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頭皮が乾燥してフケが出てしまう!乾燥の原因とこの対策でバッチリ改善

「頭垢」と書いてフケと読みます。そう、フケとは頭皮に出る垢(アカ)を示します。
フケの量や症状には個人差があり、原因も違います。

この記事では乾燥性フケと脂性フケの見分け方。
また、フケに効果のある対策などを詳しくご説明します。

単なる頭皮の垢だと侮っていると、脱毛症の初期症状のサインを見逃すことにもなりかねません。

頭皮にたまったフケが毛孔を防ぎ、脱毛を招くケースも・・・。

真剣に悩んでいる方、ちょっとくらい仕方ないと見ないふりを決めてきた方、今こそ改善の時です!

 

乾燥によるフケの原因

頭部の皮膚は絶えず外気にさらされている部位です。乾燥した外気に触れたら、当然頭皮は乾燥しますね。

たくさんの皮脂腺をもった毛髪にまもられていても、乾燥は起こります。

では、なぜフケが出るほど乾燥するのでしょうか。

頭皮は顔の肌と同じような肌構造をしています。顔やボディは肌ケアをおこなっても、頭皮の肌ケアはどうでしょう? 忘れていませんか?

肌が乾燥しやすい体質の方は頭皮ケアを怠ると、水分を失った頭皮がどんどん水分を放出。バリア機能を低下させます。すると、乾燥は加速し、肌の角質層の異常が起こります。やがて角質層は剥がれ落ち、フケになるというわけです。

ちなみに乾燥によるフケ症の方に痒みをともなう症状が多いのは、頭皮の皮膚のバリア機能が低下したためです。外部刺激を受けやすい状態になっていると言えます。

ひどい場合は湿疹をともない、炎症を起こすこともあります。

あまりにもひどい症状の場合は皮膚科を受診し、適切なローションやクリームで対策しましょう。

洗髪時に必要以上の皮脂を洗い流してしまわないよう、アトピー用、敏感肌用のオイリーシャンプー剤に変えましょう。

よくすすぎ、コンディショナーで地肌までケアをする。丁寧な頭皮ケアが好ましいです。

☆要注意☆
乾燥性フケ症の方で注意してもらいたいのは、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)です。異常な量のフケが毛穴をふさぎ、毛根がトラブルを起こします。その結果髪の毛が抜けるという病気です。

 

かゆみをともない、成人以降の男性に多く見られ、原因はホルモンバランスや自律神経の乱れからくる皮脂の分泌異常や代謝異常です。

頭皮の角質がはがれ、大量のフケが発生してしまいます。

本来、人が持っているマラセチア・フルフルという常在菌が大量のフケを餌にして異常増殖します。その結果、痒みと炎症が起き、毛根環境が悪化。髪が抜けるという大惨事を招きます。

また、アトピー性皮膚炎やアレルギーを持った方にも多く発症しますので、免疫異常から起こるという説もあります。いずれにしても症状が長引けば、どんどん髪が抜けてしまいますので、早目の皮膚科受診をおすすめします。

ステロイドや抗真菌薬の塗り薬、抗真菌薬ミコナゾールのシャンプーが有効とされています。

 

脂性フケの特徴

思春期から20代という若い世代のフケ症は脂性フケの可能性が高いです。ホルモンバランスによる皮脂腺異常が原因で起こります。フケの量が気になる方は皮膚科を受診して適切なシャンプー剤などで対策しましょう。

ニオイやベタつきを伴うのが脂性フケの特徴の一つです。

脂でかたまった皮膚の垢が酸化した結果、多くのフケと共にニオイもふりまくという事になります。頭皮はベタつき、不潔な見た目になりがちです。

頭皮には頭部を保護する毛髪があります。その毛髪には皮脂腺があります。その皮脂のバランスが崩れると頭皮表面の角質細胞は塊になりやすく、毛髪が障害となり古い角質がはがれない状態を作り出します。

さらに、頭皮にある汗腺から出る汗が蒸れて、地肌が湿った状態になります。この状態ですと、微生物が繁殖しやすく、皮脂や汗、タンパク質を好む菌の活動が活発になります。

これによるトラブルが脂性フケの原因です。

乾燥によるフケはフワッと細かいものであることが多いですが、脂性フケは塊でおちるので、ベタついています。洗浄力の強いシャンプー剤で頭皮を良く洗い、過剰に分泌された皮脂を洗い流しましょう。

☆要注意☆
脂性フケの原因になっているかも知れないのが脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)です。皮脂の分泌が多い部位や汗をかく場所にできやすい湿疹です。この湿疹がでると、皮膚が破れてむけてしまいます。

頭部にでた場合はフケ症と似た症状が出ますので注意しましょう。

かゆみは強くなく、おもに20~40歳代に多くみられます。いたんだ毛孔が抜け毛症状を引き起こし、脱毛します。

毎日きちんと洗髪し、ちゃんと頭皮を乾かし、清潔な環境を維持したにもかかわらずフケがおさまらないようなら、皮膚科を受診して適切な診断をあおぎましょう。

 

