毛穴はなぜ開いてしまう?毛穴のを改善して美肌を手に入れよう!
美容に気をつかっている女性であれば、誰もが気になる「毛穴の開き」。しっかりケアしているはずなのに、毛穴が気になる。
体質だから仕方がないと諦めている。今回はそんなお悩みを解決するための方法、スベスベ美肌を手に入れる方法をご紹介していきます。
毛穴が目立つのは、お肌になんらかの異常が起きている状態です。それは乾燥やターンオーバーの乱れ、皮脂のつまりなど、原因はさまざまです。
どうしてそのようなことが起こってしまうのか、正しいスキンケアの方法とともに、詳しく解説をしていきます。
毛穴が開いてしまう原因
「しっかりケアしているはずなのに毛穴が開いてしまう。」「化粧をしても毛穴が目立つようになってきた。」そんなときはもう一度、スキンケアの方法や、日々の生活習慣を見直してみましょう。主にどんなことが原因で毛穴が開いてしまうのか、ひとつずつ確認していきます。
肌が乾燥して皮膚がよれる
人の肌には、無数の毛穴が存在しています。顔だけでも約20万ヶ所の毛穴があると言われており、しかもそれは生まれたときからほとんど変化しないそうです。
しかし、同じ数の毛穴があるはずの赤ちゃんの肌には、開いた毛穴が見当たりませんよね?
赤ちゃんのお肌はしっかり潤っており、ハリがあるからです。肌にハリがあると、毛穴はほとんど見えなくなります。
しかし大人になり、お肌の保水能力が衰えて乾燥すると、お肌がよれて毛穴が目立つようになってしまいます。毛穴が開くというよりは、肌細胞がゆるんだことによって、「毛穴が閉まらなくなる」と言ったほうが正しいかもしれません。
毛穴に皮脂がつまっている
「皮脂」とは、毛穴から自然と分泌される油状の物質です。年齢や食事、ホルモンなどの関係で分泌量は変わりますが、基本的には一定の量が常に分泌されています。
皮脂は外からの刺激や乾燥などから、お肌を守る大切な働きをしています。しかし、なんらかの原因で皮脂の分泌量が増えてしまうと、それが毛穴につまり、毛穴が開く原因となります。
さらにその皮脂が、皮膚から剥がれ落ちた角質や化粧品、ホコリなどとまざり、それが毛穴につまることもあります。お肌に黒いポツポツが目立っている場合は、毛穴につまった皮脂が酸化して黒くなっている証拠でもあります。
お肌のたるみによって毛穴が伸びる
老化によるコラーゲンや、ヒアルロン酸の減少、乾燥、表情筋の衰えなどにより、お肌のたるみが発生します。お肌がたるむということは、重力によってお肌が下に伸びてしまうということです。
お肌が伸びるということは、毛穴ももちろん伸びています。するとその部分は、毛穴が広がって見えてしまいますよね。さらにそれが進行すると、毛穴同士が連結したように見え、深いシワのような状態になってしまうこともあります。
生まれつき、体質の可能性も
間違ったケアもしていない。規則正しい生活習慣を送り、お肌にたるみやニキビなどの肌トラブルもない。ということであれば、生まれつき毛穴が目立ってしまう体質の可能性もあります。
体質であれば、ある程度毛穴が目立ってしまうのは仕方のないことですが、やはり肌ケアや乾燥対策、食事改善など、何かひとつでも改善できることはあるはずです。次の章で詳しい対策方法をご紹介していますので、参考にしてみてください。
毛穴の開きの改善方法
毛穴が開く原因がわかったところで、それをどう改善していくのか、詳しく解説をしていきます。女性ホルモンなど、対策が難しいものもありますが、根気強く取り組んでみましょう。
洗顔のタイミングに気をつけよう
肌トラブルの多くは、間違った洗顔からはじまります。洗顔は毎日することなので、少しの違いでも、つみ重なれば、お肌にとって大きな違いとなって現れます。
まず洗顔は基本的に、1日1回がベスト。朝はぬるま湯で顔をすすぐだけで十分です。保湿に必要な皮脂を落としてしまうと、乾燥したり、余計に皮脂を分泌してしまったり、肌トラブルの原因になるからです。
朝から顔がベタベタ、脂が浮いている、という脂性肌の人は、朝に洗顔をしてもOKです。
夜、入浴中に洗顔をするのが一番効率的ですが、顔を洗うのは最後にします。顔を洗うと、皮膚を保護していたメイクや皮脂膜が落ち、非常に乾燥しやすい状態になります。その状態をなるべく避けるため、最後に顔を洗い、お風呂からあがったらすぐに保湿をする、というのが理想です。
顔を最初に洗ってしまうと、そのあとシャンプーやトリートメントなどが流れ落ち、顔についてしまう可能性もありますよね。お肌にとってそれは良くありませんので、やはり洗顔は最後にするのが良いでしょう。
すべては洗顔方法の見直しから
洗顔は「素早く」「優しく」が基本です。はじめにぬるま湯で、しっかりと顔を濡らします。そして泡をしっかりと作り、顔に乗せます。ゴシゴシとこすりすぎないよう、優しく丁寧に洗っていきます。
