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深部リンパマッサージのやり方。浅いリンパと深いリンパ

 2018/03/30 ダイエット 健康 美容
 
深部リンパマッサージ

リンパマッサージって聞いたことありますか?「深部リンパって聞いたことあるけど、実はよく知らない」という人は多いのではないでしょうか。

マッサージによってリンパの流れを改善することで、体の調子を整える方法があるのです。

今回は、浅いリンパと深いリンパの違いや、リンパマッサージのやり方などをご紹介したいと思います。

 

浅いリンパと深い(深部)リンパ

 リンパには、浅い部分にある表在リンパと、深い部分にある深部リンパの2種類が存在しています。明確に分けることは難しいのですが、それぞれの違いを確認しておきましょう。

リンパとは

そもそもリンパとは、私たちの全身を巡る組織液のことを指します。血管と同じように全身を網羅しており、老廃物やウィルスなどを除去する働きを持っています。

血液にも白血球などの免疫機能がついていますが、血液では除去できない大きさの異物が入り込んできた場合、リンパに流して異物を除去し、キレイになったリンパをもう一度血液に戻すという働きをしています。

全身を巡るリンパを「リンパ液」、リンパ液が通る管を「リンパ管」、そしてリンパ管の中に存在し、免疫機能を持つ器官を「リンパ節」と言います。

リンパ節は全身に約600ヶ所あるとされていますが、首周辺やワキ周辺など、主要ヶ所に集まって存在しています。

浅いリンパとは

リンパ液は、まず「リンパ末端」と呼ばれる場所で生成されます。リンパ末端はリンパ管の中でも皮膚表面に近い位置に存在します。リンパ末端で作られたリンパ液は、毛細リンパ管へ送られます。

そもそもリンパ管には心臓のようにポンプのような役目をする器官がないので、上に下に行ったり来たりして流れています。方向も決まっておらず、皮膚の表面から少しさすってあげるだけで、簡単にリンパ液が流れていきます

また、筋肉を動かすことでもリンパ液は流れていき、反対に運動不足になるとリンパ液が滞ってしまう原因になります

皮膚は表皮・真皮・皮下組織というように層になっています。一番外側の表皮やその下にある真皮に毛細リンパ管が多く存在していますが、その下の皮下組織には「集合管」と呼ばれる少し太いリンパ管があります。

集合管には、毛細リンパ管と違い逆流防止の「弁」がついており、一定方向にしかリンパ液が流れなくなります。それでもポンプの役割を持つ器官は存在しないため、運動不足によりリンパ液が滞ることはあります。

ここまでの、リンパ末端・毛細リンパ管・集合管までの、比較的浅い位置にあるリンパ管のことを「表在リンパ管」と呼んでいます。

深いリンパとは

表在リンパ管はリンパ末端からはじまり、少しずつ太いリンパ管へつながっていきます。最終的に集合管へとつながり、リンパ節を通ってさらに深い位置へと流れていきます。

体には、四肢から流れてきたリンパ液を通す主要なリンパ節が3ヶ所あります。ひとつは、下半身から流れてきたリンパ液を上半身へ送る鼠経(そけい)リンパ節。鼠経とは、足と胴体をつなげる部分で、股関節の前側にあります。

リンパ節

もうひとつは、腋窩(えきか)リンパ節です。腋窩とは、脇の下のことで、腕と胴体をつなぐへこんだ部分のことを指します。言葉ではイメージしにくいかもしれませんが、わき毛が生える部分だと考えて問題ありません。

また、首周辺を指す「頸部(けいぶ)」にも、多数のリンパ節が集まっています。特に耳の下にある耳下リンパ節は重要なリンパ節で、中耳炎などが原因で細菌が侵入しやすく、腫れが起きやすい場所でもあります。

リンパ液はこれら3つの主要リンパ節を通り、その奥にある「深部リンパ節」に流れていきます。最終的に体の正中線を通る「胸管(深部リンパ管)」を通り、左鎖骨裏にある静脈角(じょうみゃくかく)から静脈へと流れています。

