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肌にクレーターができてしまう理由。凹凸の原因はニキビの対処法にある!

しっかり肌ケアしているはずなのに、どんどん悪化する「クレーター肌」
その原因は、ニキビの対処法にありました。

間違った方法でお肌をケアしていると、ニキビがキレイに治らずにクレーターになってしまいます。

今回は、クレーター肌の原因と、クレーターをつくらないための方法。そして、できてしまったクレーターの正しい処理方法をご紹介します。

 

肌にクレーター状の凹凸ができてしまう理由

しっかり洗顔をしていても、ケア方法が間違っているとクレーターはできてしまいます。その主な原因は、肌への修復不可能な「傷」であることがほとんどです。どのような理由で傷ができてしまうのか、なぜ治らないのか、詳しく見ていきましょう。

クレーターと深い関係のある肌の構造

お肌は一枚の皮膚ではなく、いくつもの層になって構成されています。その層は役割ごとに、大きく3種類の層に分類することができます。

お肌の一番外側にある「表皮(ひょうひ)」は、外からの刺激を緩和させたり、体温調整をしたりする働きがあります。とても薄い層なので乾燥やニキビなどのトラブルが起きやすいのですが、その分治りも早いのが特徴です。

その表皮を支えているのが「真皮(しんぴ)」と「皮下組織(ひかそしき)」です。表皮の真下にある真皮は、コラーゲンやエラスチンなどの繊維でできており、お肌の潤いや弾力を維持する機能を持ちます。さらにその下に、分厚い脂肪でできている皮下組織があり、お肌全体を支えています。

真皮層の傷がクレーター肌の原因

お肌にクレーターができてしまう大きな原因として、「真皮層の傷」ということが挙げられます。表皮はもともと傷ができやすいので、その分回復も早く、少しくらいの傷であればすぐに治ってしまいます。

しかしその下にある真皮層や皮下組織は回復が遅く、一度傷ができてしまうとなかなか治すことが難しくなります。その傷は小さければ「点」のクレーターとなりますし、広ければ「円」のクレーターとなってしまいます。

ターンオーバーでは治りにくい

お肌に傷がついても、ターンオーバーで治るのでは?と考えがちです。浅いクレータならしっかりした地道なスキンケアで治る場合も多いですが、深いクレーターはターンオーバーだけでは治りにくく、状態がひどい場合に治療にはレーザー治療などの専門医療が必要となることがほとんどです。

ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりのことを言います。何が生まれ変わるのかというと、「表皮層にある細胞」です。表皮の底にある「基底層」で細胞が生まれ、一番外側にある「角質層」から細胞が剥がれ落ちていきます。

つまり、深いところにある真皮層や皮下組織まで傷がついてしまうと、表皮細胞の生まれ変わりであるターンオーバーでは治らないのです。

反対に傷が浅く、表皮の傷だけであれば、ターンオーバーによって肌が生まれ変わるので、数日~数週間で治ることもあるでしょう

ポイント!
  • ニキビやキズができたときのケアが大切!
  • 表皮だけの浅いクレーターはスキンケアで治ることも!
  • 真皮層まで傷ついた深いクレーターはレーザー治療が必要!

 

クレーター肌の原因・深い傷ができてしまうのはなぜ?

クレーターは真皮層や皮下組織に「治らない傷」ができることで発生します。どうしてそんなに深い傷ができてしまうのか、その原因は何か、詳しく見ていきましょう。

最大の原因は悪化したニキビ

クレーターができる最大の原因は、ニキビができたあとに残る「傷跡」です。

ニキビとは、毛穴のつまりのことです。「余分な皮脂」や「剥がれ落ちた角質」などが、毛穴につまることでニキビが発生します。生まれたばかりのニキビには炎症もなく、白くて小さいのが特徴です。

しかしそれを放置していると、人の皮膚に住んでいるアクネ菌(常在菌)が繁殖し、皮膚が炎症を起こしてしまいます。炎症を起こす前のニキビを「白ニキビ」、炎症を起こしたニキビを「赤ニキビ」、さらに膿がでるほど悪化したニキビを「黄ニキビ」と呼ぶことがあります。

