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日焼けはお肌の大敵!しっかり日焼け対策をして潤いある肌を保つには?

日焼け対策

「日焼けによるしみやしわが心配」

「今やっている日焼け対策だけでいいのか心配」

そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。紫外線が強くなると気になり始める日焼け対策。

紫外線から肌を守るためには、身体の外と中からのケアが必要です。そこで今回は、正しい日焼けどめの着け方や、日常のスキンケアなど、潤いのある白い肌になるための情報をご紹介したいと思います。

  

日焼けのメカニズム

皆さんは、日に当たってどのくらいの時間で日焼けが始まると思いますか。1時間でしょうか。それとも10分。残念ながら、どれもはずれ。答えは、たったの3分カップ麺ができる速さで、肌は日焼けしてしまうのです

では、5秒間で肌に何が起こるでしょうか。答えは、紫外線を浴びてから5秒でメラノサイトが活動してしまいます

ちょっとだからと無防備に玄関をでた途端、紫外線の影響が始まっているのです。

そんな日焼けは、以下のような仕組みになっています。

  1. 紫外線を浴びる
  2. メラノサイト活動開始
  3. メラニン色素の生成が始まる

紫外線は、私たちの表皮細胞を攻撃してDNAを傷つけ、それが原因でシミ、老人性イボなどになってしまいます。これを防ぐために、活躍してくれるのがメラノサイト。

紫外線があたるとメラノサイトは活動を開始。メラニン色素を生成して、肌を黒くすることで肌の核や真皮を守ってくれるのです。

これを気にせず、日焼け対策なしで紫外線を浴び続けると、DNAの修復が間に合ななくなり、メラニンを作り続けてしまいます。これがシミとなり、私たちを悩ませる原因です。

日焼けをして赤みや炎症となった際には、赤みがひと段落する3~4日後にもメラノサイトが活性。メラニンを生成して、肌を小麦色にします。

 

日焼けの症状

 「海に行ったら、顔がやけどのようになってしまった」このような話はよく耳にすると思います。

これは、日焼けの症状のひとつ。日焼けには「サンタン」と「サンバーン」の2種類があり、UVAによって肌が黒くなるサンタンは、たるみ、しわの原因。赤みや痛みはなく、肌は自然と褐色になります。

一方、サンバーンは、UVBによって肌に赤みや炎症を起こすヤケドのこと。ひどいと、水ぶくれとなり患部がはれあがってしまうこともあります。繰り返すうちにシミやそばかすの原因になるのも、このサンバーンです。

色白の方は紫外線への耐性がなく、サンバーンになりやすいため、紫外線対策はしっかりしましょう。このほか、サンバーンになりやすい条件は以下の通り。

  • UVBを浴び続ける海水浴やプール
  • 10時~14時
  • 山など標高の高い場所
  • 雪原地

海水浴やプールでは、UVBを浴びる時間が長い上、水やガラスも通るUVBの影響でサンバーンになりやすくなってしまいます。ウォータープルーフの日焼け止めを使用して、しっかり紫外線対策をしましょう。

1日のうちでも紫外線の強くなる10時~14時の間は、サンバーンになりやすい時間。日傘や、外出時間をずらすなど工夫が必要です。

紫外線は標高が1,000m高くなると10~20%強くなるといわれています。登山やスキーなどを楽しむ際も日焼け止めは必須。

雪の照り返しも紫外線の影響が強くなる原因です。冬でも紫外線対策を忘れずにしていきましょう。

 

日焼け対策の方法

日焼け対策

1.日傘を使う

紫外線対策として有効な日傘ですが、選び方や使用法に少し注意が必要。まずは、明記されている機能を確認しましょう。日傘には、以下のような2種類の効果があります。

UVカット率: 紫外線をカットする
遮光率: 日差しを和らげる

日焼け対策には、UVカット率のあるものを選んでください。

次に、内側にシルバーコーティングされたものや白い日傘は照り返しによる日焼け対策が不十分。注意しましょう。

2.目からの紫外線にも注意

紫外線は目からも吸収されます。UVカットのサングラスやめがねで対策しましょう。

3.体は衣類で対策

日焼け止めをぬるのは面倒という方や肌への負担が気になる方は、薄手の長袖やカーディガン、パンツなどで紫外線に当たらないようにしましょう。

4.脚の甲も忘れず

意外に忘れがちな脚の甲。夏は素足にパンプスやサンダルというスタイルが多いと思いますので、甲にも日焼け止めを忘れず塗りましょう。

5.家の中でも紫外線対策

UVAは、窓ガラスも突き抜けます。車での移動や、在宅時も、日光のあたる場所にいく際は、日焼け対策が必要。運転時は、長袖や手袋で紫外線を防ぎましょう。家では、UVカット機能のついた窓ガラスやカーテンを使用しましょう。