 

リンパの役割

リンパには、血液と同じような役割があります。しかし、血液にはできないことをしているので、人が健康でいるためには欠かせないものです。

リンパ液の役割

リンパ液は、細胞外液とほぼ同じ成分で、多量のリンパ球を含んでいます。リンパ球は白血球の一種で、ウィルスや異物を排除する免疫の役割を持っています。

リンパ液は細胞の隙間を埋める「細胞外液」とほぼ同じ成分なので、血液などを行き来することができ、体中を巡って私たちの体を守っています。

リンパ管があっても、流動性のあるリンパ液がなければ、ウィルスなどを運ぶことはできません。このリンパ液を流してあげることが、リンパマッサージの目的です。

リンパ節の役割

リンパ液を運ぶリンパ管同士をつなぐ「節目」に存在し、リンパ液に入った異物を除去する「ろ過装置」のような役割があります。網目状になった細胞で異物を食い止め、それ以上先に進めないようにしています。

基本的にはそこから腎臓などへ流れて尿や汗として排出されますが、異物がそこに溜まり除去できないようになると、手術などで郭清(かくせい/取り除くこと)しなければいけません。

またリンパ節には、免疫の役割を持つ「γ(ガンマ)-グロブリン」を生成し、全身に送る働きもあります。

γ-グロブリンは血液中にあるタンパク質で、多くのウィルスや細菌を中和する働きがあります。特に、何か病原体が体に侵入してきた際の「抗体」として作られ、長期にわたり体に残ることになります。

 

リンパが滞るとどうなる?

リンパが滞るということは、体内に溜まった老廃物が排出されないということです。そのために、体にさまざまな異変が発生してしまうことがあります。

足のむくみ

リンパが滞ることでもっとも多いのは、足がむくむことです。リンパには心臓のようなポンプになる器官がないため、自分の力では流れることはできません。皮膚の表面からさすってあげたり、周辺の筋肉を動かしたりすることで、ゆっくりと流れていきます。

逆流しないように弁がついているので、体をしっかり動かしていればリンパは正常に流れていきます。しかし、座りっぱなしや立ちっぱなしの状態が続くと、特に足のリンパが重力に負けて流れが滞ってしまうのです。

腕はよく動かし、胴体部分もインナーマッスルが常に動いているので、リンパは滞りにくい部分です。その反面足は地面と接しているため、意識して動かさない限りほとんど動きません。

特に足のふくらはぎはリンパが溜まりやすく、たくさんの人が足のむくみに悩まされています。

肌荒れ

リンパが滞るということは、リンパ液が流れず、リンパ節を通らないということです。つまり、リンパに含まれる老廃物が除去されないままになってしまうということです。

体内に老廃物が溜まっていると、それが皮膚に悪影響を及ぼし、肌荒れやニキビなどの原因となってしまいます。

スキンケアを毎日きっちり行っているのに、肌荒れが治らないという人は、一度リンパを疑ってみましょう。

肩こり

肩こりの原因は、筋肉の緊張とそれにともなう血行不良です。体の筋肉は常に自分の体を支えており、特に重たい頭を支えるために首周辺のインナーマッスル(深層筋)を使い続けています。

筋肉を使うと筋肉は緊張し、正常な血流を阻害してしまいます。周辺の大きな筋肉を動かせば、ある程度緊張はほぐれ、血流も正常に戻ります。しかしデスク作業などを長時間していると深層筋が緊張して血行不良に陥り、肩こりが発生してしまうのです。

血液もリンパと同じように老廃物を運びますので、血行不良になると老廃物が溜まってしまいます。老廃物が溜まると筋肉の緊張を早めてしまうのですが、リンパが滞ることでこれと同じことが起こってしまいます。

つまり、リンパが滞って老廃物が溜まると、筋肉が緊張して血行不良になり、(特に)肩こりが悪化してしまうということです。

セルライト

セルライトとは、主に下半身に現れる皮膚の凹凸のことです。特にふとももの裏側に現れやすく、シワのような太い線が何本も入ったり、オレンジの皮のようなでこぼこが現れたりします。

