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頭皮が乾燥してかゆみがひどい!乾燥を防ぐ効果的な方法

頭皮の乾燥

頭皮の乾燥がひどくてかゆみが治まらない!そんなとき、どうやって対策をしていますか?

顔の乾燥であれば化粧水やクリームで保湿するのが基本ですが、頭皮の場合は髪の毛があるので簡単ではないですよね。

今回は、頭皮が乾燥する原因と、その対処法について解説をしていきたいと思います。

かゆくてポリポリかいてしまうと、よけいかゆくなってしまうこともありますので、できるだけかかずに治せる方法をご紹介します。

 

頭皮が乾燥する理由

頭皮は一体どのような原因で乾燥してしまうのでしょうか。対策をする前にまずは原因を知り、もっとも効果的な対策方法を見つけましょう。

洗浄力の強いシャンプー

市販のシャンプーにはいろいろな種類がありますが、中には洗浄力の強いシャンプーがあります。洗浄力が強いということは皮膚への刺激にもなりますので、乾燥の原因となります。

一般に広く普及しているのは、いわゆる「高級アルコール系シャンプー」と呼ばれるシャンプーです。このシャンプーにはラウリル硫酸Naやラウレス硫酸TEAなど、洗浄力の強い成分が配合されています。

高級アルコール系シャンプーは洗浄力が高く泡立ちも良いため、大手メーカーが主力商品として販売しているシャンプーです。しかしその分、頭皮に対しては刺激となってしまうので、頭皮の乾燥が気になる方は避けたほうが無難かもしれません。

間違ったシャンプーの方法

頭皮に優しいシャンプーを使っていても、その方法が間違っていると乾燥につながる可能性があります。多くの人がしている間違いは、シャワーの温度です。

特に寒い冬場はシャワーの温度を上げてしまいがちですが、熱いお湯を頭皮にあてていると、皮膚から水分が奪われてしまいます。さらに温度が高すぎることで必要な皮脂まで落としてしまうので、できるだけ適温を心がけるようにしましょう。

シャンプーをする際に、頭皮をごしごし擦ってしまうのも良くありません。爪を立てるのはもちろんダメですし、指の腹でも強くこすると皮膚への刺激となり、乾燥の原因となります。

紫外線による皮膚へのダメージ

頭皮は体の中でも特に、紫外線に当たりやすい部分です。しかも髪の毛があるため日焼け止めクリームが塗りにくく、対策をしていない人も多いのではないでしょうか。

皮膚にはさまざまな保湿機能がありますが、真皮層にある「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」がその大部分を担っています。これらを生成しているのが、結合組織を構成する細胞のひとつである「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」です。

皮膚の構造

紫外線は皮膚の真皮層にまで到達し、保湿機能の元となる線維芽細胞を破壊してしまいます。するとコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿機能を持った組織が生成されず、お肌が乾燥しやすくなってしまうのです。少しなら問題ありませんが、ダメージが少しずつ蓄積していくのが紫外線のこわいところですよね。

ブラッシングのしすぎ

皮膚の表面にある角質層(角質が重なっている層)は、皮膚の水分を維持する3つの保湿機能を備えています。

まず、角質層の表面を覆っている「皮脂膜」。皮脂は皮脂腺から分泌される油状の物質で、皮膚全体を薄く覆っているため肌のバリア機能として働いています。そして、角質と角質の隙間を埋めている「角質細胞間脂質」。最後に、角質細胞内に存在する「天然保湿因子」です。

ブラッシングをしすぎることによって角質が剥がれ落ち、これらの保湿機能が失われてしまいます。特に乾燥しやすい冬場にブラッシングをしすぎると、簡単に角質は剥がれ落ち、乾燥が進行してしまうでしょう

間違ったドライヤーの使い方

髪を乾かすためのドライヤーの使い方によっては、頭皮の乾燥を進行させてしまう原因になります。よくある間違いは、ドライヤーの温風で髪を完全に乾かしてしまうことです。髪の毛が完全に乾くまで時間をかけて温風をあてていると、頭皮の水分まで奪われてしまいますので、最後は冷風で締める必要があります。

