太ももにセルライトができる原因と除去する方法
太ももやお尻にできた肌の凸凹が悩み、そういう女性は多いと思います。この凸凹がセルライトです。
なんとか自宅でセルライトをなくしたい!
手間と時間はかかりますが、セルライトは自宅でなくすことができますよ。
必要なのは食習慣の見直しと代謝をよくすること、そしてマッサージ。そして、マッサージにもコツが必要です。
セルライトを自宅でなくすために、セルライトができる原因と除去する方法について解説します。
セルライトのない、なめらかな太ももにするエルフケアの参考にしてください。
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セルライトとは?
多くの女性を悩ませるセルライトの正体は、ぜい肉のつきやすい箇所に老廃物などがたまって、肌表面に凸凹ができたものです。
オレンジの皮の表面に似ていることから、「オレンジピールスキン」と呼ばれることもあります。そんなセルライトに悩む人のほとんどは、女性です。
女性の体は、妊娠・出産に臨むため脂肪をためやすくできています。脂肪は冷えの原因になり、血行不良や代謝が悪くなることにつながります。そして代謝が悪くなると老廃物が滞り、皮下脂肪にとりこまれてセルライトになるのです。
セルライトに悩む人は高カロリーな揚げ物や、スナック菓子など脂質・糖質の多い食べものを好む人や、日ごろからあまり運動せず筋肉が少ない人は要注意!
太った人の悩みと思われがちなセルライトですが、決して太っている人だけの悩みではありません。筋肉が少なく代謝が悪い人なら、誰でもセルライトができるリスクを持っているのです。
一度つくと、皮下脂肪を落とすより難しいといわれるセルライト。自宅で、自分の力だけでセルライトを消すには、かなりの手間と時間がかかります。
セルライトを解消して美しい体を作るために、まずはセルライトのできる原因を勉強しましょう。
セルライトができる原因
セルライトは、油の多い食生活や運動不足、ホルモンバランスの乱れが血行不良を引き起こし、そこに水分や老廃物がたまることで肌に凸凹となって現れます。
脂肪のかたまりである脂肪細胞は、体に入った脂質のうち、エネルギーとして消費した余りのものを中性脂肪に変換してため込みます。こうして中性脂肪は、内臓脂肪や皮下脂肪になっていきます。
セルライトというのは皮下脂肪にたまった脂肪細胞が、老廃物や余分な水分をとりこんで大きくなったものをいいます。
セルライトができる原因は具体的に、次のようなものが挙げられます。
フライや唐揚げ、ドーナツ、生クリームたっぷりのショートケーキ…油のコクが口当たり良く、つい食べたくなりますよね。
しかし先ほど解説したように、セルライトは脂肪に老廃物や余分な水分がとりこまれた状態です。老廃物や水分をとりこむ脂肪を増やさないのはとても重要です。
代謝が悪いことで水分が体の外に出せないとむくみが起こります。むくみはセルライトを作る元になる要素です。むくみを起さないようにするのもセルライトを作らせないポイントになります。
セルライトと直接関係ないように思える「睡眠不足」や「ストレス」。しかし睡眠不足やストレスによって自律神経が乱れると、その結果、代謝不良が起こります。
代謝不良がリンパの流れを悪くし、そうして老廃物をうまく体の外に出せなくなって老廃物がたまるとセルライトになっていきます。睡眠不足とストレスも、セルライトを作る原因になるのです。
セルライトを自宅で除去する効果的な方法
セルライトを除去するには、セルライトの凸凹にたまった老廃物などを、リンパの流れにのせて押し流すのが基本です。
皮下脂肪に老廃物がとりこまれ、固まって凸凹になったセルライトは、マッサージでバラバラにしなければいけません。マッサージするとき、力の入れすぎには注意してください。
必要以上に力強くもみほぐすと、セルライト周辺の細胞も傷つけてしまい、セルライトを除去するどころか悪化させてしまいます。対策としては、マッサージの前に体を温めることから始めるのがいいでしょう。
体を温めて血行促進し、代謝がよくなったところでマッサージをすれば、脂肪が柔らかくなって老廃物も流しやすくなります。
また、足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」のツボ押しも効果があります。婦人科系の病気に効くとされ、冷えやむくみの改善にも効果があるので、セルライトを除去するために試してみる価値ありです。
太ももはセルライトがたまりやすい部分なので、丁寧にマッサージしましょう。ふくらはぎから段々上へマッサージしていくとより効果的です。
セルライトが気になる部分を中心に、太ももの前・内側・後ろというようにパーツに分けて下から上に向かってもみ上げます。
太もものマッサージは力がいるので、手が疲れるという人はローラーなどを使うのもいいでしょう。
気を付けるべき食生活は?
セルライトをなくしたい人は、これまでの食事習慣を改善することが必要です。
脂肪を増やさないよう、今ある脂肪を温めてなくすよう、食材に工夫してセルライト対策をしましょう。
すぐに試せるポイントをピックアップしました。
脂質、糖質の多いものを避ける
セルライトは脂肪のかたまりです。
ですから、脂肪をこれ以上増やさないようにするのが、セルライト除去につながります。
油ものが好んで食べる人は、まず揚げ物などの高カロリーなメニューを控えましょう。
また、糖質を制限すると中性脂肪を減らすことができます。
ご飯やパンは体に入るとブドウ糖にされ、余った分が中性脂肪になるので、たくさん食べてしまう人は量を減らすように気を付けてください。
血液の流れがよくなる食べ物を選ぶ
「血液の流れがよくなる=血行がよくなる」ということです。
血行がよくなると代謝がよくなるため、老廃物を体の外に出しやすくなります。
「ショウガ」や「玉ネギ」は、血液をサラサラにしてくれる食材として有名ですね。
どうしても麺類が食べたいときは、「そば」がオススメです。
そばに含まれるルチンが、血液を流れやすくしてくれますよ。
他にも「青魚」や「海藻」なども血液の流れをよくしてくれるので、積極的に食べるようにしましょう。
体を温めるものをとる
体を温めるとセルライトの脂肪を柔らかくなり、老廃物を流しやすくなります。
体を温める食べ物で代表的なのは、「唐辛子」や「ショウガ」でしょう。
これらは調味料なので、味付けのときに適量使うと体を温めてくれます。
野菜では「ニンジン」「ごぼう」「かぼちゃ」などを選ぶのがポイント。
夏野菜は体を冷やすものが多いので、先に紹介した唐辛子やショウガをプラスすると体を温める食べ物にすることができますよ。
血液の流れをよくする食べ物と共通になりますが、「青魚」も体を温めてくれます。
塩分を控えた味つけ
塩分たっぷりの食事はむくみの原因になるので、控えるようにしましょう。
体の下の方にあり、むくみやすい脚は、老廃物や水分がたまりやすいのです。
そのためむくみを引き起こす塩分の多い食べ物は、セルライトを除去したい人は控えるようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
セルライトを作る原因は、普段の何気ない生活のなかにあります。
凸凹したセルライトを自宅で除去したい、そういう人は、まず食事を見直すことから始めてみてください。
体を温める食べ物、血液の流れをよくする食べ物にすることで代謝がよくなり、血行不良を改善できます。
そして老廃物などが流れやすくなったら、リンパマッサージで体に必要ないものを流してしまいましょう。
手間と時間はかかりますが、代謝をよくして自宅で太もものセルライトをなくしましょう!