 

日焼け止めの使い方

日焼け止めはこまめに塗る

日焼け止めは、数字や+が多いほど効果がありますが、汗で流れて効果が薄くなってしまうこともあります。効果の高いものを1回塗るよりも、3時間おきにこまめに塗るほうがよいでしょう。

顔には化粧品を使用する

紫外線対策効果のある化粧水、乳液、ファンデーションもおすすめ。顔の肌はデリケートな分、肌の弱いかたや、日焼け止めのべたつきやざらざらが気になる方は、こちらを使いましょう。

塗り残しに注意

耳や、首の裏、髪の生え際など、塗りづらい場所は少し丁寧に塗ることで、塗り残しを防げます。また、量を減らしてしまうと塗り残しの原因に。きちんと明記された量を守り、均一の厚さで塗りましょう。

お風呂でしっかりオフ

日焼け止めで負担のかかった肌は、泡立てた洗顔フォームでしっかり洗い流してあげましょう。洗顔後の保湿も忘れずに。

 

SPFとPAの違い

日焼け止め

UVA対策には、「PA」が有効。+の多いほど効果があります。

UVB対策には、「SPF」表示のあるものが有効。SPF10で、日焼けを通常の10倍遅くするという意味。数字が多いほど効果は高くなります。

日焼け対策はシーンに合ったものを選ぶことも重要です。

日常: SPF10、PA+

野外活動やスポーツ: SPF10~30、PA++

アウトドア: SPF30~50、PA++

ビーチ、山など紫外線の強い場所: SPF50、PA+++

このように、シーンに合った効果の高さもありますので参考になさってください。

 

日焼け止めによるべたつき対策

日焼け止めをぬると、べたべたするのが嫌だという方も多いと思います。しかし、日焼け止めを塗らないと、紫外線の攻撃を生身で受けとめているようなもの。

そこで、試していただきたいのが、赤ちゃんが使うベビーパウダーです。日焼け止めの上からベビーパウダーをぬると、さらさらで快適な触り心地になります。

リーズナブルで、安全性も高く、顔の毛穴も隠してくれます。内容量も多く、全身に使用できるため、肌のべたつきが気になる方におすすめです。

 

肌の弱い方の日焼け対策

紫外線散乱材を使用したものを使う

日焼け止めには、紫外線吸収剤を使用したものと、紫外線散乱材を使用したものがあります。

紫外線吸収材はSPFが高く、無色透明でベタベタしません。しかし、肌への負担が大きく、化学変化が起きる可能性があるといわれています。これを補うために、カプセルコーティングしたものなどが発売されていますが、購入前に腕につけてパッチテストをおこなうか、紫外線散乱材のものを使用することをおすすめします。

紫外線散乱材は、UVA・UVBを防ぎます。紫外線防御力は吸収剤よりは低く、着けた際、べたつきなどがあります。日常で使用するには、こちらがおすすめ。こちらを、3時間おきにこまめにぬることで肌への負担を軽減できます。

ウォータープルーフは避ける

ウォータープルーフは、肌への密着度が高く、落とす際に念入りな洗顔が必要。化粧を落としも強いものを使用するため、肌への負担も大きくなります。夏は大変だと思いますが、ウォータープルーフのものは避け、汗をかいたら塗りなおしましょう。

 

紫外線は1年中降り注いでいる

紫外線

紫外線対策が必要な時期は夏だけと思われがちですが、実は1年を通して紫外線は降り注いでいます。

もっとも紫外線の多い7月を100%とすると、1年の中で紫外線量の低い12~2月でも約40%もあります(地域によっては、5月に紫外線量がピークに達する場所もあります)。紫外線対策は1年を通しておこなうのがおすすめ。

さらに、季節だけではなく、時間帯にも注意が必要。夜間以外も紫外線はゼロになることはありません。日中だけではなく、朝や夕方の紫外線対策にも気をつけましょう。

 

日焼けをすると肌はどうなる?

