをためない
- マッサージや、洗顔は優しく行う
- ピルの服用を中止する
といった点に気をけましょう。
しみ・そばかすに効果的な化粧品
「美白化粧品」
1.HANAオーガニック フローラルドロップ
オーガニック化粧品といえば「HANA」。炎症を起こす石油由来成分を一切つかわず、原材料である植物の98%を有機栽培されたもので作られている、肌に優しい美白化粧水です。
「保湿効果に不満」という声が多いので、オイリー肌や混合肌の方の方が合うかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、しみ・そばかすを消す方法についてご紹介しました。しみには、
- 肝斑
- 老人性色素斑
- 後天性真皮メラノサイトーシス
- 炎症後色素沈着
- そばかす
の5種類があり、そのシミによって原因や対処法も変わってきます。まずは、自分のしみの種類をしり、それに合った対処法を進めましょう。
また、しみの原因となる
- 紫外線
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 刺激
- 老化
- 女性ホルモンの低下
を防ぎ、新たなシミを作らないようにすることも必要です。
時間はかかるかもしれませんが、正しい対処法で、しみやそばかすのない美しい肌を手に入れましょう。