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ニキビ跡の消し方!ニキビの種類別に消し方が違います

ニキビ跡と一蓮托生……などと諦めていた方、朗報です

ニキビ跡は嫌なものですが、現在の医療技術をもってすればほとんどのニキビ跡は治療することが可能です。

また軽度のニキビ跡であれば自宅療法のみでも治療することが可能なのも大きな特徴ですね。

そのように現在、過去には難しいといわれたニキビ跡の治療も可能になっています。本気ではそれらニキビ跡の治療法と、それ以上ニキビ跡を増やさないため、ニキビの予防方法もまとめました。一緒に美しかった肌を取り戻しましょう。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡は大きく分けて3種類あります。

治療の難易度別に上から三種類に分類しましたのでご覧ください。

① シミタイプ
② 赤みのあるタイプ
③ 瘢痕(はんこん)タイプ

これらは皮膚がそれぞれ別々のエラーを起こしたことによって発生したものです。一つずつ説明していきましょう。

①シミタイプ

皮膚がニキビの炎症から再生する過程でメラニン色素が異常に増えてしまいシミとなってしまうのが原因です。

ただしこの症状自体はどんな傷でも発生するもので個人差が激しいですがターンオーバーによって長くても半年以内にはまずシミは消えます。

問題は同じ個所に慢性的に炎症が起こっていたり、傷をかきむしったりして皮膚の奥深くにまで傷が出来てしまっていた場合です。

通常ターンオーバーによって増えすぎたメラニン色素は排出されるのですが真皮と呼ばれる皮膚の奥でメラニン色素が増えているとなかなかターンオーバーによっては排出されなくなるわけですね。

ですからこのようなシミは、何もしなければ一生ものになってしまうこともあります。

②赤みのあるタイプ

何度も炎症が起こったことによって炎症部位周辺の血管が膨張ないし破れてしまい血液が漏れ出てしまっているのが原因です。

これも①と同様に時間が経てば治ります。ただし、皮膚の深い所で血管が変異を起こしている場合はそうはいきません。その場合は放っておいても治らないことが多く、ピーリングをすることが治療の近道となります。

またそれでも改善の見込みがない場合はレーザーで色素を排出したり肌のターンオーバーを促進させたりする必要があります。費用については保険適用外ですから安くはありません。

③瘢痕(はんこん)タイプ

炎症によって破壊された皮膚が修正される際にコラーゲンが変性し、正常な再生がされなかった結果瘢痕組織ができるのが原因です。

これはもはや肌の異常ではないので自然治癒はまず見込めません。ですからニキビ跡が盛り上がっている場合は瘢痕組織自体を切り取る必要があります。

また凹んでいる場合はレーザーで再生を促す必要があります。これも当然費用がかさみます。

 

種類別・ニキビ跡の改善方法

いままで、3種類のニキビ跡の概要を治療難易度別にお伝えしてきました。
ここからはそれらの治療方法に焦点をあてて解説していきます。

① シミタイプ

これらは軽度のモノの場合前述したように放っておいても治ります。
ただ、治りを早めたいという場合はケミカルピーリングをはじめとして、肌のターンオーバーを促進させることで効果を上げることが出来ます。

なお肌のターンオーバーを促進し、メラニン色素を排出する方法としては

  • ビタミンCやL-システインなどのしみケア成分の配合された薬剤を使用する
  • サチリル酸やトレチノイン軟膏などのピーリング薬を使用する
  • ハイドロキノン軟膏を使用する

というのが一般的です。これらは軽度のシミを早く治すもので、複数回にわたって重度の発症し続けたニキビ跡などはピーリングだけでは治らないこともあります。その場合はレーザーを使用してメラニン色素を排除する必要があります。