セルライトが発生する原因は主に4つあると言われていますが、そのほとんどがリンパの滞りが原因です。もっとも大きな原因は、溜まった脂肪に老廃物が蓄積され、さらに膨張することで起こります

また、リンパが原因で足がむくみ、脂肪周辺に老廃物や水分が溜まることでも発生します。これらはセルライトが発生する原因の中で、約85%を占めるとされています。

 

リンパマッサージのやり方

ここからは具体的に、リンパマッサージのやり方を紹介します。リンパマッサージは体に負担の少ないマッサージ方法なので、たとえば妊婦の方でも安心して行うことができます。

優しく表面をさするように

リンパマッサージの基本は、肌の表面を優しくさする(少し刺激を与えてあげる)ことです。リンパの多くは皮膚の表面近くに存在しますので、これだけで十分リンパが流れていきます。

皮膚表面の「表在リンパ」に対して、深い部分にあるリンパを「深部リンパ」と言います。深部リンパは、専門知識がなければ自分できっちりマッサージすることはできません。

ただし、体を動かすことでリンパが流れていきますので、深部リンパの流れをよくするためにストレッチなどをしておきましょう。

もちろん表在リンパを流してあげることで深部リンパにも影響を与えますので、マッサージでは表在リンパを流すことを意識して行いましょう。つまり、無理に力を入れて行う必要はないということです。

ゆっくり行う

リンパは血液と違い、とてもゆっくりと流れています。血液は時速約216kmものスピードで、全身を約25秒で駆け抜けます。

しかしリンパは、1分間で24cmほどしか進みません。マッサージをする際はそのスピードを意識して、できるだけゆっくりと行いましょう。

鎖骨下部をマッサージ

リンパは一方通行で体を巡っていますが、最終的に鎖骨下部にあるリンパ節から静脈に流れ込みます。つまり、ここが詰まっているとリンパ全体の流れが悪くなってしまうので、マッサージはここから始めるようにしましょう。

鎖骨下部のリンパ節はおへそ方向に静脈がつながっていますので、上から下に向かって流してあげることが大切です。鎖骨周辺をなでるように、上から下に優しくマッサージをしていきましょう。

リンパの流れに沿う

リンパマッサージは、リンパの流れに沿ってマッサージすることが重要なポイントです。リンパの流れは基本的に、体の末端から体の中心部(最終的には鎖骨)に向かって流れています。

たとえば、足首からふくらはぎを経て膝裏に入り、膝裏のリンパ節からふともも、さらにそこから鼠径部(股関節の前部分)のリンパ節を通って胴体部分(胸管)へと流れていきます。

腕も同じように、末端から胴体へ向かって流れていき、肘や脇の下(腋窩部)を通っていきます。常にその流れを意識し、マッサージをしてあげましょう。

 

リンパマッサージの効果

リンパマッサージをすると、美容・健康にさまざまな効果を発揮します。

足のむくみ解消

リンパマッサージのもっとも期待できる効果は、足のむくみ解消です。足は寝ているとき以外は下を向いていますので、重力に弱いリンパはすぐに溜まってしまいます。

特に立ちっぱなしの仕事やデスクワークをしていると、リンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まります。これをマッサージで解消してあげることで、足のむくみを改善することができます。

疲労回復

体に老廃物が溜まると、疲労が抜けにくくなったり、溜まりやすくなったりします。リンパマッサージでリンパを流し、老廃物を排出してあげることで、疲労回復効果が期待できます。