指を細かく動かし、素早く洗うのがポイント。時間をかけすぎると、洗浄力の強い泡は必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥の原因となります。時間にすると、だいたい10~20秒ぐらいで十分です。
泡が残らないよう、たっぷりのぬるま湯ですすぎます。泡が少しでも残っていると、大きな肌トラブルにつながります。洗うことよりも、すすぎに力を入れたほうが良いぐらいです。
最後に柔らかく清潔なタオルで、優しく拭いてあげましょう。ここでもこすりすぎに注意し、軽く抑えるようにするのがポイント。そのあとは、なるべく早く保湿ケアを行います。
保湿ケアで肌にハリを取り戻す
保湿ケアをしてしっかり乾燥対策することで、お肌にハリを戻します。するとそれだけで、毛穴がほとんど目立たなくなることもあります。
保湿ケアは基本的に、失った水分を補充するための「化粧水」、コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体などの美容成分が含まれた「美容液」、そして水分や美容成分を逃がさないための「乳液」や「クリーム」を使います。
「化粧水だけ」「クリームだけ」というのは効果が半減してしまいます。安価なものでもいいので、その3つの役割をカバーできる基礎化粧品を用意しましょう。(「高い、安い」よりも「自分の肌に合っているか」のほうが大切)
生活リズムを整える
お肌を守るために、日常の生活リズムから整えていくことも大切です。朝は早めに支度をし、太陽の光を体に浴びる。三食しっかり食べ、夜はリラックスして早めに寝ます。
これだけで自律神経やホルモンバランスの乱れが改善され、お肌の健康に必要な「女性ホルモン(エストロゲン)」の分泌も促されます。
女性ホルモンの働きはさまざまで、月経を正常に起こすことや(月経前症候群の緩和)、お肌の真皮層にあるコラーゲン繊維やエラスチン繊維、ヒアルロン酸などの美容成分を分泌させる働きなどがあります。
これらの成分がしっかり分泌されていると、お肌の潤いやハリが生まれ、毛穴が目立たなくなるのです。
睡眠は成長ホルモンを分泌させる
生活リズムとも関係していますが、「質の高い睡眠」も毛穴改善には大事なことです。睡眠をしっかりとれば、成長ホルモンが分泌され、肌トラブルの多くを解決してくれます。
成長ホルモンは、筋肉や骨など体の骨格の成長だけでなく、お肌を健康に保つためのターンオーバーをコントロールする働きもあります。成長ホルモンの分泌が阻害されると、ターンオーバーが崩れます。お肌の乾燥やニキビなどの肌トラブルが起き、毛穴が目立つことにもつながります。
質の高い睡眠には、脳と体のリラックスが大切です。寝る前に少し部屋を暗くしたり、テレビやスマートフォンなどの明るい画面を見ないようにすることは、脳のリラックスにつながります。
体をリラックスさせるためには、早めの夕食を心がけるべきです。夕食が遅いと寝ている間も内臓が動き、睡眠が阻害されてしまいます。また、体をあたためると副交感神経が優位になる(リラックス効果)ので、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのもおすすめです。
表情筋のトレーニングでたるみを防ぐ
お肌にたるみがあると、その部分の毛穴が目立ってしまいます。たるみの主な原因は老化や乾燥ですが、表情筋の衰えによっても皮膚がたれてしまうことがあります。ハリのあるお肌を維持するためには、表情筋をしっかりと鍛えておかなければいけません。
小さな努力を積み重ねることによって肌のハリを保つことができるのです。
間違った毛穴ケア
自分では正しいと思っていても、間違ったケアをしている人は少なくありません。間違った毛穴ケアはたくさんありますが、特に間違えやすいポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
洗顔での洗いすぎ
毛穴改善で一番大切なことは、やはり洗顔です。間違った方法での洗顔は肌に大きなダメージを与え、潤いやハリをなくし、たるみやシワ、そして目立つ毛穴につながります。
多くの人がやってしまっていることですが、時間をかけてじっくり洗うのは、肌に大きな負担をかけてしまいます。しっかりと汚れを落とすためにゴシゴシこするのも危険です。正しい方法は先ほど解説しましたが、「優しく」そして「素早く」洗うのを心がけておきましょう。
オイルやクリームの塗りすぎに注意
いくら乾燥が肌に悪いと言っても、クリームなどの塗りすぎもまたお肌に良くありません。化粧水であれば、適量を守ればある程度多すぎても問題はありません。
しかし美容液や乳液、美容クリーム、ボディオイルなどをお肌につけすぎてしまうと、皮脂の分泌が阻害されてしまう可能性があります。皮脂の分泌量が減ると、乾燥肌が進行し、毛穴が開いてしまうこともあります。
さらにクリームなどをつけすぎていると、汚れやホコリなどが肌につきやすくなります。汚れやホコリは皮脂とまざって毛穴につまり、毛穴の開きが悪化してしまう可能性があるのです。