また、ドライヤーを最後まできっちりしないことも、乾燥につながる可能性があります。ドライヤーをしなかったり、湿った部分が残っていたりすると、そこに雑菌が繁殖して肌荒れにつながります。肌荒れは皮膚が薄くなって保湿機能も衰えますので、乾燥やかゆみが発生します。

 

頭皮のかゆみの原因

頭皮のかゆみ

基本的には、頭皮がかゆくなるのは「乾燥」が原因です。また、それ以外でも頭皮がかゆくなる原因はあるので、念のため確認しておきましょう。

頭皮の乾燥

頭皮がかゆくなる最大の原因は、皮膚の乾燥です。皮膚が乾燥すると、角質がめくれ上がり、神経が敏感になってしまうことで痛みやかゆみが発生します。

さらに肌の水分は皮膚のバリア機能にもなっていますので、乾燥することで雑菌が繁殖してしまったり、外からの刺激に弱くなってしまったりします。すると肌は荒れて炎症を起こし、かゆみ発生の原因となります。

刺激の強いヘアセット

髪の毛をセットするために、溶剤(アルコールなど)が多く含まれたヘアスプレーやワックスを使っている場合、それが刺激になって頭皮が傷んでしまうことがあります。

ほかにもパーマ剤やヘアカラーなど、髪の毛に対して使用しているものが、頭皮へのダメージの原因となることもあります。特に自分でヘアカラーを行っている人は要注意です。

髪色の脱色に使うブリーチ剤の主な成分である「アルカリ剤」や「酸化剤」は、頭皮にとって強い刺激となります。白髪染めにも頭皮の負担となるエタノールやアルコールは含まれているので、使用するときはできるだけ頭皮に付着しないよう気を付けましょう。

シャンプーやトリートメントの洗い残し

意外と気付かないのが、シャンプーやトリートメントの洗い残しによるかゆみです。皮脂や汚れを落とすためのアルコールや石油系の界面活性剤が含まれている場合、それが皮膚に付着していると大きなダメージとなってしまいます。

天然由来の成分しか配合されていないシャンプーなどもありますが、洗浄力を考えるとほぼすべてのシャンプーに刺激となる物質は含まれていると考えておきましょう。

シャンプーのポイントは、皮膚を傷つけないように優しく洗うことと、洗い残しのないようにしっかりとすすぐことです。頭皮ではなく髪の毛に付着してる場合も、それがあとで頭皮に付着してしまう可能性もあります。洗髪よりも「すすぎ」に力を入れるようにしておくと良いでしょう。

皮脂の過剰分泌

男性ホルモンの増加やストレス、糖質の多い食生活などによって、皮脂の分泌量が増えてしまうことがあります。皮脂は乾燥から皮膚を守るために必要ですが、多すぎても弊害が出てしまいます。

皮脂が多すぎると、余分な皮脂が毛穴につまり、雑菌が繁殖する原因となります。雑菌が繁殖すると肌が荒れ、かゆみにつながります。

皮脂をシャンプーなどで落としきれていないと、酸化して過酸化脂質と呼ばれる刺激物質となってしまいます。過酸化脂質は頭皮の荒れをまねいたり、ニキビの原因になったりします。

皮脂が増えすぎないようにするには、規則正しい生活習慣と、栄養バランスのとれた食生活が大切です。適度な運動や質の高い睡眠を心がけ、皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。

 

頭皮が乾燥するとフケの原因に

頭皮が乾燥すると、多くの場合「フケ」が発生します。自分で頭皮の乾燥具合を見ることは難しいですが、フケの発生でその状態をある程度判断することができるでしょう。

フケとは

頭垢(フケ)とは、頭皮に発生する白い粉状の物質です。人の皮膚は頭皮に限らず、常にターンオーバー(新陳代謝)が行われています。皮膚の底から新しい細胞が生まれ、古い細胞が押し出されて剥がれ落ちていきます。この剥がれ落ちた角質細胞のかたまりが、フケと呼ばれるものになります。