紫外線を浴びると、皮膚の表面をおおう角質層で紫外線の侵入を防ぎます。ここで防ぎきれなかった紫外線は肌の奥にある基底層に到達。真皮やコラーゲンを攻撃してしまいます

これを防ぐために、メラノサイトがメラニンを生成。侵入してきた紫外線をメラニンで覆い、外に排出しようとします。

しかし、紫外線を浴び続けることで、メラニンの排出が間に合わず、肌の深部に蓄積して、しみやそばかすになってしまうのです。

メラニンの排出は、肌のターンオーバーによっておこなわれており、年齢を重ねるほど肌のターンオーバーは遅くなります。年齢を重ねるとしみができやすいのはこのため。

ターンオーバーのサイクル

肌のターンオーバーは正常な人で、年齢×1.5といわれています。ただし、角質オフなどで無理にターンオーバーを早めると、未熟な肌が肌の表面を覆い、紫外線などの外敵から肌を守れず、余計にしみが増える原因になってしまうので注意しましょう。

 

日焼けをした時のケア方法

1.サンバーンは冷やす

サンバーンになってしまった時は、やけどと同様に患部を冷やしましょう。水浴びや、水をかけるなど、患部のほてりが治まるまで充分に冷やすことが重要です。

ほてりが治まったら、氷などで冷やし、専用のケア用品を塗ってください。痛みのひどい場合は皮膚科でみてもらいましょう。

2.保湿をする

日焼けした肌は、非常に乾燥しています。低刺激の専用ローションでしっかりと保湿しましょう。痛みのない場合は、クールタイプのものがおすすめ。肌のほてりを緩和してくれます。

3.美白化粧品でケア

美白化粧水は刺激を感じるものが多いため、乳液や美容液で美白ケアをしましょう。おすすめの成分は、以下の通りです。

ビタミンC誘導体

肌に浸透して、コラーゲンの生成を助けるほか、メラニンの生成を阻害。シミを薄くする効果もあります。抗酸化作用、代謝アップ、色素の沈着を抑えるなど多くの働きをしてくれる成分です。

トラネキサム酸

メラノサイトの活性化を防ぎ、しみを予防してくれます。肝斑にも効果的。

アルブチン

メラニンの生成を阻害して、シミを抑制。低刺激な上に安定性もあります。

ハイドロキノン

メラニンの生成を阻害。高い美白効果をもち、皮膚科などでも使用されています。美白、シミに効果的。

ルシノール

メラニンの生成を抑制。肝斑にも効果的。

以上の効能を踏まえて、肌に合ったものを選びましょう

4.水分補給

紫外線を浴び続けた肌は水分が不足しています。日焼けをした際は、肌からの保湿だけではなく、体内からの水分補給も重要。この際、吸収率のよい水や、経口保水液、麦茶がおすすめです。

5.睡眠

肌や髪など、体の修復、再生は睡眠時に行われます。このため、日焼けによって傷ついた肌を再生するには、充分な睡眠が必要。

22~2時のゴールデンタイムはできる限り寝ていただきたいのですが、難しい場合はベッドに横になって寝る準備をしましょう。夜にやることがあって眠れない方は、翌朝早起きして用を済ませましょう。

 

飲む日焼け止めとは

現在は、飲む日焼け止めも販売されています。抗酸化作用により、体の内側から働きかけ、しみ、しわを抑制します。主成分は、主に以下のどちらか一方。

PLエキス

フェーンブロックともいわれます。シダ植物から抽出した成分で抗酸化作用があり日焼けを防ぎます.

PLエキスは、アレルギーになる可能性があるといわれているため、皮膚の弱い方や、アレルギー体質の方は避けた方がよいでしょう。

ニュートロックスサン

ローズマリーエキスとシトラスエキスを組み合わせた抗酸化成分.

ローズマリーは、女性ホルモンに影響を及ぼすほか、力が強いため、妊娠している方や、婦人科系の疾患のある方は、医師と相談して飲みましょう。

飲む日焼け止めは、紫外線を浴びたあとに飲んでも効果を発揮します。ただし、日焼け防止効果は、SPF2以下程度しかありません。日焼けを防ぐというよりも、抗酸化作用により紫外線によるダメージを防ぐものと考え、塗る日焼け止めとの併用が必須。

 関連記事  紫外線による肌老化に有効な「飲む日焼け止め」の人気を検証

 

