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肌荒れを速攻で改善したい!肌荒れに良い対策と改善方法

肌荒れ

肌荒れで悩む女性はたくさんいますが、その原因をちゃんと知っている人は多くありません。

歳を重ねるごとに増えるシミ・シワ、かゆみのひどい乾燥、なかなか治らないニキビなど、肌にトラブルはつきものですよね。

今回はそんな肌トラブル(肌荒れ)を解消するための、効果的な改善方法をご紹介します。

まずは自分の肌荒れの原因を知り、自分の肌に合った改善方法を見つけましょう。

 

肌荒れを改善する方法

洗顔

肌荒れの原因がわかったところで、それを改善する方法も見ていきましょう。お肌の状態が良い人もやって損はないことばかりなので、ぜひ取り組んでみてください。

洗顔は最重要ポイント

肌荒れを改善するために、まずは洗顔の方法から見直してみましょう。特に男性に多いのが、少ない泡でゴシゴシと擦ってしまう洗い方です。

まずは水でしっかりと顔に水分を含ませておき、たっぷりの泡で優しく洗うのがポイントです。けっして強く擦らず、円を描くように細かく洗っていきましょう。時間をかけて洗うと肌へのダメージとなってしまうので、10~20秒ほどで素早く洗うことも大切です。

最後は泡が残らないように、しっかりとすすぎます。熱いお湯は必要な皮脂まで落としてしまうので、できるだけぬるま湯で洗顔をするようにしましょう。

肌の水分蒸発を防ぐ

洗顔が終わったらできるだけ時間をあけず、保湿ケアをします。時間があくと乾燥してしまうので、お風呂で洗顔をする場合は最後に洗うようにするなど工夫が必要です。

保湿ケアは、化粧水や美容液などの基礎化粧品を使います。美容液は、自分の肌質に合うものを使うのが最大のポイント。乾燥肌・脂性肌などの肌質に合わせて、必要な成分が含まれているものを選びましょう。

乾燥対策ならヒアルロン酸、たるみ防止ならコラーゲンやエラスチン、シミ予防ならビタミンC誘導体やハイドロキノン配合のものがおすすめです。

定期的な紫外線対策

肌荒れの原因がわからないときに考えられるのが、紫外線による肌へのダメージです。紫外線はどれだけ肌に刺激を与えているか目に見えないので、日々しっかりと対策をする必要があります。

基本的に外出時は、日傘やつばの広い帽子をかぶることを忘れてはいけません。「日焼け止めクリームは肌に悪い」と言われることもありますが、夜しっかり落としていれば問題ないので、できるだけ毎日塗るようにしましょう。

日焼け止めを塗るのが面倒という方には、「飲む日焼け止め」を上手に利用することをおすすめします。

 オススメ  紫外線による肌老化に有効な「飲む日焼け止め」の人気を検証

 

ストレスの解消

軽いストレスは人が健康的に生きるために必要ですが、強い精神的なストレスは脳(視床下部)の大きな負担となります。脳に負担がかかるとホルモンバランスが崩れ、肌トラブルや健康被害を招いてしまいます

できることならストレスとなっている原因の根本的な解決が望ましいですが、難しければ、定期的にストレス発散をするようにしましょう。ストレスの発散方法は、軽い運動・瞑想・睡眠・静かな音楽などが効果的です。

ストレス発散としてやりがちな、お酒を大量に飲んだりカラオケで騒いだりすることは、逆にストレスが溜まる原因となるので注意しましょう。

運動はなんでも良いですが、負荷の高い筋トレなどは人によってはストレスが溜まる可能性がありますので、ランニングやウォーキングなどの軽い運動にとどめておきましょう。

 

肌荒れに良い食材

肌荒れを改善するには、日々の食生活の見直しも必要です。肌荒れ改善に効果的な食材をご紹介しますので、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。