基本的にはシャンプーで落とされたり、知らないうちに風で飛ばされたりするため、そこまで目立つことはありません。しかし頭皮が乾燥しているとフケが多くなり、黒い髪に白く目立ってしまう可能性があります。

脂性フケと乾性フケ

フケには「脂性フケ」と「乾性フケ」の2種類があるので、自分のフケはどちらのフケなのかを判断しましょう。

脂性フケ

皮脂の分泌が多いことで発生するフケのことです。少し油っぽくてベタベタした質感です。脂性フケは皮脂の過剰分泌による「菌の繁殖」が原因とされており、重症になると「脂漏性皮膚炎」と呼ばれる炎症を起こすこともあります。

乾性フケ

脂性フケと違いサラサラした細かいフケのことで、頭皮が乾燥して角質が剥がれ落ちることで発生します。一般にフケと言えばこの乾性フケのことを指し、基本的な対策は乾燥対策となります。

 

頭皮が乾燥するのを防ぐには

頭皮の乾燥

ここからは、頭皮の乾燥対策について詳しく見ていきましょう。頭皮の乾燥を防ぐことで肌荒れやフケを防ぎ、かゆみを抑えることができます。

紫外線対策

紫外線の対策方法としては、やはり日傘や帽子を利用するのが効果的です。直射日光を避けて歩くだけでも皮膚への負担は大きく減りますので、できるだけ紫外線を避ける行動を意識しましょう。

頭皮には髪の毛があるので肌に塗る日焼け止めクリームは使えませんが、今はスプレータイプの頭皮用の日焼け止めも販売されています。また、「飲む日焼け止め」を利用するという手もあります。特に夏場の日差しがきつい日や、海水浴に出かける日には、肌だけでなく頭皮の紫外線対策もしっかり行いましょう。

◆ 紫外線による肌老化に有効な「飲む日焼け止め」の人気を検証

 

頭皮専用ローション

洗顔をしたあとは化粧水や美容液で保湿対策をするかと思いますが、頭皮も同じように保湿対策が必要です。特にシャンプーは洗浄力が強いので、シャンプーのあとは非常に乾燥しやすい状態になっています。

髪をドライヤーで乾かしたあと、頭皮専用のローション(化粧水)を使うことで頭皮の保湿対策をすることができます。頭皮専用ではなく、顔に使う化粧水や美容液でも問題はありませんが、やはり頭皮に合わせて開発されたものを使うほうが効果的です。

乾燥対策のシャンプーを選ぶ

頭皮の乾燥対策をするなら、まずはシャンプー選びからこだわってみましょう。市販されているシャンプーのほとんどは「高級アルコール系」のシャンプーなので、洗浄力が高く、乾燥しやすいのが特徴です。

オイル系シャンプーやアミノ酸系シャンプーを選ぶなど、まずは頭皮に優しいシャンプーを選んでみましょう。シャンプーの詳しい選び方についてはあとで解説します。

ドライヤーのあて方に気をつける

ドライヤーのあてすぎは頭皮乾燥の原因となるので、正しいやり方を身につけておきましょう。まずドライヤーの前に、乾燥したタオルである程度水分をふき取っておきます。このときも頭皮をゴシゴシ擦らず、押さえつけるようにできるだけ優しくするのがポイント。

ドライヤーは近すぎると頭皮が熱くなってしまうので、約30cmくらい離してあてていきましょう。同じ部分ばかりではなく、あてる場所を変えながら乾かします。

温風で8割程度まで乾かしたら、あとは冷風を使いましょう。これで髪のキューティクルも整いますし、乾かしすぎによる頭皮の乾燥も防ぐことができます。ローションを塗る場合は、冷風の前に塗っておくと気持ち良く寝ることができるのでおすすめです。

