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酵素洗顔の正しい使い方と効果のあるやり方

酵素洗顔

酵素といえば「ドリンク」が有名ですが、酵素「洗顔」もまた、美容に力を注いでいる女性たちのあいだで人気となっているようです。

「洗浄力が高くて角栓や皮脂を落としてくれるらしいけど、それってスクラブと同じ?」と疑問を持った人は、美容意識レベルが高めかもしれません。

今回はそんな酵素洗顔に注目して、どんな使い方が正しいのか、効果を高めるやり方や注意点などについて紹介していきたいと思います。

ニキビや肌の黒ずみ、角栓が気になる方は要チェックです!

 

酵素洗顔とは

「酵素」という言葉はほとんどの人が聞いたことがあると思いますが、実際どのようなものなのか知らない人も多いのではないでしょうか。まずは酵素について、そしてそのあと酵素洗顔とは何か、についてお話しをしていきたいと思います。

酵素とは?

酵素とは、私たちの体の中で起こる化学変化をサポートするために存在している物質です。目に見えないほど小さな物質で、数千種類の酵素が確認されています。それぞれの酵素には決まった役割があり、この化学変化にはこの酵素、また別の化学変化には別の酵素というように、ひとつの酵素でひとつの化学変化を担当しています。

体内で起こる化学変化はさまざまですが、食べ物を分解する「消化」と、分解した栄養をエネルギーに変換する「代謝」のふたつに大きく分けることができます。この消化・代謝の化学変化をサポートする酵素が、それぞれ消化酵素・代謝酵素と呼ばれています。

例えば、唾液に含まれているアミラーゼと呼ばれる酵素は、デンプンの分解をサポートします。また、胃液に含まれているペプシンは、タンパク質の分解をサポートする働きがあります。

体内ではなく食物に含まれている「食物酵素」も確認されており、これを摂取することで消化酵素・代謝酵素の働きをサポートするというものです。しかし食物酵素の働きについては現在でも議論が続いており、効果があるという説と胃腸で消滅してしまうという説が対立しています。

酵素洗顔とは?

酵素洗顔は、タンパク質や脂質を分解する酵素を洗顔料に含有させて、洗浄力をあげたものです。酵素の力でタンパク質や脂質を分解し、お肌の古い角質や余分な皮脂を落とす働きがあります。

ターンオーバーで剥がれかけた古い角質を落とすので、使い方によってはお肌がつるつるになっていきます。ただその洗浄力の強さから、使い方を間違えると逆にお肌を痛めてしまったり、ターンオーバーが乱れる原因になってしまったりすることもあります。

ほとんどの商品がパウダー状となっており、ボトルから少量取り出すタイプや、カプセルで1回分が分けられているタイプなどがあります。価格は1回分が30~90円ほどの商品が多いようです。

少し高く感じるかもしれませんが、普段の洗顔と同じように毎日使うわけではなく週1回や週2回と考えると、そこまで高くないことがわかるかと思います。

酵素洗顔の種類

酵素洗顔は、大きく3つの種類に分けることができます。ひとつは、「タンパク質分解酵素」を使った酵素洗顔です。お肌の古い角質を落とすための酵素が含まれており、パパイン酵素やパイン酵素がこれにあたります。

そして次に、余分な皮脂を分解してくれる「皮脂分解酵素」が含まれた酵素洗顔。リパーゼ(酵素群)やサンゴ酵素がこれにあたります。

最後は、この2種類の酵素がどちらも含まれたタイプの酵素洗顔です。タンパク質分解と脂質分解のふたつの力を持っていますが、どちらかに特化した酵素洗顔よりそれぞれの酵素の数が少ないのがデメリットです。

「古い角質を落としてつるつるお肌になりたい」という方はタンパク質分解酵素だけを含んだ酵素洗顔で十分ですが、角質と皮脂が混ざり合った黒ずみや角栓を落としたいという方は、タンパク質分解酵素と皮脂分解酵素のどちらも含まれたタイプを選ぶ必要があります。

なぜパウダーが多いのか

酵素洗顔には石鹸タイプや泡タイプなどもありますが、パウダー(粉)状になっているタイプがほとんどです。酵素は水分を得ると活性化してしまうため、石鹸タイプや泡タイプでは使う前に酵素が力を失くしてしまう可能性があるのです。

石鹸自体は水分をあまり含んでいませんが、一度でも使うと水に濡れてしまいますよね?そうすると、その部分の酵素は時間とともに働きが弱くなってしまいます。酵素洗顔の力を最大限に発揮させるには、洗顔の直前に水分を与える必要があるため、パウダータイプが最適なのです。

さらにパウダータイプにしておくことで、いろいろな添加物が不要になるというメリットもあります。固形や泡にするためには、その状態にするための添加物が必要です。パウダータイプにはそのような成分は含まれていないので、その分お肌に優しい作りになっています。

 