免疫機能の向上効果もあるので、「疲労で体が弱っているところにウィルスが侵入して体を壊す」ということも予防することができます。

肌荒れの改善

体の老廃物が排出されることで、肌荒れの改善効果も期待できます。老廃物が溜まっていると、肌荒れ・ニキビ・シミ・くすみなどの原因となります。

リンパマッサージで老廃物を排出してあげることで、肌荒れの改善だけではなく、そもそも肌荒れしにくいお肌を作ることができます。

ダイエットの相乗効果

リンパマッサージだけでダイエットをすることはできませんが、運動や食事制限と合わせて行うことで、ダイエットの効果を増加させることができます。

また、溜まったリンパを流すことで、体が引き締まって見える効果があります。実際の体重が減っているわけではありませんが、体が細くスッキリして見える効果が期待できるのです。

特に足はむくみやすいので、リンパを流してあげると、細くスッキリとした足に戻ります。

 

効果を高めるツボ押し

リンパ節の周辺には、リンパを効果的に流すツボが存在します。気になる場所があれば、リンパマッサージと合わせて、ツボ押しもしてみましょう。

鎖骨下部

鎖骨周辺には「欠盆(けつぼん)」「気戸(きこ)」「中府(ちゅうふ)」と呼ばれるツボが存在します。欠盆は鎖骨上部のくぼみ部分にあります。気戸は鎖骨下部のくぼみ部分、中府は鎖骨外側のくぼみ部分です。

頸部

後頭部に「風池(ふうち)」「天柱(てんちゅう)」と呼ばれるツボがあります。親指を軽くあて、ゆっくりと首を後ろに倒しながら押すと力が入ります。

また、首側面には「天容(てんよう)」「天牖(てんゆう)」「天窓(てんそう)」「扶突(ふとつ)」「人迎(じんげい)」など、多くのツボが密集しています。血管や神経も多く通っている場所なので無理をせず、ゆっくりと確認しながら押していくようにしましょう。

また、長く押すことは避け、3~5秒程度を繰り返し押すようにすると良いでしょう。

顎下部(がくかぶ)

顎下部分には、「頬車(きょうしゃ)」「大迎(だいげい)」と呼ばれるツボがあります。こちらも親指でゆっくりと押しますが、動脈が通る部分なので強い刺激は避けるようにしましょう。

耳下部

耳の下周辺には、「下関(げかん)」「翳風(えいふう)」と呼ばれるツボが存在します。下関は耳たぶの前に位置するもみあげあたり、翳風は耳たぶの真下あたりにあります。口を開いたときにくぼみが現れるので、口を軽くあけた状態で押すと効果的です。

腋窩節(えきかせつ)

脇の下周辺には、「極泉(きょくせん)」「肩貞(けんてい)」と呼ばれるツボがあります。ここには多くのリンパ節が集まりますので、あまり場所を気にせず、広くマッサージをするのがおすすめです。背中側も効果的なので、誰かにマッサージしてもらうのも良いでしょう。

肘部

肘周辺には、「尺沢(しゃくたく)」「曲沢(きょくたく)」などのツボがあります。腕の力を抜き、胴体へ向けて押していくように意識しながら、優しくマッサージをしていきましょう。

胸管部

「天枢(てんすう)」「大横(だいおう)」「大巨(だいこ)」「気海(きかい)」「関元(かんげん)」など、多くのツボが集中しています。正中線(体の中心を通る線)を意識しながら、下から上へとゆっくり押していくのがポイントです。

鼠径部(そけいぶ)

鼠径部中央あたりのくぼみに、「衝門(しょうもん)」というツボがあります。親指と小指以外の3本の指を使い、主に中指を意識しながら軽く押さえていきましょう。

膝窩部(しっかぶ)

膝の裏には、「委中(いちゅう)」というツボがあります。膝裏のちょうど真ん中あたりに位置しているツボです。ここはふくらはぎから流れてきたリンパが通る場所なので、足のむくみが気になる人は重点的にマッサージをすると良いでしょう。

 

まとめ

深部リンパは表面からマッサージできないので、ストレッチや軽い運動でリンパを流すようにしておきましょう。

ツボを押すことで周辺の細胞が刺激され、深部リンパを流してくれることもあります。深部リンパはツボ押し、表在リンパはドレナージ(さすってリンパを流すこと)、というようにわけて考えても良いかもしれません。

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