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乾燥肌を改善する方法!カサカサを解消してうるおい肌へ

多くの女性が、お肌の乾燥で悩みを抱えています。
「自分の肌がうるおいい肌になったらどれだけキレイになるのだろう」
「荒れやかゆみは治まるのかな」
と様々な想いを馳せているかもしれません。

昔は乾燥などない潤いのあるお肌だったのに、どうしてこうなってしまったのでしょうか。

今回は乾燥肌の原因について、そして乾燥肌はどうやって解消していくのか、詳しく解説していきます。

 

乾燥肌とはどんな状態?

人の肌はもともと、水分を保持する力をもっています。しかし様々な原因によってその機能が衰え、水分を保持することができなくなってしまうのです。そうなるとお肌の細胞はどんどん水分を失い、乾燥肌になってしまうのです。乾燥肌とは具体的にどのような症状なのか、詳しく見ていきましょう。

白い粉をふく

乾燥肌になると、その部分は角質(肌の表面にある細胞)がめくれ上がり、白い粉がふいたようになります。ひどい場合は真皮(肌を支えている内部の細胞)がむき出しになり、普段は守られている神経が空気などに触れ、かゆみや痛みを感じることがあります。

炎症を起こす

そこに細菌が侵入し、炎症を起こしてしまう可能性もあります。炎症を起こすとその部分は赤くなり、さらにかゆみや痛みが増してしまいます。アクネ菌が繁殖するとニキビになってしまいますし、ひどいときは膿が出てしまうこともあるでしょう。

顔以外の乾燥

乾燥肌は顔だけのことを言うわけではありません。実際に経験をしている人ならわかるかと思いますが、全身どの部分も乾燥してしまうのです。もちろん顔の一部だけ乾燥肌、さらに別の一部が脂性肌になることもあります。原因もさまざまなので、自分のお肌とじっくり向き合いながら解決していく必要があるのです。

 

乾燥肌の原因

では実際に、どういうことが原因で乾燥肌になってしまうのか、その原因を見ていきましょう。

肌に合わないスキンケア

多くの女性は、自分の肌に合うスキンケアをわかっていない可能性があります。洗顔や保湿液など、肌に合わないものを継続的に使用していると、肌荒れや乾燥の原因となります。

また、特定の物質による「アレルギー」を持っている可能性もあります。ひどい場合は自分でも気づくかもしれませんが、症状が軽い場合「ただ肌が乾燥しているだけ」とそのままにしてしまうこともあります。

自分の肌に合うスキンケア商品を見つけるのは簡単ではありません。誰かにおすすめされた商品が、自分に合うとも限りません。自分の肌としっかり向き合い、時間をかけて見つけていくしかないでしょう。もちろんアレルギーがひどい場合は、すぐに皮膚科で検査を受けましょう。

洗顔のしすぎ

綺麗な肌を保とうと、ついつい洗顔をしすぎていませんか?洗顔は必要ですが、やりすぎもよくありません。お肌には「皮脂」と呼ばれる油状の物質が存在します。これは汗腺とは別の「皮脂腺」から分泌され、お肌を保護する働きをします。

皮脂膜はお肌のバリア機能と呼ばれることもあり、外からの刺激やウィルスの侵入を防ぎ、さらに水分の蒸発を防ぐ働きもしています。皮脂はどんどん分泌されているので、余分な皮脂は洗顔で落としていく必要があります。余分な皮脂が多すぎると、皮脂が好物のアクネ菌が繁殖し、ニキビの原因となってしまうのです。

しかし、洗顔により皮脂を落とし過ぎてしまうと、皮脂による保湿力が弱まり、乾燥肌となってしまうのです。詳しくは次の章で解説しますが、まずは正しい洗顔の方法を覚えるようにしましょう。

紫外線

紫外線は太陽光の中に存在し、私たちのもとへ到達します。これは人の皮膚にとって有害なもので、少しずつダメージが蓄積してしまうのです。

紫外線を受け続けるとお肌のターンオーバー(細胞の入れ替わり)が乱れ、古い細胞が剥がれ落ちずに残ったり、新しい細胞が正常に作られないことがあります。すると皮膚細胞は、保水能力を失うことで乾燥肌となってしまうのです。

ホルモンバランスの変化

お肌の保水力は「女性ホルモン(エストロゲン)」が大きな役割を担っています。そもそも女性ホルモンは、女性としての大切な機能を担う重要なホルモンです。

女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、生理不順や不妊、体のむくみやイライラ、髪の毛のツヤがなくなったり、お肌の調子が悪くなってしまうのです。

乾燥肌もそのうちのひとつです。ホルモンバランスが崩れて女性ホルモンが減少すると、体の不調の一環としてお肌が乾燥してしまったり、または脂性肌になってしまうことがあるのです。

