ほうれい線の消し方【今すぐできる効果的な方法】
鏡を床に置いて、のぞき込んで見たそのお顔!10年後の自分・・・
なんて言いますよね。
あぁーお母さんに似てきたなーとか、なんか納得してみたりして。
“マリオネットライン“とも呼ばれるほうれい線、これが濃く深くなるだけでかなり人相が変わってきますよね。
目じりなどの横じわに比べて、眉間やほうれい線のような縦のしわの方がより老けて、時には不機嫌そうにも見えたりします。
ほうれい線は、ある日突然わいて出てくるわけではありませんから、
あら、しわが消えなくなってきたわ・・・
あれ?頬の毛穴が縦長に広がってる・・・
なんか、しわが深くなってきたかも・・・
お肌の変化とは、本当に徐々に、いつの間にか気がついたら、です。
でも、その下降線の流れに身を任せる前に、もう少し抵抗してみてもいいんじゃないでしょうか。
ほうれい線も消す方法さえわかれば怖くない!
重力に勝てる肌になる為に、ほうれい線の原因や予防法を頭に入れておきましょう。
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ほうれい線ができる原因
若いうちはお顔をくしゃくしゃにして笑っても、笑うのを止めたらしわの無いお顔に戻ります。
そう、なぜ戻らなくなるのかが問題です。
ほうれい線ができる原因は、大きく分けてこの3つです。
・ 肌の弾力低下
・ 筋肉の不足
・ 生活習慣
肌の弾力低下
年齢を重ねるにつれ、肌の新陳代謝が衰えてハリや弾力が失われてきます。
それは弾力を支えるのに大切なコラーゲンなどの減少にも大きく関わってきますが、逆にそのコラーゲンの減少の原因は、たくさん有ります。
- 紫外線
- 乾燥
- たばこ
- ストレス
- 不規則な生活
要するに、こうして体に負担をかけることで、体をサビさせる悪者の“活性酸素”を大量に発生させて老化を早めてしまっているわけです。
筋肉の不足
スマホやパソコンの普及により、直接話したり電話するよりもメール・ライン・SNSとなっています。
その為に、口周りの筋力不足に加えて眼精疲労まであります。
また、現代の食事が硬い物を食べなくなってきている事から、あごが退化して小顔でほっそりとして歯の数まで減ってきているように、筋肉が発達しなくなってきています。
そして、脂肪の増加や急なダイエットによる皮膚のたるみも支えきれなかったり、そこに不摂生によるむくみが加わると老廃物の重みも増して追い討ちをかけてしまいます。
間違えたダイエット方法では筋肉も一緒に落ちてしまいがちですから要注意です。
習慣による体の歪み
誰しも、利き手・利き足が有って生活している中での癖が有りますから、カバンをどちら側の手で持つか、足を組んだり頬づえをついたり、食べ物をどちら側で噛むか、体の左右どちらを下にして寝るか・・・等々の偏りがでます。
ですから、お顔も体も左右均等で全く歪みの無い人など居ませんね。
でも、この“歪み“
個人差はあれど、これが意外と大きく影響しているのです。
私も、噛み合わせによる歪みのせいで片方・左側のほうれい線が深く、頬の筋肉の発達も左右差が有るので、多く動く左目尻のしわも深くなっています。
この筋肉量の偏りや一部分ばかりを使ってこり固まってしまうと、筋肉の引っ張り合いが始まります。
運動の前後にストレッチをするのは大事ですが、さてお顔の筋肉はどうでしょう?使ったら使いっぱなしですね。
筋肉は筋膜という薄い膜に覆われてつながっている為、こっている一部分だけをほぐしても無駄だという事から、最近では『筋膜リリース』・『筋膜はがし』という言葉もよく耳にするようになりました。
私の場合、良く使う左あごがこり固まった為に、反対の右側の反動が大きく、その負担から神経を圧迫して右耳の耳鳴りが止まらなくなりました。いわゆる『顎(がく)関節症』です。
なぜこんなになるまで放っておいたのか?と言われましたが、こういう事は他人と比較が出来ませんから、自分の状態に全く気がつきませんでした。
そういえば右側は向きにくかったけれど、首・肩のこりがひどいから仕方ないな・・・ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、噛み合わせの治療を始めた1回目で途端に耳鳴りは無くなり、右側も向けるようになってはじめて、歪みとは本当に怖いものだと実感しました。
皆さんも、慣れて見過ごしてしまっている“ちょっとした不調“に思い当たる事はありませんか?
関連記事 【ほうれい線を消す方法】原因は食いしばりだった?!