クリームやオイルなどでスキンケアをすることは大切なことですが、くれぐれも用法・用量を守ってお使いください。(化粧水はある程度多めにつけても大丈夫です)
マッサージのしすぎは肌トラブルの元
お肌をキレイにしようと、頻繁にマッサージをすることは、肌トラブルの元にもなりかねません。たしかにお肌のマッサージは血行促進や老廃物の排出につながりますが、刺激の強いマッサージをしてしまうと、角質や、真皮層にある繊維が傷ついてしまう可能性があります。
注意点としては、お肌のマッサージは多くても週に1回程度にとどめておくこと。マッサージをするときは、マッサージオイルやクリームをつけて刺激を緩和させること。そして、1回につき5~10分程度にとどめておくのが無難です。
化粧水などのパッティング
パッティングとは、化粧水などを肌にしみ込ませるために、手やコットンで肌をパチパチ叩くことを言います。パッティングをすることでたしかに肌への浸透率は上がり、美容成分なども真皮層にまで浸透しやすいと言われています。
しかしパッティングをしすぎることで、肌へのダメージとなっていることも否めません。特に表皮は約0.2mmと薄く、少しの刺激でも細胞が傷ついてしまいます。「痛くないから大丈夫」と思っていても、思わぬところで肌を傷つけてしまっていることがあるので注意をしておきましょう。
注意すべき日常生活は?
肌トラブルの原因はさまざまですが、その多くが日常生活に潜んでいます。お肌のためにも、常日頃から自分の生活を振り返り、間違った行動をしないように注意をしておきましょう。
睡眠不足は肌トラブルの元
日常生活の中でもっとも気をつけたいのが、やはり睡眠です。睡眠が不足すると、お肌のターンオーバーが乱れます。それがお肌の乾燥、たるみ、シミ、シワ、毛穴の開きなどの原因となってしまうのです。
お肌は時間とともにダメージが蓄積し、衰えていきます。重要なのは、そこからどうやって維持・回復させるかということです。そういう意味でも睡眠はとても大切な役割を担っており、多くの肌トラブルを解消できる力があると言えるでしょう。
飲酒、喫煙はお肌の敵
お酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎは、肌トラブルを招いてしまいます。特にタバコは、体内で毒素となる「活性酸素」を大量に発生させてしまいます。活性酸素が増えると肌細胞が攻撃され、乾燥やたるみの原因となり、毛穴の開きにもつながります。
タバコを吸う人は、すぐにやめるのは難しいかもしれません。しかしお肌のことを想うなら、少しずつ本数を少なくするなどの対策をとってみてはいかがでしょうか。
紫外線対策は美容の基本
お肌の一番外側の部分は「表皮」と呼ばれ、水分を逃がさないための機能として「皮脂膜」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」があります。表皮の下には「真皮層」があり、「コラーゲン繊維」「エラスチン繊維」「ヒアルロン酸」などの組織があります。
紫外線は、この真皮層にまで届くとされており、コラーゲンなどの組織を生み出す「線維芽細胞」がダメージを受けてしまいます。そうなると健康的な細胞が生み出されず、肌トラブルの原因となってしまうのです。
紫外線は、雨の日や曇りの日でも観測されています。日焼け止めクリームやUVカットのファンデーションなど、晴れの日以外でもしっかりと対策をするように心がけておきましょう。
軽い運動習慣
お肌の健康には、軽い運動も大切です。運動をする習慣があれば、代謝が上がり、ターンオーバーも活性化されます。定期的に汗を流すことで老廃物が排出され、毛穴のつまりも解消されることでしょう。
皮脂の分泌量も適切に調整され、皮脂の過剰分泌による毛穴のつまりや、皮脂の不足による乾燥を防ぐ働きもあります。
運動は激しい運動よりも、ゆっくり時間をかけて行う有酸素運動がおすすめです。誰でも簡単に取り組めるもので言えば、ランニングや水泳、縄跳びなどです。ジムなどのトレーニングルームに出向くことができるのであれば、ランニングマシンやエアロバイクなども有効です。
さいごに
毛穴が目立つのは、何かしらの肌トラブルを抱えていることが原因です。お肌の乾燥、たるみ、シワ、ターンオーバーの乱れなどの肌トラブルがあり、それによって引き起こされる二次的なトラブルが「毛穴の開き」です。
人によっても原因はさまざまで、対処法も異なります。対策を立てても、すぐに改善できるとは限りません。しかし対策をしなければどんどん悪化し、いずれは改善できない状態になってしまうこともあります。
そうなる前に、生活習慣の改善やスキンケアの見直しなど、できることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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