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カサカサ肌を何とかしたい!カサカサ肌を治して潤い肌になる方法

お肌の美しさは、潤いで決まります。お肌が潤っていると、ツヤとハリが生まれ、キメがこまかくなってとても美しく見えます。

逆に乾燥がひどくカサカサ肌の場合、ツヤとハリは失われてしまいます。

ではどうすればカサカサ肌を解消し、潤い肌にすることができるのでしょうか。

まずは乾燥肌になる原因、そしてその対処法を見ていきましょう。潤いのある美しい肌にするためにはどうすればいいのか、詳しく解説していきます。

 

 カサカサ肌、乾燥肌とは?

「肌がカサカサで乾燥しているから乾燥肌」と簡単にとらえがちですが、少し注意しないといけないこともあるので、改めて確認しておきます。

乾燥肌とは、お肌の保水能力が低く、肌細胞の水分量が少ないことを指します。簡単に言えば、潤いのないお肌のことを言います。では、乾燥肌の反対はどんなお肌でしょう?

よく間違えられるのですが、乾燥肌の反対は脂性肌ではなく、潤い肌です。

脂性肌とは、皮脂の分泌量が多いお肌のことを指します。これは乾燥しているかどうかに関わらず、皮脂の分泌量が多い場合は脂性肌と診断します。

では脂性肌の反対は何か。これも、乾燥肌が答えではありません。明確な言葉はありませんが、脂性肌の反対は「脂性じゃない肌」となります。

何が言いたいかというと「乾燥肌=皮脂の分泌量が少ない」ではないということ。つまり「乾燥肌で、なおかつ脂性肌である」ということが起こり得るのです。これは肌の水分量は少なく、皮脂の分泌量が多い状態です。

もちろん、皮脂は肌の潤いを保つ働きをしますので、皮脂の分泌が少ないと乾燥肌になりやすいのは間違いありません。どうしてこういうことが起こるのか、次の章で解説する3つの要因が重要なポイントです。

 

カサカサ肌になる3つの要因

乾燥肌

お肌の潤いを維持する機能は 「皮脂」 「天然保湿因子」 「角質細胞間脂質」 が役割を担っています。この3つの物質にトラブルがあると、お肌が乾燥してしまいます。乾燥肌になる原因を知るためには、まずはこの3つの物質が持つ機能を確認しておきましょう。

皮脂

皮脂は体内から分泌される油状の物質です。肌の外側に膜(皮脂膜)となって張り付き、肌のバリア機能を果たしています。皮脂はなくてはならない物質ですが、多すぎても問題が発生します。皮脂の分泌量が多すぎると、毛穴の詰まりやニキビの原因となります。

皮脂膜は肌のバリア機能の他に、肌から蒸発する水分を抑えるという働きもあります。皮脂量が少ないと水分が蒸発しやすく、乾燥肌になってしまうのです。

天然保湿因子

天然保湿因子とは、NMF(ナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター)と呼ばれる物質で、水分を保持する機能を持っています。皮膚の表面にある角質に存在し、お肌を乾燥から守る大切な物質です。

天然保湿因子は主にアミノ酸で構成されています。加齢やターンオーバーの乱れによって天然保湿因子が減少すると、カサカサ肌の原因となってしまいます。

角質細胞間脂質

角質細胞間脂質は、角質の隙間を埋めるように存在する物質です。こちらも保水能力に優れ、乾燥から守る働きをします。角質細胞間脂質は主に「セラミド」で構成されており、ラメラ構造と呼ばれる層になって水分を保持しています。

紫外線などの外部刺激により角層が乱れると、角質細胞間脂質が崩れてしまいます。そうなると保水能力も衰えてしまい、カサカサ肌になってしまうでしょう。

 

カサカサになりやすい場所は?

カサカサ肌になる3つの要因を確認したところで、実際に自分の肌にあてはめて考えてみましょう。そもそも体の中でも、カサカサになりやすい場所、なりにくい場所があります。

まずカサカサになりにくい場所は、顔のTゾーンである「おでこ」 「眉間」 「鼻」と、体の正中線にあたる「胸」 「お腹」です。この部分は皮脂の分泌量が多く、ニキビになりやすい場所でもあります。

反対に、顔のTゾーン以外の 「頬」 「フェイスライン」 「目のまわり」 「唇」 「口のまわり」 と、正中線からはずれた 「四肢」 「体の側面」 などは乾燥しやすい場所となります。

顔で言えば、頬や目のまわりは特に皮膚が薄いため乾燥しやすい場所となります。基本的に皮膚は2mmほどの厚さがありますが、頬や目のまわりはその1/3ほどしかありません。カサカサ肌対策をするなら、この部分は重点的に保湿を行いましょう。

 

肌がカサカサになる6つの原因

肌の潤いを維持している3つの要素をご紹介しましたが、一体どのような原因で肌が乾燥してしまうのでしょうか。「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」、これらの働きが失われる原因を詳しく見ていきましょう。