ほうれい線を消す体操
脂肪や老廃物の重みを支えきれなくなって出来てしまう、しわ・たるみの為に、口のまわりの筋肉をほぐしたり鍛えたりするのは舌の運動がとても有効です。
しかも、お顔の表面の筋肉だけでなく、あごや首などのインナーマッスルも鍛えられますし、リンパや血液の流れを改善し自律神経の働きを整えたり、免疫力を高める効果も有ります。
舌を動かすことでだ液が出やすくなりますが、だ液!これが重要なのです。
加齢やストレスなどによって減ってしまいますが、だ液には美肌成分のパロチンという成長ホルモンが含まれていて、肌や全身の若返りに重要な役割を果たします。
このパロチンは入浴中など体が温まってリラックスしている時にこそ出やすくなりますから、舌の体操や歯磨きでも分泌が促進され、更にはそれによって口臭や歯周病予防にも効果大なのです。
舌まわし体操
口を閉じて、舌を歯ぐきに沿ってぐるりと大きく回します。
2秒で1周を目安に、右回り20回・左回り20回、毎食後をオススメします。
初めはキツイかも知れませんが、5回、10回と徐々に増やしていって下さい。
左右やることで、ゆがみが解消されますし、たるみの改善につながります。
舌引き上げ体操
口を開けて、舌先を上あごにベタッと押し当て、舌の裏側中心のひも(舌小帯)をギューっと伸ばして5秒キープします。
舌はそのままで口を閉じ、上の前歯が見えるように口角を上げて5秒キープです。
舌と口角を引き上げる筋力を高め、あごや頬のたるみを解消します。
舌の横伸ばし体操
口を大きく開けたまま、舌先をキュッととがらせて真横に出して口角に付けて、5秒キープを左右行います。
次に、その舌先を一番奥の歯にタッチで5秒キープ、左右です。
簡単そうに見える動作ですが、慣れないと意外とキツイですよね。
そうやって、筋肉とは知らず知らずのうちにこり固まってしまうものなのです。
まずは、舌まわし体操から初めてみましょう!
ほうれい線を消すマッサージ
日々の表情のクセにより偏った使い方で筋肉は凝り固まり、また舌の体操などでも筋肉を鍛えたまま放置すると、かえってしわ・たるみの原因になりかねません。
柔軟に伸び縮みしなくなった筋肉のまわりは、老廃物が流れにくい為にむくみ易くなります。その重みに耐えられず肌がたるんだ結果、ほうれい線のように深いしわが刻まれてしまうのです。
芸能人などがよく行う、メスを入れないプチ整形とも言われる『ボトックス注射』は、筋肉を動かす信号を伝える伝達物質の働きを止める力が有るので、その用途は美容だけに限らず、脳梗塞の後遺症による手足の筋肉のつっぱりなどの治療にも使われています。
過剰な筋肉の動きを抑えて、いま刻まれているしわを無くすだけでなく、それ以上深く刻まれることを防ぎますので、顔の表情が乏しくなるデメリットはあるものの、額や口元のしわはピンと張ります。
しかし、肌そのものの弾力など根本から改善しているわけではないので、効果は個人差がありますが4ヵ月~6ヶ月で、注射をし続ける必要があります。
そういった点から、まず表情のクセに気を付けることは元より、日々少しずつ顔の筋肉を鍛え、そのせっかくの努力を無駄にしない為には筋肉をほぐすマッサージや、むくみで溜まった老廃物を流すリンパマッサージが有効です。
●顔の筋肉をほぐすマッサージ
噛む時に使う筋肉『咬筋(こうきん)』は、特にこり易く、ほうれい線との関係も深いですから、しっかりとほぐしましょう。
出典:https://www.takasu.co.jp/operation/other_ope/teeth_grinding_botox.html
口の力を抜いて、頬骨に向かって下から指の腹を押し込むようにぐりぐりとほぐします。
上げる時は圧をかけて、下げる時は力を抜きます。
●『ためしてガッテン』 簡単リンパマッサージ
リンパマッサージをする上で最も重要な部分の『鎖骨』
顔のリンパの最終的な通り道の流れを善くしますので、マッサージの前に鎖骨が動くように肩を軽く回します。
ポイントは、手のひら全体を密着させて、手の重みを伝える程度の強さで十分ということです。
鎖骨全体をつつむように、こすらずその場で3回ほど動かします。
首筋を覆うように密着させ、3回ほど動かします。
耳の前後と下にもリンパ節が集まっていますから、耳を挟むようにして動かしてから、鎖骨までおろしていきます。
肩から鎖骨に沿ってすべらせます。
ここまで片方ずつ、両サイド行います。
肩甲骨の上、首の後ろから鎖骨へ、最後に後頭部から鎖骨へ流します。
えっこれだけ?と思うほど簡単なのに顔がすっきりして、首から肩にかけて少しポカポカして気持ち良いですよ。
ほうれい線の予防
健康な肌をつくるには、まず保湿!