ビタミンB・Cを多く含む食材

ビタミンBやビタミンCは、肌トラブル改善に効果的な栄養素です。特にビタミンBは「美容ビタミン」と呼ばれることもあり、ニキビ改善や肌荒れ対策には必須の栄養素となります。

ビタミンBを多く含む食材

豚肉・鶏レバー・牛レバー・牛乳・うなぎ・かつお・まぐろなど

ビタミンB2が多く含まれている食材

牛レバー・豚レバー・鶏レバー・牛ハツ・豚ハツ・鶏ハツ

シミが気になる方は、美白ビタミンと呼ばれるビタミンCを積極的に摂りましょう。ビタミンCが多く含まれる食材は、ピーマン・ゆず・レモン・ケール・ブロッコリー・豚ロース(ベーコン)・海苔などが挙げられます。

 

食物繊維を多く含む食材

お肌の調子を良くしたいなら、食物繊維を摂って腸内環境を整えることが大切です。腸内環境が良ければ栄養の代謝(消化・吸収)も良くなり、お肌の隅々まで栄養を届けることができます。

食物繊維が豊富な食材

こんにゃく・きくらげ・ひじき・大豆・しいたけ・まいたけ・こんぶ・わかめなど

お米(穀物)やイモ類も豊富ですが、糖質が多く含まれるので摂り過ぎには注意しましょう。

 

タンパク質を多く含む食材

お肌に良い食材といえば、お肌の「構成素(こうせいそ)」となるタンパク質です。タンパク質が不足していると、どれだけビタミンやミネラルを摂ったところで肌トラブル改善はできません。

タンパク質を多く含む食材

牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類、牛乳やチーズなどの乳製品、大豆や小豆などの豆類など

タンパク質はエネルギーとしても働くので、どうしても不足する場合は「プロテイン」などのサプリメントで補充するのもおすすめです。

 

肌荒れを改善する生活習慣

睡眠

お肌の健康は、毎日の健康的な生活によって維持されています。生活習慣が乱れると、肌荒れなどの肌トラブルだけでなく、お肌の老化も進行してしまう可能性があります。

質の高い睡眠

お肌のターンオーバーに深く関わっているのが、体の成長をコントロールしている「成長ホルモン」です。成長ホルモンがしっかり分泌されているとターンオーバーが促され、お肌が健康に保たれます。

その成長ホルモンの分泌を促すには、毎日の睡眠が重要です。成長ホルモンは睡眠2~3時間後がもっとも分泌される時間なので、そのタイミングにどれだけ質の高い睡眠がとれているかが重要なポイントとなります。

睡眠時間が足りていない人や、睡眠の質が低い人は成長ホルモンの分泌も少なくなるため、ターンオーバーが乱れてしまう可能性があります。お肌の状態を万全にしておくためには、睡眠不足の解消は必須です。

喫煙を控える

肌荒れ改善で特に気をつけたいのが、喫煙です。タバコを吸うと体内で毒物となる「活性酸素」が大量に発生してしまいます。活性酸素は酸化力が強いため、ほかの細胞を酸化させる原因となります。細胞の老化のほとんどは「酸化」が原因なので、アンチエイジングには活性酸素の除去が重要となるのです。

タバコをやめるのは簡単ではありませんが、1日に吸う本数を減らすだけでも大きな効果が得られるはずです。それが原因でストレスとなってしまっては元も子もありませんが、お肌のためにもまずは1本から我慢してみてはいかがでしょうか。

定期的な運動

ほかには、運動不足によって肌トラブルが発生することもあります。運動不足になると体内に毒素が溜まり、溜まった毒素が汗腺から排出されてしまいます。それが肌に付着すると、雑菌が繁殖して肌トラブルの元となるのです。

定期的な運動は体内の毒素をキレイに排出し、毛穴の詰まりなども解消してくれます。週2~3日でも効果はあるので、簡単にできるランニングやウォーキングから始めてみましょう。