栄養不足

お肌のターンオーバーや健康的な成長には、十分な栄養が必要となります。栄養が不足すると、正常なターンオーバーが促されず、細胞の保水力を維持することができません。

お肌の健康に必要な栄養はたくさんありますが、一番大切なのは「タンパク質」です。髪の毛、爪、内臓や筋肉、そして皮膚まですべてタンパク質が元となって構成されています。他にもビタミンやミネラルなどが不足していると、乾燥肌となってしまう可能性があるでしょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れていると、お肌の調子も悪くなります。生活習慣と言ってもさまざまですが、特に大切なのは、睡眠です。睡眠の質が低下すると、自律神経、ホルモンバランス、お肌のターンオーバーが乱れます。さらに睡眠中に分泌される成長ホルモンが分泌されず、お肌の成長を阻害してしまうことになるのです。

他にもお酒の飲み過ぎ、運動不足、食事リズムのばらつき、ストレスなど、生活習慣の乱れがお肌に与える影響は少なくありません。

加齢

人は誰でも確実に歳をとります。歳をとることで女性ホルモンの分泌が減少し、お肌の細胞は衰え、どんどん保水力が失われていきます。もちろんこれは誰にも止めることはできません。

ただそれでも、お肌の老化を遅くすることは可能です。丁寧な洗顔、スキンケア、そして規則正しい生活習慣によって、お肌の老化はある程度食い止められます。正しい知識を身に着け、毎日コツコツとお肌のケアをしていくことが大切なのです。

体質

乾燥肌になる原因はいろいろありますが、そもそも生まれつきの体質だという人もいます。家族や親せきに乾燥肌の人がいれば、自分も同じ体質である可能性が高いです。

しかし加齢と同じで、体質はある程度改善することは可能です。普段からしっかりと水分を取るようにし、食事内容に気を付け、肌ケアを怠らず、規則正しい生活習慣を心がけておきましょう。

 

乾燥肌を改善する方法

乾燥肌で悩んでいる場合、まずはその原因を知ることが大切です。原因を知り、それに対する改善策を立てれば、体質によってはすぐに治ってしまうこともあります。ではその原因に対してどのような対策ができるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

紫外線対策

まずは基本的なことですが、紫外線によるダメージを避けるための対策を行いましょう。目には見えなくても、私たちの皮膚は紫外線によってダメージが蓄積されています。その細胞レベルのダメージが乾燥肌につながることもあるので、きっちり対策をしておきたいところです。

外出するときは、なるべく直射日光を避けるように歩きましょう。完全に避けることは難しいですが、それだけでもだいぶ違うはずです。さらに日傘をさしたり、日焼け止めクリームを普段から塗っておきましょう。つばの広い帽子をかぶることも有効な対策です。

「晴れているときだけ対策をする」というのでは不十分です。紫外線は気候や天候に関わらず降り注いでいますので、曇っているときでも油断は禁物です。

正しいスキンケア

保水力を維持するためには、やはり毎日のスキンケアは欠かせません。しかし間違ったスキンケアをしていても効果はなく、反対に肌を痛めてしまうこともあります。

基本的には朝と夜2回、洗顔のあときっちりと保湿ケアを行います。高価な商品を使えばいいというわけではありません。まずは自分の肌に合うものを選ぶことが重要なポイントです。

肌質によってもケアの仕方は違いますが、乾燥肌の場合、一番大切なのは化粧水です。手でもコットンでもどちらでもいいのですが、コットンの場合は放置すると水分が蒸発してしまうので、それだけ注意しておきましょう。

そのあとヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの有効成分を含む「美容液」をつけましょう。そして最後に乳液やクリームでフタをします。ここで大事なのは、肌につける順番です。

保湿するための「化粧水」、有効成分が含まれた「美容液」、最後にそれを閉じ込める「乳液」「クリーム」の順番が正解です。基本を抑え、丁寧で正しいスキンケアを心がけましょう。

正しい洗顔

意外と知らない人が多い、正しい洗顔の方法。「もう知ってるよ」という人も、改めて確認をしておきましょう。

まず洗顔は朝と夜の2回行います。乾燥肌の人は、朝はぬるま湯のすすぎだけで十分です。乾燥肌の人が朝も洗顔フォームなどを使ってしまうと、皮脂を落としすぎてしまい、さらに乾燥が進んでしまいます。夜の洗顔は日中の汚れや余分な皮脂を落とすため、洗顔フォームなどを使って丁寧に洗いましょう。