ニキビは悪化すると皮膚が炎症を起こしてしまいますが、それを放置していると、炎症が皮膚の奥にまで広がり、真皮層にまで達してしまうことがあります。そうなると回復が遅い真皮層の細胞が傷つき、クレーターとして残ってしまうのです。

間違ったニキビケアもクレーターの原因に

ニキビを治すために自分でつぶしてしまうことは、クレーターの原因となります。ニキビを放置するのはいけませんが、早く治そうとつぶすことも、間違ったケア方法なのです。

病院での治療や、専用の道具を使ってきっちりニキビをつぶせば跡には残りません。しかし自分でニキビを不用意につぶしてしまうと、ニキビの周囲にある正常な細胞を傷つけてしまうことがあります。

その傷が真皮層にまで達していると、クレーターとなって跡に残ってしまうのです。ニキビは早く治さなければいけませんが、自分でつぶすのは危険なのでやめましょう

お肌の乾燥が続くとクレーターになる

クレーターの主な原因は「ニキビ」ですが、それ以外でもクレーターが発生することがあります。いろいろな肌トラブルの元凶である「乾燥」もそのうちのひとつで、お肌の乾燥がクレーターを引き起こす可能性もあるのです。

お肌は潤いがあることで、ハリが維持されています。潤いがなくなると、肌細胞の結合が弱くなり、形が崩れてしまうことがあります。細胞が崩れると、その部分がへこんでしまい、クレーターになってしまうということです。

特に真皮層には「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」など、潤いを維持する組織で構成されています。この組織が減少すると、機能が弱ってお肌が乾燥し、細胞がどんどん崩れていってしまうのです。

同じようにお肌の「乾燥」は、クレーターだけでなく「シワ」や「たるみ」の原因にもなります。

アレルギーやアトピーが原因の可能性も

アレルギーやアトピーで、肌を大きく傷つけてしまい、それがクレーターになってしまうことがあります。特にアトピーは継続的なかゆみが発生し、自分でも無意識に掻いてしまうことがありますよね。

同じ部分を継続的に掻くことで肌が傷つき、それが真皮層にまで達することでクレーターになります。

また継続的に肌が弱っている状態だと、ターンオーバーも乱れてしまいます。まだ成長しきっていない細胞が表面に押し出され、さらにかゆみが発生し、乾燥が悪化するという悪循環に陥る可能性もあります。

「皮膚の荒れやかゆみが治らない」「赤く湿疹状態になっている」ということであれば、まずは皮膚科に相談をしてみましょう。

 

クレーターにならないための予防策

クレーターの原因がわかったところで、次はクレーターにならないための予防策と、今あるクレーターを悪化させないための対策をご紹介します。

保湿は肌トラブル対策の基本

毛穴の開き、ニキビ、肌荒れ、乾燥肌、脂性肌、シミ、シワなど、肌トラブルの種類はたくさんありますが、そのほとんどは「保湿」をしっかりすることで未然に防ぐことができます。

クレーター予防も同じで、保湿ケアがしっかりできていればニキビにもなりにくく、真皮細胞も崩れにくくなります

保湿ケアは、洗顔のあとに行います。清潔なタオルで顔を優しく拭いたあと、化粧水をたっぷり、軽くおさえるように塗布していきます。このときに叩いたり、こすったりせず、優しく抑え込んでしみ込ませるのがポイント

そのあと、真皮層に保湿成分を補充するための美容液があれば、それも塗布しましょう。そして乳液や美容クリームは水分の蒸発を防ぐ「フタ」の役割を果たしますので、必ず行うようにしましょう。