日常的なスキンケア

健康な身体になって、日焼けに負けない肌を作るためには日常のスキンケアも重要。

1.抗酸化力の強い食事をとる

活性酸素は、身体の老化を防ぎ、若返り効果を期待できます。また、美白効果も期待できるおすすめの食べ物。

野菜、くだものに含まれるフィトケミカルのほか、ルチン、ビタミンE・C、アントシアニンやカテキン、ポリフェノールも抗酸化作用のある成分です

おすすめの食べ物

  • アサイー
  • ベリー類
  • 赤ワイン
  • にんじん
  • 緑茶
  • 紅茶
  • しょうが
  • とまと
  • ブロッコリー
  • アボガド
  • そば
  • カカオ
  • パプリカ
  • アーモンド
  • スパイス(カレーがおすすめ)

特に、赤い食べ物に含まれる抗酸化物質は植物が紫外線を防御するためにつけた色。紫外線対策にもよいと言われています。

2.肌のバリア機能を高くする

肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を高めるにも日焼け対策には有効。

  • 禁煙
  • バランスのよい食事(和食、朝ごはんのようなメニュー、一汁三菜など)
  • 7時間以上の睡眠
  • 正しい洗顔
  • 適度な運動

3.肌に負担のないコスメを使用

界面活性剤の入っている化粧品は肌への負担が大きいため、肌を傷める原因になる可能性も。バリア機能も弱くなり、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。無添加化粧品を使用して、肌を健康に保ちましょう。

4.セラミド

肌を守る角質層でセラミドは生成され、肌に水分を閉じ込める役割や、肌をバリアする役割を担っています。セラミドが不足すると、肌は乾燥してバリア機能も低下してしまいます。

セラミドは、以下の食材に多く含まれます。

  • 玄米
  • 小麦
  • こんにゃく芋
  • 小麦胚芽
  • 牛乳
  • 黒ゴマ

中でも、セラミドを多く含むのはこんにゃく芋。約半分で1日の摂取量をとれます。

この際、セラミドの生成を促す、白色野菜や、緑黄色野菜を一緒に摂取するとよいでしょう。

5.腸内環境をよくする

腸内環境が悪化すると肌も荒れてしまいます。これは、身体が腸から栄養を取りこんでいるため。食事で身体は作られているといいますが、本当にその通りなのです。

朝はデトックスタイムと考えて、デトックスジュースや、青汁、グリーンスムージー、フルーツと野菜など、野菜とフルーツを中心にした食事にすることで体内の毒素が排出されやすくなります。

免疫細胞の6~7割が腸にあるともいわれていますので、健康な身体と肌を維持するためにも便秘は改善していきましょう。

 

日焼け対策に有効な食べ物

体にいい食材

 日焼けをした肌によい食べ物は、肌のターンオーバーを助けてくれるバランスのよい食事。その中で、取り入れてほしい食材は、以下のとおり。

1.ビタミンC

紫外線によって発生した活性酸素を抑制する効果や、コラーゲンの生成を助ける働きもあるといわれています。

  • ブロッコリー
  • 小松菜
  • 芽キャベツ
  • ピーマン
  • 赤ピーマン
  • カリフラワー
  • イチゴ
  • キウイ
  • レモン

2.ビタミンA

肌のはり、つやをよくする効果や、肌をガードしてウィルスなどから守ってくれる働きもあります。

  • 鶏レバー
  • うなぎ
  • 牛乳
  • プロセスチーズ

3.ビタミンE

体内脂質の酸化を防ぎ、老化や動脈硬化など、酸化が原因となる症状を予防すると期待されています。

  • アーモンド
  • 魚介類
  • かぼちゃ
  • アボガド
  • たらこ

4.コラーゲン

肌を構成する栄養素。肌の調子を整え、はりや弾力、つやを保ちます。また、肌だけではなく、骨や軟骨を強くする働きもあります。

コラーゲンはアミノ酸で作られているため、アミノ酸を摂取することで補えます。

  • アジ
  • カツオ
  • しじみ
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 牛乳

5.ポリフェノール

活性酸素を無害にして、動脈硬化や生活習慣病の予防など、私たちの体を守ってくれる栄養。紫外線によってできた活性酸素を除去して、しみ、そばかすを減らす効果もあります。

  • 赤ワイン
  • ブルーベリー
  • ココア
  • 緑茶
  • 紅茶
  • チョコレート
  • そば
  • カシス

これらをバランスよく摂取して、日焼けに負けない肌を作りましょう。

 

まとめ

日焼けによってできてしまったしみやしわを改善するには、時間も手間もかかる上に、完全に修復するのは困難です。

正しい日焼け対策で、日焼けから肌を守り、美しい潤い肌を手にいれてください。

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