紫外線

太陽から降り注ぐ光の中には、人体に有害な紫外線が多く含まれています。紫外線が私たちの肌にあたると、ごくわずかなダメージとして蓄積されていきます。少しなら大丈夫ですが、長時間または繰り返し紫外線を浴びることで、お肌に大きな負担となってしまうのです。

するとお肌のターンオーバーが乱れ、天然保湿因子や角質細胞間脂質の減少につながります。目には見えない紫外線ですが、しっかりと対策をしておきましょう。

 参考記事  ターンオーバーを理解してお肌を生まれ変わらせる方法

 

間違ったスキンケア

肌の潤いを保つためには、正しいスキンケアが必要です。加齢や乱れた生活習慣によって失われる肌の保水力は、簡単には元には戻りません。それでもしっかりと保湿ケアをしていれば、年齢に負けないぐらいの保水力を得ることはできます。

間違ったスキンケアの例として、洗顔やメーク落としが挙げられます。洗顔のしすぎ、こすりすぎ、クレンジングの回数が多すぎ、刺激の強い洗顔を使っているなど、これらはすべてお肌の保水力を失わせる行為となります。

はじめにも言いましたが、乾燥肌の反対は脂性肌ではありません。皮脂の分泌が多いからと言って、それを頑張って取り除こうとしてはいけません。皮脂の分泌は体内で起こることなので、生活習慣の改善や食生活の見直しで改善を図るようにしましょう。

食生活の乱れ

私たちの体は、食事から得られる栄養でできています。栄養が偏ったり不足すると、体のいろんなところで不調をきたしてしまいます。

肌ケアで特に重要な栄養素は、タンパク質です。タンパク質が不足すると、お肌のターンオーバーが乱れてしまいます。ターンオーバーが乱れると、天然保湿因子や角質細胞間脂質の減少が起こり、乾燥肌になってしまうのです。無理なダイエットや偏食はなるべく避け、健康的な食生活を心がけましょう。

睡眠不足

睡眠は健康や美容に大きな影響を及ぼします。睡眠をとることで得られる一番大きなメリットは、成長ホルモンの分泌です。近年の研究では、成長ホルモンの分泌は睡眠中に最大になるという結果が出ています。つまり、睡眠が不足していたり、質の高い睡眠ができていないと、成長ホルモンの分泌が少なくなってしまいます。

お肌の潤いを保つには、規則正しいターンオーバー(新陳代謝)が欠かせません。そしてこのターンオーバーを促しているのが、成長ホルモンなのです。睡眠不足などによって成長ホルモンの分泌が減少すると、ターンオーバーが崩れ、乾燥肌の原因となってしまうのです。

ストレス

ストレスもまた、カサカサ肌になるひとつの原因です。人は強い精神的なストレスを受けると、脳にダメージを受けてしまいます。特に、自律神経をコントロールしている脳の視床下部は、ストレスにより大きな負荷がかかります。

脳の視床下部という場所は、自律神経をコントロールするだけではありません。ホルモン分泌の指令を出しているのも、実はこの視床下部の働きなのです。皮脂の分泌や、お肌のターンオーバーはすべてホルモンが関係しています。ストレスによりホルモンのバランスが崩れると、ニキビになりやすい肌になったり、また乾燥しやすい肌になったりするのです。

加齢

歳をとると、自然と体は老いていきます。いつまでも元気でいたい気持ちとは裏腹に、体の衰えは着実に進行しています。若いころは水分を含んだハリのある肌だったのが、歳をとると肌の保水力がなくなり、乾燥しやすくなるのです。

ただ、年齢を戻すことはできませんが、肌の老いを遅くすることはできます。次の章で詳しく解説しますが、正しいスキンケアと、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

 

カサカサ肌の解消方法

乾燥予防

お肌のケアや生活習慣に気を付けていても、カサカサ肌になってしまうことはあります。カサカサ肌になってしまったときのケアの仕方、解消するための方法をご紹介します。

・洗顔の見直し

間違った洗顔はカサカサお肌の元凶です。どんなにケアしても洗顔のせいで乾燥肌になってしまうことがあるので、まずは洗顔の見直しをしてみましょう。

基本的には、朝はゆるま湯だけの洗顔、夜は洗顔料を使って洗いましょう。朝も夜も洗顔料を使うと、肌の保護膜になっている皮脂が落ちすぎてしまいます。「朝起きたとき顔がベタつく」「常に油分でテカっている」という脂性肌の人だけ、朝と夜2回洗顔料で洗うようにしましょう。

・洗顔の長さ

洗顔にかける時間もポイントです。時間をかけて念入りに洗ってしまう人が多いのですが、実際は30秒~1分程度で十分。特にクレンジングは肌への強い刺激になりますから、なるべく優しく、時間をかけずに素早く行いましょう。

・タオルも優しく

洗顔後のタオルドライで、肌を傷つけていませんか?できるだけ柔らかいタオルを使い、肌にポンポンとあてるだけで十分です。ゴシゴシこすってしまうと、角層のトラブルを招くので気を付けましょう。

・化粧水を欠かさない

お肌の保湿ケアの基本となるのが、化粧水です。今ではいろんなタイプの化粧水が販売されています。さらには保湿クリームや乳液などたくさん種類があり、どうすればいいのかわからなくなっていませんか?