1日に3回、4回とやりすぎないように注意し、用法を守って丁寧に保湿ケアをしましょう。

洗顔は1日1回でOK

クレーターを予防するには、ニキビを予防することが一番大切です。そして、ニキビ予防には「正しい洗顔」が最重要ポイントとなります。

洗顔は基本的に1日1回、夜だけで十分です。朝はぬるま湯で顔をすすぐだけにしておきましょう。夜、お風呂から上がったあと、もしくはお風呂場で最後に洗います。

お風呂場で洗うのは問題ないのですが、はじめに洗ってしまうのは少し危険です。お風呂場は湿気が高いから大丈夫と思われがちですが、化粧や皮脂が落ちた状態の肌はとても乾燥しやすいため、顔を洗ったらすぐに保湿ケアをしないといけません。

さらにシャンプーやトリートメントが顔に流れてくるので、それが顔に残ってしまう可能性もあります。洗顔はできるだけ「最後」にするようにしましょう。

ニキビケアを怠らない

ニキビが発生しても焦らずに、洗顔と保湿で治すことを意識しましょう。ニキビケアの基本は、正しい洗顔と保湿です。ストレスや食生活によってもニキビが発生することがあるので、正しい生活を送ることも非常に大切です。

ニキビができたからと言ってすぐにクレーターになるわけではありませんので、焦ってつぶしてしまわないように気をつけてください。

自分でニキビをつぶすと、高い確率でクレーターになります。それだけは避けなくてはならないので、どうしても気になる方は早めに病院で診てもらいましょう。

生活習慣の改善でニキビを予防する

先ほども軽く触れましたが、生活習慣が乱れていると、ニキビの発生につながります。まずは睡眠や食事の生活リズムを整えること。そして、ストレスをためないことを意識し、軽い運動も取り入れます

さらに食事の内容にもしっかり気をつけることができれば、ニキビはできにくくなります。正しい生活習慣が身についていれば、お肌の乾燥もなくなるので、より一層クレーター肌になりにくくなるはずです。

運動は、軽く汗を流すだけでも効果があります。筋肉に大きな負担がかかる運動は、皮脂の分泌量が増える可能性があるのでおすすめしません。できればランニングやエアロバイクのような有酸素運動を、週に3~4日程度行ってみましょう。

 

できてしまったクレーター肌はどうすればいい?

実際にクレーターができてしまうと、簡単に治すことはできません。しかし、浅いクレーターなら自分でも治せますし、専門のクリニックで治療を行うことも可能です。まずは自分でできる範囲の、クレーター肌の改善方法を確認しておきましょう。

予防策を継続する

一番大切なのは、クレーター予防策をしっかり継続することです。先ほど説明したように、正しい洗顔と、毎日丁寧な保湿ケア。そして規則正しい生活習慣を身につけることが大切です。

きちんとケアできていれば、浅いクレーターなら数週間で治ってしまうこともあります。諦めず、根気強くケアしていくことを心がけておきましょう。

食事改善でターンオーバーを促す

お肌のクレーター肌を改善するには、ターンオーバーが正常でなければいけません。ターンオーバーが正常に働いていると、表皮がどんどんキレイになっていくので、浅いクレーターなら、基本的にはすぐに治ります。

ターンオーバーを正常にする方法は様々ですが、食事内容の改善によってターンオーバーを促す方法が一般的です。

偏食や栄養バランスの乱れた食事をしているとターンオーバーが乱れ、細胞が未熟なまま角質となってしまったり、細胞の入れ替わりが行われなかったりすることがあるのです。

健康的なお肌に必要なのは、細胞の元となる「タンパク質」と、お肌の生成を促す「ビタミン」や「ミネラル」です。タンパク質は多めに、ビタミンやミネラルは不足しないように摂る、というのがポイントです。

クレーター肌の改善に向いている専用の化粧水を利用する

基礎化粧品には、お肌に水分を補充する「化粧水」、お肌に美容成分を浸透させる「美容液」、水分を逃がさないための「乳液」や「クリーム」などがあります。

炎症を起こして硬くなった皮膚を柔らかくすることはニキビあとを残さないために大変重要です。ニキビあとに効果的な化粧水の条件は以下の通りです。

  • 微細化された粒子で肌の奥まで浸透する化粧水であること
  • 肌の再生に必要な成分、ヒアルロン酸、コラーゲンが豊富に含まれていること
  • グリチルリチン酸ジカリウムなど肌の炎症に働く成分含んでいること
  • 炎症による黒ずみを美白化させるプラセンタを含んでいること
  • 米ぬかエキスなどの保湿成分を含んでいること
  • 界面活性剤、アルコールなど石油系成分を含まないこと
  • 肌にやさしい無添加であること
  • ニキビあとに特化した化粧水であること