フケに効果のある対策とは

病気ではないフケ症の場合は皮膚の状態に合わせたシャンプー剤での洗髪が基本となります。

  • 頭皮を清潔な状態にすること。
  • きちんと乾かすこと。
  • 頭皮に適度な潤いを与える。

以上が重要になります。

トニックは頭皮に適度な潤いをもたらし、皮脂バランスを整える働きがありますのでおすすめの対策です。また、地肌の血流をよくすることで育毛も促進します。その後は念入りなブラッシングにより毛髪の間の風通しを良くして、頭皮を乾燥させましょう。

フケが特に多い方は「フケミン」などの市販のふけとり薬用洗髪剤を使ってみてください。

☆要注意☆
病気の場合は早めに皮膚科を受診してください。イミダゾール系抗真菌剤ローションや抗真菌剤を含むシャンプーを処方されます。
フケの種類や症状によっては、ビタミンB2やビタミンB6も使われます。

 

頭皮の乾燥を防ぐ方法

頭皮を乾燥によるダメージから保護するには、洗髪時のシャンプー剤ケアから始まり、トニックや頭皮用美容液などで、地肌へのケアを行うことが必要です。

洗髪時の注意事項は爪で頭皮を傷つけないようにすること。地肌に傷がつくと、さらなる頭皮トラブルを招き、フケ症が悪化しかねません。優しく頭皮をマッサージするように洗い、洗った後はきちんとすすぐことが対策となります。

外出する時は紫外線ダメージを受けないよう、帽子で頭皮を保護。但し、帽子を長時間かぶっていると頭皮が蒸れてしまいますので、通気性のあるものを着用しましょう。

ヘアスタイルでいつも同じ分け目だという方、その分け目だけが乾燥してしまう可能性があります。度重なる乾燥は頭皮のダメージを招きますので、分け目はなるべく毎日変えた方が良いでしょう。

ブラッシング時は頭皮の皮脂が髪に分散するよう、頭を下げて生え際から髪先端に向けてブラッシングしましょう。頭皮の血行も良くなり一石二鳥です。また、髪もきれいになりますね。

 

気を付けるべき日常生活

日常生活からできる対策としては、

  • 頭皮を清潔に保つこと。
  • 頭皮への刺激を少なくすること。
  • バランスのとれた食生活で、ホルモンバランスや皮脂分泌バランスをととのえること。
  • 十分な休養や睡眠をとること。
  • ストレスからくる自律神経の乱れを予防すること。

これらを心がけましょう。

また、頭皮上からだけでなく、内面からも回復させましょう。

サプリメントなどでビタミンB群を摂取するのが有効です。ビタミンB群は頭皮にいる常在菌が正常に反応するよう働きかけてくれます。

飲用酢

酢に含まれるクエン酸は血流を良くする働きがあります。代謝が良くなり、肌のバリア機能が修復されれば皮膚を乾燥から守ることが可能です。
さらに、ビタミンBの消費をおさえ、働きをサポートしてくれるのがクエン酸です。

一日一回、お酢を飲む習慣をつけると、頭皮だけでなく体全体が健康になりますね。

リンゴ酢や梅酢、ビネガーなど、様々な味を試してみてください。

酢を薄めたものでの頭皮マッサージもフケ対策に有効です。

入浴時におこなってください。マッサージ後はぬるま湯で酢を洗い流しましょう。

 

こんなフケは頭部白癬(とうぶはくせん)

ご自分のフケは乾燥性ですか? それとも脂性?

病気が隠れていないフケでしたら、それぞれに合った対策で予防することができます。

問題なのは、病気が隠れている場合です。

乾燥性、脂性、ともに脱毛の危険が潜む病気の症状の一つとしてフケが出る場合があります。

各項目の☆要注意☆記述をチェックしてください

 

他に、頭部白癬(とうぶはくせん)という病気があります。

「しらくも」とも呼ばれます。よく軟膏の裏書きなどで見かける言葉ですね。こちらの症状もフケを伴います。かゆみがあり、かくとフケが落ちます。

これは真菌の一種で水虫の原因菌である白癬菌が髪や頭皮に感染して起こります。

ひどくなると、感染部は頭皮全体に広がり、まだらに脱毛していきます。その部分の皮膚は赤くただれ、さらに悪化することにより髪がどんどん抜けていきます。

まれな病気ですが、皮膚接触の多い環境下で感染します。大人だけでなく、子供にも発症例がみつかっています。

もしこの頭部白癬を原因とするフケ症の場合は、早期発見、早期治療が必要です。放置しておくと、脱毛症状が進行するだけでなく皮膚の状態が悪化します。

本人だけでなく家族や周囲へも感染が広がります。

治療は、本人だけでなく家族もいっしょに行います。処方されるのは抗真菌薬で、一カ月半ほどで症状が治ると言われています。症状が落ち着いても、先生の指示があるまでは、治療を続けましょう。

日常対策として、他人への感染を防ぐために頭を触った手でほかのものを触らないようにしましょう。タオルや枕も共用してはいけません。

 

まとめ

おしゃれをしても、肩にフケがあるだけで台無しです。

乾燥性フケ、脂性フケ、共に少しだけ丁寧に頭皮ケアをしましょう。グンとフケの量が減るはずです。

問題となるのは、頭皮の皮膚病の場合です。

少しでも症状にあてはまったら、早目の皮膚科受診で適切な対策をおこないましょう。

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