いろんなタイプがありますが、まずは化粧水でしっかり潤いを補充することが大切です。他の乳液やクリームは水分を逃がさないためのコーティングであることが多く、肌を潤すには化粧水が一番です。

化粧水は目的の成分が入っているかどうかで選びましょう。ターンオーバーを正常に機能させる「ビタミンC誘導体」、角質細胞間脂質である「セラミド」、そして真皮層の潤いに欠かせない「ヒアルロン酸」などが重要な成分となります。

・紫外線対策も忘れない

意外と忘れがちな紫外線対策。目には見えませんが、肌へのダメージはとても大きいものです。カサカサ肌の原因はお肌の角層異常であることが多く、紫外線の影響も少ないとは言えません。

外出するときはUVカットの日焼け止めやファンデーションを塗り、帽子や日傘で顔を守りましょう。何度も塗りなおすのが面倒な人には飲む日焼け止めも有効です。

雨や曇りでも紫外線は差し込んでくるので、季節に関係なく紫外対策は忘れないようにしましょう。

 

注意するべき日常生活

カサカサ肌の原因は、日常生活にひそんでいることが大半です。自分の生活をしっかり見直し、改善していくことで、カサカサ肌の予防や改善を目指すことができます。

睡眠不足に注意

潤いのあるキレイなお肌を維持するために、まずは質の高い睡眠をとることが最優先です。しっかり寝ると成長ホルモンがたくさん分泌され、お肌の細胞が元気になります。代謝も活発になるので、シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルが起こりにくくなります

質の高い睡眠をとるには、寝る前の準備が大切です。睡眠の1時間ほど前から部屋を少しだけ暗くしておき、体を温めて心を落ち着かせておきましょう。コーヒーや紅茶、緑茶などはカフェインが含まれているので寝る前はNG。布団に入ってからは、スマホやPCの画面はなるべく見ないほうがいいでしょう。

質の高い睡眠がとれていると、睡眠2~3時間後に成長ホルモンがたくさん分泌され、お肌の修復や代謝に働きかけてくれるのです。

食事内容に注意

食べ過ぎや飲み過ぎ、栄養の偏った食生活を続けていると、すぐにお肌に出てしまいます。特にタンパク質やビタミンはお肌の健康には欠かせない栄養素なので、十分に摂る必要があるでしょう。

無理なダイエットは肌トラブルだけでなく、他の健康被害も招いてしまいます。お肌の健康は体の健康と同じです。健康的な食生活を心がけていると、自然とお肌も元気になるでしょう。

お酒の飲み過ぎに注意

普段からお酒をたくさん飲む人は、注意したほうがよいかもしれません。アルコールを飲み過ぎると肝臓や腸に負担をかけてしまいます。すると代謝が悪くなり、お肌にも影響が出てしまいます。

特に腸内環境が悪化すると代謝が落ち、吸収が阻害されて便が溜まりやすくなり、太りやすくなってしまいます。お酒を飲んだ次の日にカサカサ肌になっていたら、「飲み過ぎ」を疑ってみましょう。(お酒がダメというわけではありません。)

運動不足に注意

日々の生活に、軽い運動を取り入れてみましょう。運動習慣はストレス発散効果があったり、代謝アップや血行促進、体内にある不純物のデトックス効果などが期待できます。

毎日キッチリやる必要はありません。週に3~4日程度、1回につき30~60分ぐらいで十分です。運動は継続することが大切なので、美しいお肌のためにも、是非取り入れてみましょう。

毎日の肌ケアに注意

カサカサ肌を予防したいのであれば、毎日の肌ケアをしっかりと行うことが大切です。「今日は疲れたから」「めんどうだから」という理由でサボってはいけません。1日でもあいてしまうと、肌トラブルを招く原因となってしまいます。

さらに毎日行うことで、自分の肌の調子を知ることができます。Tゾーンに皮脂が多い、乾燥している、ニキビができている、口元がひび割れしているなど、調子が良い日、悪い日があるはずです。それを知ることは、正しい肌ケアにつながります。原因を知り、症状を自覚し、対策をとることが大切です。

 

まとめ

カサカサ肌の原因はたくさんあります。自分ではなかなか気付けないこともあり、原因を知るのは容易ではありません。

それでも毎日しっかりと自分の体やお肌と向き合っていると、自然と原因が見えてくることもあるでしょう。体質だから仕方がない、などとあきらめず、きれいな潤い肌を目指しましょう!

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