② 赤みのあるタイプ

これも軽度のタイプは放っておけば治ります。重度の場合は、Vレーザーと呼ばれる赤い色素にのみ反応するレーザーで赤い色素の排出を促します。

また、フラクショナルレーザーでターンオーバーを促進させる場合もあります。費用は治療範囲や病院によって大きく変化します。

③ 瘢痕タイプ

これに限り、何をしても自宅治療は不可能です。

跡が盛り上がっている場合は切除し、凹んでいる場合はフラクショナルレーザーなどでへこみを再生させます。

また、あまりにも重度の場合、現在の医療技術では完治自体が不可能です。同時に治療費は最低でも5万円以上はかかり安くはありません。

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ニキビの炎症を起こさせない

いままでニキビ跡の種類、それらの治療方法をお伝えしてきました。少しまとめると軽微なニキビ跡の場合は自分で治すこともできます。

しかし、中~高度のニキビ跡は自宅治療は難しく、治療費も高くつきやすいということがいえます。つまり、そもそもニキビを発生させないのが一番なわけです。

また発生した場合もなるべくニキビ跡を残さない、軽微なものに留まらせるというのが必要になります。

そこで現在日本皮膚科学会が定めているニキビ治療ガイドライン(尋常性挫傷)の治療方法を参考に、いくつかの文献も取り入れて治療方法を6つにまとめました。

① ディフェリンゲルなどのビタミンA誘導体ほかピーリング剤を使用する
② アクネ菌に作用する殺菌剤、抗菌薬を使用する
③ 生活習慣の改善
④ 漢方薬
⑤ ステロイド軟膏による炎症の抑制
⑥ その他

①は現在の最もポピュラーかつ効果的な対処法とされています。
ニキビとは通常、毛穴のつまりである面皰ないでアクネ菌が繁殖した結果炎症反応が発生した場合ものを指します。

①はその面皰の発生を抑制する効果があるため、ニキビの根本的な原因を取り除くことが出来るわけですね。ですから当然効果も高いわけです。

②は①と併せて使用されることが、皮膚科などでは多いです。
つまり①で面皰の発生を抑制し、②でアクネ菌自体も減らすことでニキビが発症する確率も下げるということですね。

実際のところこれらの治療方法は非常に効果が高くほとんどのニキビ患者さんが治癒しているようです。

③は主に洗顔回数とストレスの事を指しています。
というのもニキビ治療ガイドラインでは、ニキビ患者に一日2回の洗顔回数を推奨しています。

そしてニキビを気にしている人はそれ以上の洗顔をしている傾向があります。洗顔のし過ぎは逆にニキビが発症しやすくなるわけですね。

ストレスは肌のターンオーバーが乱れることで毛穴が詰まりやすくなり面皰が発生してしまうのが原因です。

面皰はニキビの初期症状といっていいですからやはりストレスはなるべく抑えるべきです。

④は①や②の治療方法で改善ができない難治性のニキビに対して用いられます。十味敗毒湯や桂枝茯苓丸がポピュラーです。

日本皮膚科学会の定めでは奨励されていない治療方法ですが臨床的には9割越えの完治率とかなりの効果があります。

⑤はニキビによる炎症をステロイド軟膏によって抑えることで傷をかきむしったり触ったりして悪化させることを防ぐ役目があります。

ただステロイド軟膏には副作用も多く、ニキビ治療ガイドラインでは推奨されていません。

⑥は明確なエビデンスはないけど巷で流行っている治療方法の事を指します。
やってもいいとおもいますが効果がなくても知りません。

 

生活習慣で改善を

就寝や洗顔の生活習慣に関しての説明は致しましたので食生活についての説明をしていきたいと思います。

結論から言うと、ニキビ治療ガイドラインでは特定の食品の制限や食事療法を推奨していません。

ただしいくつかの文献や大手の美容系サイトでも高タンパク高脂質の食事は皮脂の分泌を増やすともいわれていますし、逆にニキビ治療ガイドラインやいくつかの文献ではそんなデータはないともいっています。

ですからここからは個人的な意見ですが、特定の食事制限をしてストレスを増やすよりはある程度バランスの取れた食事を心がければ特に問題はないのではないかと思います。

 

まとめ

現在確認できるニキビに対する知見をある程度包括的にお伝えすることが出来たかと思います。ニキビ自体の治療方法はかなり豊富にあり値段も比較的リーズナブルです。

今ニキビが出来てる!というかたは一刻も早く治しましょう!

一度跡になるとニキビを直すよりもずっと手間と金がかかることになります。既に跡になってしまった方はこれ以上ニキビを増やさないこと、ニキビ跡を改善できるよう頑張りましょう!

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