そして、バランスのとれた食事による土台づくりが大事です。
保湿
お肌の基礎をつくるのは、まず水分補給です。
水分たっぷりのみずみずしいお肌は、バリア機能が高く紫外線によるダメージが抑えられます。
ローションは手にとり、押し込むようにお肌にしっかり行き渡らせます。
少しお肌が疲れている時は、シートにたっぷり含ませたローションパックを3~5分するだけでも十分に潤いますからオススメです。
そして、水分の後は乳液やクリームなどで、ローションを蒸発させない様にきちんと油分の膜で覆います。
また、水分補給はお肌だけに限らず、内側からも!
新陳代謝を高めるためにも、水をこまめに飲むようにしましょう。
化粧品に含まれる成分で、ビタミンCを肌に吸収されやすいようにする“ビタミンC誘導体“は、コラーゲンの生成を助け、活性酸素の毒性を弱める働きをします。
更にメラニンの生成を抑えることから、シミ予防の美白成分としても注目されています。
こういった成分の配合されたものを取り入れていくのもオススメです。
食事
肌の細胞や筋肉をつくる主成分で、肌を若々しい状態に保つには欠かせない栄養素です。
→鶏むね肉、ささみ、牛乳、卵白、鰹節
抗酸化物質の一種で、活性酸素を抑え、女性ホルモン“エストロゲン”と似た働きをします。
→納豆、豆乳、豆腐、油揚げ
・ビタミンA
細胞を活性化、新陳代謝を促して肌を若い状態に保ち、免疫機能も高めます。
→にんじん、かぼちゃ、レバー、ほうれん草
・ビタミンC
肌の老化を防止する作用があり、体内でのコラーゲン生成には不可欠です。
→いちご、レモン、トマト、ブロッコリー
・ビタミンE
細胞を活性化、血行促進し、栄養を吸収しやすくします。
体内の酸化を防ぎ、老化を遅らせます。
→オリーブ油、アボカド、落花生などのナッツ類、ごま
お肌の弾力に限らず、骨や血管をつくり、血圧・血糖値の調整もします。
→手羽先、豚足、軟骨、牛スジ、フカヒレ、うなぎ、
コラーゲンをつくるたんぱく質は食事で摂取し辛いので、サプリメントなどを利用するのも賢い方法と言えます。
また、その際はコラーゲン生成を高めるビタミンCなどが一緒に配合されたものがオススメです。
ほうれい線に効くツボ
お顔にはたくさんのツボが有りますが、特にほうれい線に影響しやすいツボをご紹介します。
注:ツボは左右対称にありますが、こちらでは片方を省略していますので、左右両方を押してください。
①~⑪の順番で指を滑らせるとさらに効果的です。
① 攅竹(さんちく)・・・眉頭の内側のくぼみ
しわ・しみ・ニキビ・乾燥肌・眼精疲労・ドライアイ・むくみ・頭痛の改善、集中力・免疫力UP
② 鼻通(びつう)・・・小鼻の両脇より少し上のくぼみ
しわ・しみ・ニキビ・鼻炎・鼻づまり、免疫力UP
③ 迎香(げいこう)・・・小鼻が出っ張ったところの付け根のくぼみ
しわ・しみ・たるみ・ニキビ・アトピー・鼻炎・乾燥肌
④ 巨(こ)りょう・・ほお骨が一番でているところ。黒目の沿線下のくぼみ
たるみ・しみ
⑤ 顴(けん)りょう・・ほお骨に沿った目尻の沿線下のくぼみ
しわ・ニキビ・乾燥肌
⑥ 下関(げかん)・・・ほお骨とあごの交差した耳の前のくぼみ
しわ・しみ・ニキビ・むくみ・冷え症・乾燥肌・歯ぐきの腫れ、免疫力UP
⑦ 太陽・・・眉の外側の端と目じりを結んだ線の真ん中から親指1本分外側のくぼみ。こめかみ
美肌・アンチエイジング、眼精疲労・頭痛
⑧ えい風・・耳たぶの後ろのくぼみ
しみ・くすみ・むくみ、免疫力UP
⑨ 大迎(たいげい)・・・下あごの中央の くぼみ
ニキビ・しわ・むくみ・乾燥肌、血行促進、胃腸不良の改善
⑩ 承(しょう)しょう・・顔中央線上、下唇とあごの間のくぼみ
しわ・ニキビ・乾燥肌・むくみ、血行促進、胃腸不良・ホルモンバランスの改善
⑪ 地倉(ちそう)・・・口の端から指1/2本分外側
しわ・たるみ・くすみ・ニキビ・むくみ・脂性肌、胃腸不良の改善、疲労回復、アンチエイジング、血行促進
特に、②・③あたりがコリ固まってしまうと、ほうれい線が一層深く刻まれます。
また、噛み合わせの悪さや噛みしめ癖が有ると⑥・⑦・⑧がカチカチにこって、そこから鎖骨にかけて首こりに繋がってしまいます。
そして、こりが有るとむくみ易くなりますから、私も噛み合わせを治す前は「なんか顔が太ってきたな・・・」と思っていましたが、⑧やエラ周りのこりをほぐすようになったらフェイスラインのもたつきはスッキリしてきました。
今では、お風呂で歯磨き体操と顔のつぼ押しをしないと何だか気持ち悪い!という習慣になっています。
入浴中の体が温まっている時はより効果的ですから、毎日の日課に加えてみてはいかがでしょうか?