ヘアカラーなどの刺激を避ける

ヘアカラーやパーマは髪の毛だけではなく、頭皮の負担になっていることもあります。乾燥を防ぐためには、頭皮への刺激をできるだけ減らさないといけません。特に自分でブリーチやヘアカラーをする場合、液剤が頭皮に付着してしまう可能性が大いにあり得ます。

頭皮の状態が悪い場合には、ブリーチやヘアカラーの使用は控えるか頭皮への付着には細心の注意が必要です。

ワックスやヘアスプレーはヘアカラーなどよりも刺激は少ないのでそこまで気にする必要はありませんが、シャンプーする際の洗い残しには気をつけましょう。髪に残ったワックスが頭皮に付着すると、乾燥やフケの原因となります。また、ブラッシングのしすぎも頭皮への刺激となるので気を付けましょう。

 

乾燥に効くシャンプー選びのコツ

シャンプー選び

頭皮の乾燥対策は、シャンプー選びからはじめてみましょう。乾燥に効くシャンプー選びのポイントをまとめてみました。

シャンプーの種類

シャンプーには大きく分けて、高級アルコール系・アミノ酸系・石鹸系の3種類があります。多くのメーカーで取り扱っているのが高級アルコール系のシャンプーで、市販されている約8~9割がこの種類です。

高級アルコールの高級は「高価」という意味ではなく、アルコールの分子構造の「炭素数が高い」という意味の「高級」です。「品質が良い」「値段が高い」「希少価値がある」などの意味はありませんので注意しましょう。

高級アルコール系は避ける

乾燥対策をするなら、できるだけ高級アルコール系シャンプーは避けるようにしましょう。高級アルコール系シャンプーは泡立ちが良く洗浄力も強いのですが、その分頭皮の負担となってしまいます。

泡立ちの良さや洗浄力は落ちますが、アミノ酸系や石鹸系のシャンプーを選ぶようにしましょう。ただしどちらも高級アルコール系よりも値段が高いことが多いので、予算オーバーの場合は週に2~3回石鹸系・アミノ酸系を使い、残りは高級アルコール系を使うなどの方法でも効果はあります。

アミノ酸系が乾燥対策にはバッチリ

石鹸系とアミノ酸系を使いましょうと言いましたが、予算に余裕があるならアミノ酸系のシャンプーをおすすめします。石鹸系は肌に優しいシャンプーですが、洗浄力が強いため頭皮の保護に必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。

アミノ酸系は洗浄力が弱く、髪の毛や頭皮と同じ「アミノ酸」でできていますので、お肌にもっとも優しいシャンプーです。アミノ酸系シャンプーは乾燥対策に適しているのですが、やはり値段が高くなってしまうのがデメリットです。予算のある方はぜひ試してみましょう。

無添加のシャンプーを選ぶ

シャンプーには、肌への刺激となりやすい「人工香料」「石油系界面活性剤」「合成防腐剤(パラペンなど)」「鉱物油」などの添加物が含まれていることがほとんどです。

肌への刺激を考えるなら、この添加物が含まれていない「無添加シャンプー」を選びましょう。無添加シャンプーもやはり値段は高くなってしまいますが、乾燥対策には最適です。毎日でなくても、たとえば週2日程度だけ無添加シャンプーを利用するという方法でも効果はあるので、乾燥に悩んでいる方はぜひ試してください。

 

まとめ

ここまで頭皮のかゆみを防ぐ方法として、乾燥対策をご紹介してきました。

紫外線対策やシャンプー対策などいろいろ方法はありますが、自分のできることから少しずつ対策をしていきましょう。

すぐに乾燥が治ってかゆみが治まるわけではありませんが、継続することで少しずつ効果を実感できるはずです。

もちろん乾燥ではなくアレルギーなどの可能性もありますので、症状がひどい場合は病院での診察も視野に入れておきましょう。

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