コラーゲンやヒアルロン酸は真皮層に存在し、皮膚の潤いやハリを維持している組織です。これが減少していると、細胞間の結びつきが弱くなり、シワやクレーターになってしまうのです。

美style編集部でおすすめの化粧水はリブロスキンです。

ニキビあと専用に作られた化粧水で、ニキビあとに効果的な化粧水の条件も十分に満たしています。また、85万本も売れている実績のある化粧水です。

利用者満足度96%、日本アクネ化粧品研究所の調査による、浸透力、使用感、変化を実感した項目などで第1位を獲得しています。

60日間の返金保証もついて、初回2,240円(送料無料)で試すことができます。

リブロスキンの公式サイト

リプロスキン

化粧水や美容液で足りなくなった美容成分を補充するのはとても大切なことです。正しいニキビあとのケアを続けることで、少しずつクレーターが薄くなっていくことでしょう。

専門のクリニックで治療する

クレーターの改善は、自分の力だけでは限界があります。やはりおすすめは、専門のクリニックでの治療です。クリニックとは、病院のことです。一般的な皮膚科よりも、ニキビやクレーター治療に力を入れている専門クリニックを選びましょう。

ただし、治療法によっては保険適用外になることがほとんどなので、治療費が高くつくことは覚悟しておきましょう。

治療法はレーザー治療やピーリングなど、様々です。その中でも多くのクリニックで採用されている治療法を、次の章で解説しています。

 

クリニックで行う治療法

クリニックでは、クレーターの状態や肌の体質によって、治療法を選ぶことができます。選ぶと言っても知識の豊富な医師にアドバイスをもらい、おすすめの治療法をすることになることがほとんどです。

ただしクリニックでの治療は治療費が高くつきますので、財布との相談も必要です。ではどんな治療法があるのか、順番に見ていきましょう。

※クリニック(医師)によって、得意とする治療法は異なります。気になる方はあらかじめ、電話等で確認をしてから来院しましょう。

クレーター治療の代表「レーザー」

クレーター治療と言えば、まずはじめにレーザー治療を思い浮かべる方が多いかと思います。というのも、クリニックでのレーザー治療は一般的に多く普及しており、採用率が最も高くなっているからです。

実際にクリニックで治療を受ける人が、医師からまずおすすめされるのは、このレーザー治療のはずです。レーザー治療は真皮層まで届く熱を照射し、コラーゲンを増加させることで肌を下から押し上げようとする治療法です。

レーザーには「光の波長」によっていろいろな種類があり、中でも特に効果が高いとされている「フラクショナルレーザー」がクレーター治療に最適だとされているようです。

深いクレーターには「FGF注入」

FGF(細胞増殖因子)と呼ばれる物質を、肌に注入する治療法です。FGFはタンパク質の一種で、コラーゲンやエラスチンを生み出す「線維芽細胞」を増殖させる働きがあります。

線維芽細胞が増殖すれば、そこからコラーゲン繊維やエラスチン繊維が生成され、お肌に潤いやハリが生まれます。皮膚の下から押しあげてくれるので、クレーターのようなへこみでも治ってしまうということです。

 

まとめ

クレーターは主にニキビが原因なので、まずはできるだけニキビをつくらない生活を心がけるのが大切です。もしニキビができてしまったら、焦らずに丁寧な洗顔と保湿でお肌をケアしましょう。

一度クレーター肌になってしまうと、なかなか治療が難しくなります。ニキビが治りにくい、頻繁にできてしまう、ということであれば、早めに専門家に相談してみましょう。

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