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ニキビ予防に効果的な方法とできてしまったニキビの対策

鏡をみるたびに暗い気分になるニキビ。ニキビに悩まされない健康な肌を保つためには、どうすれば良いのでしょうか?

ニキビの心配のないキレイな肌を手に入れるために、今までニキビを治すために費やした時間や労力を、ニキビ予防に使ってみませんか?

そこで、今回は、ニキビ予防に効果的な生活習慣の改善法や正しいスキンケアなどをご紹介したいと思います。

 

肌のターンオーバーとは

ニキビ予防の話をする前に、肌のターンオーバーの仕組みをご紹介します。「そんなことは良いから、早く進めて」という方も、肌のターンオーバーはニキビ予防に絶対必要な知識になるので、ぜひ知っておいてください。

肌のターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことを言います。

肌は、皮下組織、真皮、表皮の3層からできています。私たちが触れている肌表面の部分は表皮といい、厚さはわずか0.2ミリ。ターンオーバー(新陳代謝)が行われているのは、この部分です。

表皮は、生まれて成長をしながら肌の表面へと上がっていき、やがて垢となって自然にはがれおちます。この周期が正常な場合は28日の周期で行われます。

肌表面の皮膚は「潤いを保つ力」「肌を外部の刺激物から守る力」があり、私たちの肌を健康できれいな状態に保ってくれます。

傷がきれいに治ったり、日焼けした肌が元に戻るのは、肌が生まれ変わっているためです。

しかし、ターンオーバーの周期が早くなってしまうと、未成熟な肌が表面を覆い、バリア機能の低いカサカサした乾燥肌になり、逆に周期が遅くなると古い角質が毛穴をふさぎ、ニキビの原因になります。

ターンオーバーは、早くても遅くても肌トラブルのもと。肌を健康な状態にするには、

  • 睡眠
  • 適度な運動
  • 規則正しい食生活
  • ストレス発散
  • 禁煙
  • アルコールは適度に
  • 便秘解消
  • 血行をよくする
  • 紫外線対策

以上に気をつけ、周期を正常に保つことが重要なのです。

 

ニキビができる原因

1.白ニキビ

症状
白ニキビは、20歳以降の大人ニキビといわれる初期のニキビです。ターンオーバーの乱れで角質が厚くなり、皮脂が毛穴をふさいでできるニキビです。炎症がないため、赤みや痛みはありません。

原因
白にきびの原因は、多くの場合、間違ったスキンケアにありますが、その他、ストレスや不規則な生活も原因になります。

間違ったスキンケアや、皮脂をとる力の強い洗顔料を使うと、皮膚は乾燥します。すると、それを補うために乳液やオイルを必要以上にぬることになり、結果的に油分が多くなって、ニキビの原因になってしまうのです。

また、化粧を落とさないと、皮脂と化粧が混ざって酸化したものが毛穴をふさいでニキビの原因になります。できるだけ早い時間に化粧を落としましょう。

ストレスや不規則な生活も白ニキビの原因です。これらのせいで、男性ホルモンが増えると、皮脂の分泌が過剰になりニキビのできやすい状態になってしまいます。

ストレスを発散することや、運動不足、寝不足、偏食、外食を控え、規則正しい生活を送りましょう。

2.赤ニキビ

症状
思春期にでるニキビです。肌のターンオーバーが乱れ、硬くなった古い角質と過剰に分泌された皮脂が混ざりあい、毛穴を詰まらませ、皮脂をエサにするアクネ菌が増殖してニキビになります。赤い炎症や、痛みがあります。

原因
骨や身長などを成長させるために必要な成長ホルモンや男性ホルモンが多くなり、その影響で、皮脂が過剰に分泌されてニキビができます。

また、甘いものや油分の多い食事、血行不良、紫外線、洗顔による皮脂の取り過ぎもニキビの原因になりますので注意しましょう。

 

ニキビのできやすい肌タイプ

ニキビのできやすい肌は、ニキビの種類によって異なります。皆さんが、どの肌タイプかによって、どんなニキビができやすいのか見て行きましょう。

1.乾燥肌

乾燥肌は、Uゾーンに発症する白ニキビができやすい肌タイプです。

では、どうして乾燥肌の方は白ニキビができやすいのでしょうか?

乾燥肌の方は、肌に水分を保持する力が低いため、皮膚の角質層は堅くなり毛穴が小さくなってしまいます。

すると、わずかな皮脂でも毛穴が詰まりやすい状態になってしまうのです。

乾燥肌の方は、間違ったケアや化粧品で乾燥を悪化させないように、肌に水分をたっぷり補給しましょう。

2.オイリー肌

オイリー肌は、赤ニキビのできやすい肌タイプです。

オイリー肌の方は、お肌を乾燥から守るために、余分な皮脂が過剰に分泌される体質です。そのため、毛穴も広がり、毛穴もつまりやすく、ニキビもできやすい状態です。

このタイプの肌は、洗顔をしすぎると、肌が乾燥状態と勘違いして、皮脂を出し過ぎてしまう傾向にあります。

スクラブ入りの洗顔料は、肌を傷める原因になりますので避けましょう。また、多すぎる洗顔の回数、間違ったスキンケア、甘いものや油分の多い食事、ストレスや血行不良、紫外線も赤ニキの原因になりますので、この点に注意して赤ニキビを予防していきましょう。