酵素洗顔の効果

酵素洗顔の効果は、お肌がつるつるになるだけではありません。酵素洗顔をするとどんな効果が得られるのか、さらに詳しく見ていきましょう。

酵素洗顔
出典:クレソワン酵素洗顔

古い角質を落とす

酵素洗顔を使う一番の目的は、古い角質を落とすことではないでしょうか。ターンオーバー(肌細胞の入れ替わり)の乱れによって、古くなった角質がお肌の表面に残ってしまうことがあります。古い角質が残っていると化粧水などの基礎化粧品が浸透しにくく、化粧ノリも良くありません。

さらにお肌のガサつき、肌荒れやニキビ、皮脂やホコリと混じり合うと角栓や黒ずみの原因にもなってしまいます。酵素洗顔で古い角質を落とすことは、これらを予防・改善する効果があります。古い角質がキレイに落ちていると、毛穴に詰まることもなくなるので、ニキビや角栓が発生しにくくなります。

余分な皮脂を分解する

皮脂は「乾燥」や「外からの刺激」からお肌を守るために分泌される、油状の物質です。皮脂腺から常に少しずつ分泌されていますが、生活習慣の乱れや体調によって皮脂の分泌量が変化してしまうことがあります。

皮脂の分泌は、少ないと乾燥の原因となり、多すぎてもベタつきやニキビ、黒ずみなどの原因となります。過剰に分泌してしまった皮脂は普通の洗顔でも落とすことはできますが、毛穴に詰まってしまった角栓や黒ずみはなかなか簡単には落とすことができません。

皮脂分解酵素を含んだ酵素洗顔を使うことで、毛穴につまった皮脂や酸化して黒くなってしまった皮脂を分解して落とすことができます。特に酸化して黒ずんだ皮脂は細胞に刺激を与えてメラニン色素を発生させてしまうので、これを解消することでシミを防いだり、すでにあるシミを薄くする効果も期待できます。

 

酵素洗顔の使い方

本題まで長くなってしまいましたが、ここからは酵素洗顔の使い方についての解説をしていきたいと思います。基本的な使い方と、実際に使ってみてわかったことをまとめています。使いやすいパッケージタイプもご紹介していますので、参考にしてください。

クレンジングからパウダーを出すところまで

酵素洗顔の使い方は、一般的なパウダータイプを想定してご紹介します。まずはクレンジングなどで普段通りにお化粧を落としましょう。手で泡立てることになるので、あらかじめハンドソープや石鹸で手をキレイに洗っておきましょう。

個包装タイプやボトルタイプがありますが、1回に使う量を手の平に取ります。目安は0.5gほどですが、商品によっても異なるので、商品説明欄をよく読んで量を調節しましょう。

手の平で少し泡立てる

手の平に酵素洗顔のパウダーを取ったら、ゆるま湯を少し乗せて泡立てます。酵素洗顔は添加物が含まれていないものが多く、洗顔フォームと比べると基本的にはほとんど泡立たないと考えてください。とはいえ、水に溶かした程度では効果が薄いので、ある程度泡立つまで頑張りましょう。

酵素洗顔

クレンジングをしたあと、時間が経ってしまうとお肌はどんどん乾燥してしまいます。こんもり泡ができなくても、ある程度でやめてお肌に乗せてしまったほうが良いでしょう。また、泡立てネットを使って泡立てるのもおすすめです。泡立てネットは雑菌が繁殖しやすいので、使ったあとと使う前にしっかり洗浄しておきましょう。

顔全体を優しく洗う

あとは普通の洗顔と同じように、泡を顔に乗せて洗うだけです。全体を素早く、そして優しく洗います。時間をかけすぎるとお肌に負担をかけてしまうので、20~30秒程度でさっと流してしまいましょう。

洗浄力が高いので、洗うことに関してはそこまで力を入れなくてもかまいません。それよりも、そのあとしっかりすすぐことのほうが大切です。ぬるま湯をたっぷり使い、洗顔料が少しでも残らないように丁寧にすすいでいきましょう。

洗顔後の保湿が重要

洗い終わったら、柔らかくて清潔なタオルを使って水気を拭きとります。軽く抑えるように拭き、ごしごしこすらないように注意してください。

水気が取れたら、化粧水や美容液などの基礎化粧品で保湿ケアを忘れてはいけません。酵素洗顔は洗浄力が強いので、洗顔後はお肌に少なからず負担がかかっているはず。少しでもお肌を回復させるために、できるだけ早めに保湿ケアをしてください。

おすすめのパッケージタイプ

酵素洗顔はいろいろなパッケージタイプが商品化されていますが、やはりおすすめはひとつひとつがパックされている個包装タイプです。

ボトルタイプは自分の好きな量を使えるというメリットはありますが、出し過ぎてしまったり目安の分量がわからなかったりするので、特に初めての方は個包装タイプを選ぶようにしたほうが良いでしょう。

個包装タイプと言ってもまた様々で、コーヒーに入れるフレッシュのようなカプセルタイプのものや、スティックシュガーのような袋に入っているタイプ、ティーバッグを少し小さくしたような大きさのものがあります。

個包装タイプは量が物足りないと思っても調節できないのがデメリットですが、メーカーがあらかじめ適量を調節してくれているので、使い過ぎることがないという安心感はありますよね。