 

肌荒れの原因

肌荒れ

お肌の基礎知識を確認したところで、次は実際に肌荒れが起こる原因を解説していきます。保湿不足や紫外線などの基本的なことから、女性ホルモンに関する難しい問題までありますので、順番に確認していきましょう。

保湿不足

肌荒れは、保湿不足による「乾燥」が多くの原因となっています。毎日しっかり保湿をしていると肌は潤い、肌荒れも起きにくくなるでしょう。

お肌が乾燥すると角質がめくれあがり、表皮は薄くなってしまいます。乾燥すると白い粉をふくことがありますが、あれは乾燥によって剥がれ落ちた古い角質です。

保湿不足で表皮が薄くなると、真皮にある血管や神経が表面に近くなるため肌が刺激に対して弱くなり、痛みやかゆみが発生しやすくなってしまいます。

紫外線

紫外線とは、太陽光に含まれる有害な電磁波です。紫外線に長時間さらされていると、皮膚や目などに悪影響を及ぼし、重大な疾患を引き起こす可能性もあります。

紫外線は表皮だけでなく、ヒアルロン酸やコラーゲンが存在する真皮層にまで到達します。紫外線が真皮に到達すると、コラーゲンやエラスチンなどの弾性繊維にダメージを与えるため、肌の弾力やハリが衰えてしまいます。

それらを生み出す線維芽細胞にも悪影響を及ぼすため、ヒアルロン酸の生成も減少してしまいます。保湿力のあるヒアルロン酸が減少した肌はとても乾燥しやすく、さまざまな肌トラブルを招いてしまう可能性があるのです。

ターンオーバーの乱れ

表皮の角質は、お肌のターンオーバーによって健康が保たれています。ターンオーバーが乱れると、乾燥・ニキビ・シミ・シワなどの肌トラブルの原因となってしまいます

ターンオーバーの周期は部位によってある程度決まっていますが、この周期が早すぎる場合、細胞が未熟なまま角質になってしまうことがあります。未熟な角質はMNF(角質の水分を維持している物質)が少なかったり、細胞自体が小さかったりしますので、乾燥・肌荒れを起こしやすいのです。

反対にターンオーバーが遅いと古い角質が残ったままになり、ニキビの原因となります。メラニン色素の分解も遅くなりますので、シミが増えてしまうことも問題です。

ホルモンバランスの乱れ

体の機能を調整する「ホルモン」は、脳が命令することで各器官から分泌されています。この命令にズレが生じたり、加齢によって分泌量が減少することで、体のさまざまな面で不調をきたすことがあります。

特に女性の美をコントロールするとされている「女性ホルモン」のバランスが乱れてしまうと、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを招く原因となります。さらに真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸を生成する線維芽細胞をコントロールしているのも、女性ホルモンの働きだと言われています。

女性ホルモンは年齢によって分泌量がある程度決まっていますが、加齢やストレスなどによっても変化します。生理周期によっても大きく変化しますので、毎月生理周期による肌トラブルを抱えている場合は、女性ホルモンが原因かもしれません。

食生活の乱れ

私たちの体をつくっているのは、日々の食事から得られる栄養です。栄養が偏っていたり、不足していたりすると、健康的な体でいられないのは当たり前ですよね。

皮膚や髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。タンパク質が不足していると、健康的な肌を生み出すことはできません。さらにこのケラチンを合成するために、ビタミンやミネラルも必要となります。

栄養の不足だけでなく、糖質や脂質の摂り過ぎもお肌に良くありません。これは皮脂の過剰分泌を招き、ニキビの発生や炎症(脂漏性皮膚炎など)を引き起こしてしまいます。

 

お肌の基礎知識

肌トラブルの原因も大切ですが、お肌の構造について知っておくとより理解が深まります。お肌のどの部分でトラブルが起きているのか、しっかり確認しておくことが大切です。

皮膚の構造

皮膚は大きく3つの階層に分けることができます。皮膚の一番外側には、体温調節や乾燥防止の働きをしている「表皮層」があります。角質層があるのもこの表皮で、お肌のターンオーバーと深い関わりがあります。