3.混合肌

混合肌は、Tゾーンのオイリー肌の部分には赤ニキビ、頬やあごのUゾーンには白ニキビができやすいという肌タイプです。

化粧水は、毛穴をひきしめるさっぱりタイプのものを使い、乾燥部分にだけ化粧水を重ねづけして、乾燥肌・オイリー肌対策をしましょう。

 

ニキビを予防するスキンケア

ニキビの原因にもあったように、間違ったスキンケアはニキビの素です。ニキビを予防するには、まず、スキンケアを極めましょう。

正しいスキンケア方法

1.手をきれいにする
手に汚れがついていては、洗顔をしても肌を傷めてしまいます。事前にきれいにしておきましょう。

2.クレンジング(化粧をしている場合)
汚れをきれいに落とすには、クレンジングと洗顔をひとつにしてはいけません。両方使って汚れをきちんと落としましょう。

3.洗顔
洗顔料を手でよく泡だてます。手でないときめ細かい泡ができませんので、大変でも毎回きちんと泡だてましょう。きめ細かい泡が汚れを包んでしっかり洗い上げてくれます。

顔の内側から外に向かって円を描くように洗いましょう。洗顔ブラシは肌を傷つけますので控えてください。洗顔料は、肌への負担の少ない無添加石鹸がオススメです。

4.すすぐ
きちんと洗っても、洗顔料や汚れが残っていては意味がありません。水か、35度以下のぬるま湯で40回ほどを目安にすすぎましょう。熱いお湯は皮脂を取り過ぎて、余計に皮脂を分泌させます。

5.タオルドライ
清潔なタオルで、優しくたたくようにふき取りましょう。

6.化粧水をつける
保湿に重要なものは油分ではなく水分です。保湿効果のある、オイルフリーの化粧水を指でやさしくたたきこみましょう。

乾燥肌の方は、保湿効果の高い物を選びましょう。脂症肌の方は、毛穴をひきしめる効果のあるさっぱりタイプの化粧品を選びましょう。混合肌の方は、さっぱりタイプの化粧品を選び、乾燥が気になる部分は何度か重ねてください。

7.乳液
乳液や美容液の着けすぎはニキビの原因になりかねません。化粧水の上に薄く伸ばしてください。

8.美容液
美容液も乳液と同様に薄く伸ばしてください。

以上がスキンケアの方法です。洗顔のしすぎは乾燥を招きます。1日に2回までにしましょう。

汗をかいてどうしても気持ちわるいという方は、タオルやハンカチを持ち歩き、汗をかいたらこまめに拭きとりましょう。

汗は、すぐに拭いてしまえばニキビの原因にはなりません。そのまま放置して汚れた状態にしてしまうことが問題なのです。

「汗をかいたら拭く」を習慣にしましょう。

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ニキビ予防に効果のある化粧水

1.ハト麦化粧水
美白や保湿効果で評判のハト麦化粧水は、ニキビ予防やニキビ治療にも効果があります。

ハト麦に含まれるロイシン・チロシン・パリンなどのアミノ酸が余分な水分や老廃物を排出して、コイクセノライドやゲルマニウムが新陳代謝をアップするため、ニキビの原因である肌のターンオーバーの乱れを正常に戻す作用があります。

2.薬用クリアローションM
ニキビのできにくい肌にする紫紺エキス・ニキビを防ぐカンゾウエキスを配合したオイルフリー化粧品。保湿効果も高いので、乾燥肌の方にオススメです。

3.メラノCC
ストレスを感じた際に増える活性酸素は、肌のターンオーバーを乱してしまいます。この活性酸素と闘ってくれるが、ほかならぬビタミンC。活性酸素と闘って減少したビタミンCを化粧水やサプリで補いましょう。

また、コラーゲンの再生にビタミンCがわずかに効果があるため、ニキビ跡にも効果があります。

ビタミンCの配合された化粧品でニキビを予防しましょう。

 

ニキビを予防する生活習慣

ニキビを改善するには、肌だけをケアしていても根本的な解決にはなりません。

先頭でもお伝えしましたが、ニキビにはターンオーバーの乱れが大きく関わっています。ターンオーバーを正常に戻すためにも生活習慣を見直すことが大切です。

それでは、ターンオーバーを正常に戻す生活習慣をご紹介します。

1.睡眠
22時から2時までは、肌が作り出される時間です。肌の再生に力を集中させるためにも、この時間は睡眠をとりましょう。できない場合は6時間以上は眠ってください。肌再生の負担にならないように、寝る前の運動や食事は避けましょう。

2.適度な運動
適度な運動で体内の新陳代謝をあげ、ターンオーバーを助けましょう。

3.規則正しい食生活
1日3食しっかり食べ、暴飲暴食は避けましょう。ニキビの原因となる甘いものや油分の多い物は避け、肌の再生を促す、ビタミンA・C・E・B群、ミネラル、タンパク質をとりましょう。