できてしまったほうれい線の解消方法
体のツボは365個あり、ほうれい線に関連するツボはお顔以外にもたくさん有りますので、簡単に出来そうな所をいくつかご紹介しましょう。
耳つぼ
耳には約110個もツボが集中していて、いつでもどこでも簡単に出来るのでオススメです。
人差し指を前に、親指を耳の裏側に当ててはさみます。
はさんだ指をこする様にイタ気持ちいいくらいの強さで引っぱり、ゆっくり離します。
3回くらい繰り返しましょう。
肩や首の血流を良くすることで、全身の血流改善にも繋がり、コリや痛みを改善します。
はさんだ指でこするように真横へひっぱります。
血流が改善されることで、頭痛や眼精疲労の症状が改善します。
指ではさんだまま、こする様に斜め下へ引っぱります。
足つぼ
心臓から一番遠い足の血行を促進する事で効率良く代謝を上げられます。
慣れるまで少し難しいかもしれませんが、まずは出来るところから試してみて下さい。
☆ 美肌
ツボ : 十二指腸・副腎・小腸・上身リンパ・下身リンパ
出典:Matty著『Matty式足ツボ 10分解毒マッサージ』
ポイントは、女性ホルモンの活動を活発にすることです。
十二指腸は、胃の次に食べ物を受け止めるところで、さまざまな消化ホルモンを分泌します。
副腎は、ホルモンやアドレナリンを作り出す役割をしています。
小腸は、胃で粉々になった食べ物が運ばれてくるところで、栄養や水分の大半を消化・吸収しています。
☆ 顔のむくみ
ツボ : 腎臓・膀胱・リンパ
出典:Matty著『Matty式足ツボ 10分解毒マッサージ』
トイレを我慢したり、水分が足りないのもむくみの原因となります。
むくみの改善は小顔効果にも繋がります。
腎臓は、老廃物をろ過し、尿として排泄する働きをしています。
日々、靴で締め付けられている足は、なかなか手が入りにくいですが、指の間にリンパのツボが有りますので、徐々に奥までしっかり入れていきましょう。
☆ 疲れ目
ツボ : 大脳・こめかみ・目・肝臓
出典:Matty著『Matty式足ツボ 10分解毒マッサージ』
パソコン・スマホ、コンタクトなどの使用でドライアイとなって疲れを感じ易くなります。
肝臓のツボは右足のみにあります。
☆ 首こり
ツボ : 頚椎
出典:Matty著『Matty式足ツボ 10分解毒マッサージ』
同じ姿勢をとり続けることで首に負担がかかります。
首の筋肉は長く、肩や背中にも大きく影響しますので、こりを溜めないように気を付けましょう。
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ほうれい線を消すメイク
陰になると余計に深く濃くみえてしまうほうれい線に、コンシーラーによる目の錯覚を利用します。
1.コンシーラーを小鼻の横から短く放射状に塗ります。
2.指でやさしく叩いてなじませます。
3.パウダーファンデーションで軽くおさえてなじませます。
まとめ
お顔の印象を大きく左右するほうれい線ですが、逆にほうれい線の対策次第では若々しいお顔に一転できるのです。
“ほうれい線はお肌の老化現象“という思い込みは捨てましょう。
お肌を支える筋肉を怠けさせないことと、こったらほぐす! これが大事でしたね。
私の入浴中の日課、顔ツボ⑧の「えい風」あたりのほぐし→耳つぼ・引っぱる→舌まわし体操
たったの1分ですが、努力は裏切りません。きっと10年後の私は、今の私をほめてくれると思います。
毎日できなくてもくよくよせず、出来ることからやってみましょう。
まずはなりたい自分をイメージして、口角を3ミリあげて表情美人を目指しましょう!