その下にはコラーゲン繊維やエラスチン繊維など、保湿機能を持った組織が多数存在する「真皮層」があります。真皮層は表皮の約10倍の厚さがあり、ヒアルロン酸も多く存在しています。

皮膚の構造

表皮層と真皮層を支えているのは、多くの脂肪で構成されている「皮下組織」です。外からの強い衝撃の緩和や、体温の低下を防ぐ働きをしています。皮下組織は部分によって厚さが大きく異なり、頭皮・おでこ・鼻は約2㎜、その他の大部分は4~9mmとなっています。部位によっては約1cmもの厚さがあるということですね。

表皮の構造

皮膚の表面にある「表皮」は皮膚の中でもっとも薄い層ですが、そこからさらに角層(かくそう)・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)に分けることができます。

一番底の基底層で新しい細胞が生まれ、それが有棘層・顆粒層を経て角層に押し上げられていきます。その細胞は角層で一定期間「角質細胞(角質)」としてお肌を守ったあとは、自然と剥がれ落ちていきます。

この働きをターンオーバーと言い、お肌の健康を保つために非常に重要なポイントとなります。ターンオーバーは部分にもよりますが、28~75日ですべての細胞が入れ替わるとされています。

ターンオーバーのサイクル

 

表皮の保湿機能

表皮の保湿機能は、主に角層にあります。角層は角質の重なりで構成されていますが、角質と角質の隙間を埋めているのが「角質細胞間脂質」です。この角質細胞間脂質を構成しているのが、高い保水能力を持つ「セラミド」で、角質細胞間脂質の約50%を占めています。

角質の大部分はケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されていますが、その中にはたくさんの水分が含まれています。その角質の水分を維持しているのが、「天然保湿因子(NMF)」と呼ばれる物質です。NMFには水分を大量に保持する働きがあり、肌の潤いを保つために重要な役割を担っています。

この保湿機能を持った表皮を、さらに「皮脂膜」が覆っています。皮脂は皮膚にある皮脂腺から分泌される油状の物質で、お肌の乾燥を防ぐ大切な働きをしています。皮脂は常に少しずつ分泌されているので、洗顔などで毎日余分な皮脂を落としてあげる必要があります。

真皮の構造

真皮層は上から「乳頭層」「乳頭下層」「網状層」の3つの層で構成されています。静脈や動脈などの「血管」、痛みやかゆみを感じる「神経」、皮脂を分泌する「皮脂腺」や汗を出す「汗腺」を保護しているのが特徴です。

真皮層には「ヒアルロン酸」などを成分とするゼリー状の「基質」が満たされており、そこにはお肌のハリや弾力を生み出す「コラーゲン繊維」「エラスチン繊維」が存在します。コラーゲンやエラスチンは化粧水などで良く耳にするかと思いますが、これらが衰えるとお肌にシワやたるみが発生する原因となります。

そして、このヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲンなどの重要な組織を生み出しているのが「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」と呼ばれる細胞です。肌トラブル解消やエイジングケアには、線維芽細胞を活性化させることがとても重要なポイントとなります。

肌の構造を知ると、肌に良いこと・悪いことの理解が深まりますね。

 

まとめ

肌荒れは、原因を知ってピンポイントで対策ができれば、まさしく速攻で治すことができます。反対に原因が別のところにあれば、いくら対策をしても改善されないこともあります。

今回原因を詳しく解説したのも、肌トラブル改善には「改善方法」よりも「原因追及」が大切だという理由からです。

ひどい場合は病院に行くことも大切ですが、まずは自分の肌荒れの原因を見つけ、それに合わせた解消法を考えてみてはいかがでしょうか。

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