偏食は避け、「まごわやさしい」を基本に和食基本の食事をオススメします。健康的な和食の食材の頭文字をとったものです。

「ま→豆」
「ご→ごま」
「わ→わかめ」
「や→野菜」
「さ→魚」
「し→しいたけ」
「い→いも」

 

4.ストレス発散
ストレスはニキビや肌荒れの大敵です。これは、ストレスで疲れた脳が正常な指令を出せなくなり男性ホルモンが増え女性ホルモンが乱れてしまうからです。

ストレスによって、生理不順が起きてしまうのもこのためです。ストレスをためないためにも、運動や料理、趣味やヒーリングミュージック、恋愛などで、うまくストレスを発散していきましょう。

5.禁煙
タバコは血行不良を起こし、ニキビだけでなく、肌の状態に大きく影響します。ニキビどころか、シミやシワ、たるみの原因にもなります。将来の自分のためにも、これを期に禁煙をしてみましょう。

6.アルコール
お酒も適度な量でしたら血行促進につながりますが、飲みすぎは肌荒れの原因です。

7.便秘解消
便秘によって腸内に便がたまると、便の毒素が血管内に溶けだし、肌から毒素を排出しようとします。すると、本来ターンオーバーに使われるエネルギーが、毒素排出に注がれてしまい、ターンオーバーが乱れてしまいます。

便秘を直す方法:

  • 便意はなくても、毎日同じ時間に5分はトイレに座る。
  • 食物繊維をとる(難しい方は青汁)
  • 1日に2リットルの白湯を飲む(一度に飲まずに、こまめに飲むのがポイントです)

8.血行をよくする
血行が悪いと、血液にのって送られてくる酸素や栄養分が不足してニキビの原因になります。姿勢に気をつけ、半身浴で体を芯から温めましょう。

9.紫外線対策
角質をあつくする紫外線を防ぐためにも、対策は万全にしておきましょう。紫外線は1年を通して肌を刺激します。夏以外の季節や、曇りの日も日焼け止めは忘れずに。

 

できてしまったニキビを治す方法

さて、ここまでニキビ予防をしたのに、それでもニキビができてしまった時は、まず、何が原因か探っていきましょう。

普段の生活にひそむニキビの原因は、

  • 化粧品があわない
  • スキンケアが間違っている
  • ストレス
  • 不規則な生活
  • 暴飲暴食
  • 便秘

です。この中で思い当たるものはありませんか?

皮脂をとる作用の強い洗顔料やお湯でのすすぎ洗いは、乾燥をまねき、それを補うための乳液やオイルでニキビのできやすい環境を作ってしまいます。

また、クレンジングや洗顔を1度にすませたり、すすぎを簡単にすませてしまうと毛穴の汚れは落としきれません。

洗顔方法や、化粧品をもう一度見直してみましょう

ストレスが気になる方はホルモンバランスが崩れている可能性があります。このような方は、漢方の力を借りるのもいい方法です。オススメは、

1.桃核承気湯
ニキビ・便秘・婦人病などに効果のある漢方薬です。

2.加味逍遥散
冷え性・不眠症・イライラ・自律神経失調症・月経異常など、ストレスによるニキビに適しています。

です。自分の症状や体質に合ったものを選んでください。

不規則な生活や暴飲暴食、便秘に心あたりのある方は、規則正しい生活や食事に戻すことはもちろん、デトックスで体内の悪いものを出しましょう。肌が活性化され、ニキビを治す効果もあります。

プチ断食の方法

1日目:
朝、昼は普通食にして、夕飯だけ量を少し減らします。水分を多く摂取すると効果アップ。

2日目:
野菜ジュースやしょうが紅茶、水をこまめにとりましょう。ただし、コーヒーやジュース、お酒は禁物です。この日は、スポーツは避け、室内でゆっくりしましょう。

3日目:
朝食はおかゆ。昼食はいつもの半分の量、夕食は通常の量という感じで、徐々にいつもの食事に戻していきましょう。夕飯の食べ過ぎは禁物です。

以上のことを、最低1カ月は続けてください。即効性のある薬での治療ではなく、体質を変えていく方法ですので時間はかかりますが、肌質を変えるきっかけにもなりますので、ぜひお試しを。

 

まとめ

いかがでしたか?今回はニキビ予防についてご紹介しました。ニキビは、角質が厚くあり、皮脂が毛穴につまる事でできてしまいます。

角質を厚くする原因は、

  • ターンオーバーの乱れ
  • 紫外線
  • 外部からの定期的な刺激

にあり、これに対処するためには、

  • 規則正しい生活をする
  • 正しいスキンケアをする
  • 1年を通して紫外線対策をする

という点に注意することが必要です。

予防をしてもニキビができてしまった場合は、スキンケアや化粧品を見直し、漢方薬でホルモンバランスを調整することや、デトックスで体内からキレイになることでニキビを改善していきましょう。

この記事をきっかけに、ご自分の生活習慣や肌質と向き合って、ニキビのないきれいな肌を維持して頂けたら幸いです。

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