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酵素洗顔の注意点

酵素洗顔は美容に高い効果が期待できる反面、間違った方法で行うと肌荒れやニキビの原因となってしまいます。難しいことではないので、しっかりと確認しておきましょう。

朝の酵素洗顔はNG

酵素洗顔をするタイミングは、夜がベストです。酵素洗顔をしたあとはお肌を守る皮脂が少なく、古い角質もなくなるため、一時的にお肌が弱くなっています。日中は太陽光(紫外線)や汗などの刺激が多く、酵素洗顔をしたあとのお肌には少しつらい状況が続いてしまうのです。

酵素洗顔を夜にやっておけば、寝ているあいだに皮脂が分泌され、新しい角質が表面に出てきてくれます。すると朝にはお肌が元気な状態になっているので、日中の刺激に耐えることができるはずです。(日焼け止めクリームなどは忘れずに!)

やり過ぎは禁物

いくら酵素洗顔でお肌がキレイになると言っても、やり過ぎると逆効果になってしまいます。はじめは週に1~2回程度、何回か続けたら月に1~2回程度まで頻度を落としていきましょう。

酵素洗顔はあくまでもお肌の悪いものを取り除くために行うので、それが「無い」状態で酵素洗顔をしても意味がありません。むしろお肌を守る角質や、乾燥を防ぐために必要な皮脂まで落ちてしまうので、お肌の状態が悪くなることもあります。

最終的に酵素洗顔をしなくても良い状態になったら一旦ストップして、普通の洗顔を続けておきましょう。そしてまた黒ずみや毛穴の詰まりが気になるようなら酵素洗顔をする、という程度で十分です。

乾燥肌の人は要注意

乾燥肌の人は、あまり酵素洗顔をしないほうが良いかもしれません。乾燥肌の場合、角質層が薄かったり、皮脂の分泌量が少なかったりすることがあります。その状態で酵素洗顔を行うと余計に乾燥がひどくなり、炎症やひび割れを起こしてしまう可能性もあります。

ほかにもアトピー体質の人や、アレルギー体質の人も避けたほうが良いでしょう。どうしても気になる部分があって酵素洗顔をしたいという場合は、かかりつけの医師に相談をしてから行うようにしてください。

子どもはNG

酵素洗顔は刺激が強いので、子どもの繊細な肌には向いていません。古い角質や毛穴につまった汚れなど、子どもの肌にはそもそもないはずなので、酵素洗顔をする必要はありません。

また、酵素洗顔でよく使われているパパイン酵素やパイン酵素は、アレルギーの原因になることもあるので注意してください。子どもが間違えて使わないように、手の届かないところに保管しておきましょう。

 

洗顔後のスキンケア方法

スキンケア

酵素洗顔のあとは、基礎化粧品を使って丁寧に保湿ケアをすることが重要です。具体的にどのようにして保湿していけば良いのか、その方法をご紹介します。

基礎化粧品の役割

洗顔後に行うスキンケアは、化粧水や美容液などの基礎化粧品を活用しましょう。「化粧水」はお肌に水分を浸透させるためのもので、油分が少なくさらっとしているのが特徴です。美容成分が含まれているものもありますが、含まれていないタイプでも問題ありません。

美容成分をお肌に与えるのは「美容液」の役目です。保湿効果のあるコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンや、美白効果のあるビタミンC・ビタミンC誘導体・アルブチンなどが配合されています。パック(シートマスク)も同じように、水分や美容成分をお肌に浸透させる働きがあります。

乳液は化粧水や美容液で浸透させた水分や美容成分を、角質層に閉じ込めるためのものです。10~30%が油分となっており、美容液よりもかなり粘り気があります。乳液は水分と油分がバランス良く配合されていますが、クリームはほとんどが油分で作られています。役目は乳液と同じなので、好みで使い分けると良いでしょう。

基礎化粧品の順番

スキンケアの基本は、油分の少ないものからつけていくことです。基礎化粧品の中で一番油分の少ない化粧水をつけ、そのあと美容液、最後に油分の最も多い乳液や美容クリームを塗ります

これは成分(水分)をお肌に浸透させるためなので、必ず守るようにしましょう。油分の多い美容クリームからつけてしまうと、そのあとの化粧水や美容液が肌の奥まで浸透しにくくなってしまいます。

もしパックをするのであれば、化粧水のあとが基本です。商品によっては化粧水の前を推奨しているタイプもあるので、商品説明欄をよく読んで使うようにしましょう。

 

まとめ

酵素洗顔はお肌の古い角質や角栓を落としてくれますが、落とす必要のない角質や大事な皮脂まで落としてしまう可能性もあります。

普段はいつも通りの洗顔料で洗顔をし、酵素洗顔はあくまでも「肌にこびりついた不要なものを落とすだけ」にとどめておきましょう。

個包装タイプであれば使う分だけ取り出せるので、未開封で長期保存も可能です。急いで肌をキレイにしようと焦らず、少しずつ美肌を目指してみてはいかがでしょうか。

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