クレンジングをする場合、なるべく刺激が強すぎないものを使います。そして「目元と口元」と「それ以外」の2回にわけて化粧を落とすことがポイントです。

実は、洗顔自体はそこまで丁寧にする必要はありません。洗顔に時間をかけてしまうと、必要な皮脂まで落ちてしまい、乾燥肌を進行させてしまいます。泡をしっかり立て、10~20秒程度でさっと洗うだけにしておきましょう。ゴシゴシこすらず、優しく、そして素早く行うことがポイントです。物足りないと感じるかもしれませんが、それだけで十分汚れは落ちているので、安心してください。

正しい食生活

私たちの体は、普段食べる食事から作られています。体の健康やお肌の調子は、食事の内容でほぼ決まってしまうということです。

まずはお肌の元になる十分なタンパク質を摂ることが、一つ目のポイント。そしてその生成を補助するビタミンやミネラルをバランスよく摂取することが二つ目。最後に、皮脂の分泌を促す上質な油(亜麻仁油、えごま油など)を摂取します。糖質の摂り過ぎは皮脂量のバランスが崩れるので、少し控えるぐらいがちょうどいいかもしれません。

質の高い睡眠

体の成長を促す「成長ホルモン」の分泌は、睡眠中にピークを迎えます。これまで言われていたお肌のゴールデンタイムは22~2時でしたが、実は時間には関係なく「睡眠2~3時間後に分泌量が最大になる」という研究結果が出ています。

徹夜をしてしまったり、不規則な生活をしている人でも、自分のタイミングできちんと寝ることができれば、成長ホルモンはしっかり分泌されるということです。

成長ホルモンは代謝を高め、お肌のターンオーバーを促します。乾燥肌は細胞の保湿機能が弱っているということなので、正常なターンオーバーでその機能を元に戻す必要があるのです。まずはしっかりと睡眠を取って、お肌の潤いを取り戻しましょう。

 

間違ったスキンケア

乾燥肌を改善するための対策をしっかりと行っていても、間違ったスキンケアをしていれば意味はありません。気付かずに間違ったケアをしている可能性もありますので、今一度確認をしておきましょう。

力の入れ過ぎ

私たちが考えている以上に、お肌は繊細で、弱いものなのです。特に目元や口元、頬の皮膚などはとても薄く、非常に傷つきやすい部分です。

洗顔やスキンケアのとき、力を入れてこすってしまったり、強く圧迫してしまうことでお肌の細胞は簡単につぶれてしまいます。特に肌ケアは丁寧にしようという気持ちが入り、ついつい力を入れてしまいます。

細胞が傷つくと肌トラブル(肌荒れや乾燥)の直接的な原因となります。洗顔や肌ケアをするときは、なるべく力を入れないように、優しいタッチを心がけましょう。

化粧水のパッティング

化粧水などをしみ込ませるために、手やコットンでお肌を軽く叩くことを「パッティング」と言います。パッティングをすることで、化粧水などを肌の奥まで浸透させることができるのは確かです。

しかしパッティングをしすぎは、お肌を痛めつけているのと同じことです。コットンでも同じですが、上から軽く抑える程度にとどめておき、強く叩きすぎたりしないように注意しましょう。

マッサージ

乾燥肌を治すために、血行促進のマッサージをしている人もいるのではないでしょうか。確かにマッサージをすれば、血行促進の効果があります。血行を促進させるとお肌に栄養が行き渡り、乾燥肌も改善する可能性はあります。

しかしこれもパッティングと同じで、やりすぎは良くありません。お肌の細胞はとても繊細なので、強い力で、または長時間マッサージをしてしまうのはNGです。

フェイスパックのやりすぎ

フェイスパックは、お肌に潤いや美容成分を補充するのに有効なケアです。しかしこれをやりすぎてしまうと、実はお肌に大きな負担となってしまうのです。

そもそもフェイスパックが顔についている状態は、顔にとっては普通の状態ではありませんよね。少なからず刺激があり、それが繊細な肌には大きなストレスとなってしまうのです。さらに長時間のフェイスパックは、逆に水分の蒸発を促してしまうので危険です。

フェイスパックは多くても週に1回程度にとどめておき、普段は化粧水を自分で塗るようにしておきましょう。

 

まとめ

乾燥肌を改善するためには、まずは自分の肌質を知ることが大切です。お肌が乾燥しているのは一部だけなのか、全体で乾燥しているのか、オイリーな部分はあるか、じっくり観察してみましょう。

全体が乾燥してれば生活習慣や食事が原因、Tゾーンが乾燥していれば皮脂不足など、それによってわかることはあるはずです。

さらにそれらの原因はひとつとは限りません。いろんな原因が同時に影響し合い、乾燥肌を進行させています。

症状がひどい場合は病院での治療も視野に入れる必要がありますが、まずは簡単に改善できる生活習慣などから見直してみてはいかがでしょうか。

参考記事 : 日本初!プラセンタの10倍配合のシミ・シワ対策のオールインワンジェルの効果は?

 

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